Amazonが高画質な写真・スペック・オーナーの意見などあらゆる自動車情報を盛り込んだ自動車検索サービス「Amazon Vehicles」をリリース
ショッピングサイトのAmazon.comが、自動車の情報を網羅した「Amazon Vehicles」をリリースしました。Amazon自体は自動車を直接販売することはありませんが、スペック情報やオーナーのコメントなど多彩な情報が満載で、自動車購入を検討する人にとってはお役立ちなサービスとなっています。
Amazon Vehicles
http://www.amazon.com/vehicles
これが「Amazon Vehicles」のトップページ。ショッピングサイトとしておなじみのAmazonのレイアウトがそのままに、自動車情報を提供するページになっています。
画面の左で、ボディ形状やメーカー、年式、価格帯などを指定して、好みの車種を検索できるようになっています。
ボディ形状から選んだり……
ブランドから選んだりすることも可能。目当ての車種が決まっている場合には、直接その車種のページを探すこともできます。
画面の下には具体的な車種がずらりと表示されています。ためしに「2016 Toyota Tacoma」をクリックすると……
まるでAmazonで購入可能な商品かのような個別ページが表示されました。
画面の右にはメーカー希望小売価格や選択できる色などが表示されています。また、Amazonアカウントにログインすれば、欲しいものリストに追加したり、Amazon Vehicles専用の「Garage」に車種を保存することも可能です。
「Style」のプルダウンメニューをクリックして、グレードを変更することもできます。
車種の写真は大量に用意されています。いずれも高解像度の写真なので、その自動車の写真をチェックするためだけでも重宝しそうなほど。
スペックシートも表でまとめられており……
その車種の概要についてもまとめられています。
また、Amazonで販売している商品と同様に、Q&Aのコーナーや……
評価・レビューのコーナーもあり。その車種を所有するオーナーなどの評価や意見を確認することができます。
なお、選べる車種は現行モデルだけではなく、古いモデルもOK。ほとんど情報がないページもありますが、今後、情報が追加されていくと考えられます。
日本の自動車情報サイトでいえばみんカラや価格.com(自動車・バイク)のような位置付けのAmazon Vehiclesですが、記事作成時点ではあくまで車種の情報を提供するだけでAmazonで自動車を販売するものではありません。しかし、Amazonが自動車購入を検討している人に車種の情報を収集してもらう目的でAmazon Vehiclesをリリースした背景には、購買行動に先立つ情報収集をGoogle検索ではなくAmazonサイト内で行わせたいAmazonの野望が見え隠れします。
記事作成時点で日本のAmazon.co.jpではAmazon Vehiclesはオープンしていませんが、今後、日本版も公開されるのか注目に値しそうです。
・関連記事
Amazonはゆっくりと静かに希望小売価格の情報を消している - GIGAZINE
AmazonのKindle書籍の無料&安売りセール情報&セール前の情報が1時間ごとにわかる「キンセリ(Kindleセールのリスト)」 - GIGAZINE
ドローン便の実用化に燃えるAmazonがドローンを「街灯」に不時着させるシステムの特許を取得 - GIGAZINE
Amazonがついに自社専用の貨物機を導入して運用を開始 - GIGAZINE
Amazonはどのようにして倉庫ロボットの火付け役になったのか - GIGAZINE
Amazonでポチった商品が1時間で届くPrime Nowは「地元経済を混乱させる」と市長がサービス反対を表明 - GIGAZINE
自動化されていくAmazonの中で今もアナログを貫く「書籍エディターチーム」とは? - GIGAZINE
AmazonプライムビデオがAndroid端末のSDカードへ直接ダウンロード可能に - GIGAZINE
・関連コンテンツ