「クミン不使用」「サブジ風」など個性的な品が揃ったロイヤルホスト34年目のカレーフェアのカレーを食べてきた
ロイヤルホストでは1983年以来、夏になるとカレーフェアを開催しています。2016年は「34年目のカレーフェア」として、定番の「カシミールビーフカレー」、復活した「ロイヤルターリ」、そして新たに「“日本の野菜”を美味しく食べるカレー」「チキンカリー“グランデ”」「南国シュリンプカレー」の合計5種類が提供されます。フェアが全店舗で始まるのは6月21日(火)からですが、これに先駆けて試食会が開催されたので、新作カレーを堪能しに行ってきました。
ロイヤルホスト 「34年目のカレーフェア」開催
(PDFファイル)http://www.royalhost.jp/information/pdf/info_160608.pdf
ロイヤルホストに到着。パネルにある通り、カレーフェアは今年で34年目です。
まずは「夏の前菜セット」、コールスローと“夕暮れビシソワーズ”のセットです。カレーにプラス421円(税込)で注文できます。ドリンク付きの前菜セットだとプラス626円(税込)。
コールスローはカット野菜を使うお店もありますが、ロイヤルホストでは店舗調理のため、シャキシャキとした食感が強く残っています。
ビシソワーズはコンソメゼリー入り。
底からしっかりかき混ぜます。ドロッとしているように見えますが、粒状感は少なめで、さらっと喉を通ります。味は通常のものよりちょっと軽めにしてあるとのことで、素材の味が生きています。
ここからはメインのカレーです。まずは「“日本の野菜”を美味しく食べるカレー」(税込1544円)。
カレーには10種類の野菜を使用、そしてライスの上に2種類のキノコが載っています。
インド料理の「サブジ」風で、白みそ・ごまペースト・豆乳が使われているとのこと。それもあってか、かなりドロドロとしています。辛さは、今回出てきたカレーの中ではもっとも辛くありません。
野菜は大きくカットされ、食べ応え十分。ライスは十八穀米と白米を選べます。ちなみに、今回は連続でカレーを食べることになったため試食用のライスは少なめに盛られていますが、店舗で出されるライスは十八穀米が240g、白米が250g。
続いては「チキンカリー“グランデ”」(税込1490円)。半分にカットされたゆで卵が目を引きます。
このカレーの特徴はシナモン、クローブ、フェネグリークといったスパイスを使いつつ、一方でカレーといえばほぼ必ず使われるクミンを使っていない点。チキンカレーでありながら、よく口にするチキンカレーとの違いは、このクミンの有無なのかもしれません。
鶏肉はむね肉・もも肉の両方を使用。カレーというとズッシリと重さを感じるメニューですが、スパイスのおかげか、さわやかさのあるさっぱりとしたカレーです。
「南国シュリンプカレー」(税込1652円)は「目を閉じると南の島の高級リゾートが浮かぶような」というイメージのカレー。
輸入品よりもさわやかな風味の千葉産パクチー、しっかりとソテーしたタマネギ、ココナッツミルクなどを使っていて、欧風カレーやインドカレーとは違う、酸味などがあるようにも感じるアジアンテイストの味わい。
殻付きのエビを使っているので食べるときにそのまま噛み砕くなり外すなりの必要があるのはちょっと面倒なのですが、それゆえにコクのある味わいになっています。単なるシーフードカレーではないので、ぜひカレー好きの人に一度注文してみて欲しい品です。
「ロイヤル プレミアムターリ」(税込1998円)は4年ぶりに復活。3種類のカレーを大きなナンを使って食べるメニュー。このうち野菜カレーは「“日本の野菜”を美味しく食べるカレー」のハーフサイズなのですが、ビーフカレーとチキンバターカレーはこのメニュー用に開発されたものを使用。ナンのサイズが以前の1.5倍になり、食べ応え十分。今回はカレーを大量に食べる試食会だったので撮影のみだったのですが、食べていたらおなかが破裂していたのではないかというボリューム。
最後は定番の「国産野菜のカシミールビーフカレー」(税込1274円)。フェア1年目から提供されている、18種類のスパイスを使ったカレーです。
真っ黒な見た目を裏切らない、メニュー内で最も辛いカレー。といっても口に入れた瞬間に「ヒー!」という辛さではなく、食べ進めていると襟足や額から汗が出てきて、食べ終わるころには頭皮全体から汗をかくような辛さです。レシピは細かく変わっていて、今年のものは野菜を揚げずに、食感を生かした形で仕上げています。
お肉は3時間ほど煮込んでいるということで、崩れるほど柔らかくはないものの、硬くもないというバランス。ちなみに、カレーフェアにはいつもあるメニューのように見えて、実は何度かメニューから外れていたことがあって、そのときにはお客さんから「なぜカシミールカレーがないの?」と問い合わせがあるという人気メニュー。しかし、その気持ちも分かる、ちょっとやみつきになる味です。
今回のデザートは「氷のこぐま」(1つ税込410円)。白いものは練乳、茶色いものはミルクティで、鹿児島発祥の「白熊」をロイヤルホスト流にアレンジしたメニューです。カレーを食べると頭や体から熱気が噴き出すような状態になるので、一気に冷やされるのがとても心地よい一品。
かわいらしい見た目も特徴的。
ミルクティ味はシナモンやクローブといったスパイスも軽く効かせてあるので、練乳味とどちらを選ぶかはお好みでどうぞ。
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