「物理ページめくりボタン」が秀逸な歴代最小・最軽量・バッテリー内蔵カバー付きの「Kindle Oasis」を使ってみた


Kindle史上最小・最軽量の本体にバッテリー内蔵カバーを同梱した「Kindle Oasis」の販売がスタートしています。従来のモデルではバッテリー寿命が「数週間」だったところ、バッテリー内蔵カバーを併用することで「数カ月」も使い続けられるようになっています。「物理ページめくりボタン」や「上下反転機能」なども搭載されたKindle Oasisの使い心地はどうなのか?ということで、実際に持ち運んでどんな読書体験ができるのか確かめてみました。

Kindle Oasis - 最薄・最軽量。革新的なデザイン

Kindle Oasisは製品名の「Oasis」を意識した青いパッケージに入って到着。


側面にも製品名が入っています。


裏面には世界各地の言語で同梱品の内容が記載されています。日本語は右下に書いてあります。


さっそくパッケージを開けると、中には2つの箱が入っていました。


片方の箱のフタをカパっと開けるとKindle Oasisが登場。今回ゲットしたのはWi-Fiモデルです。


本体のほかにUSBケーブルと説明書が同梱されています。


本体を手に持ってみるとこんな感じ。手のひらより少し大きいくらいのサイズで、オモチャかと思うほどの軽さです。ページめくりボタンは片方に集められ、片手で操作できるデザインです。


横から見ると薄さはこんな感じで、ページめくりボタンがある部分が最も厚く、反対側になるにつれて薄くなる左右非対称な形状。


最も薄い側から見るとこんな感じ。


反対側から見ると厚みがありますが、これまでのKindleと同じくらいです。


同梱されているバッテリー内蔵カバーがコレ。カラーはウォルナット(スウェード)を選択しており、表面にAmazonのロゴが入っています。スウェード地で高級感があるデザインです。


開くと内側にもAmazonのロゴがあり、右側がバッテリー部分です。


バッテリー内蔵カバーの厚みは本体より薄く、装着すると左右非対称な本体の形状を補完するようになっています。


接続部は磁力で接続される仕組みで、本体とバッテリー内蔵カバーの接続部を軽く合わせるだけでパチっとくっつきます。割と強力で誤って外れることはなさそうです。バッテリー内蔵カバーを装着すると、本体のバッテリーが充電される仕組みなので、追加バッテリーというよりは「充電器カバー」のようなもの。


実際にバッテリー内蔵カバーを着脱したり、ゆさゆさ振っているところは以下のムービーから見ることができます。

「Kindle Oasis」のバッテリー内蔵カバーを着け外し - YouTube


◆実際に使ってみた
実際に通勤中の電車の中などでしばらく使ってみました。ディスプレイの表示は非常にきれいで、Amazonのうたい文句通り、まるで紙のように電子書籍が読めました。


バッテリー内蔵ケースを外した状態だと、左右非対称の分厚い部分がグリップ代わりになり、しっかりホールドできます。ずっと持っていても手が疲れることはないものの、軽すぎて電車の風圧で飛んでいきそうなほどなので要注意。本体のバッテリーは割とすぐになくなるので、バッテリー内蔵カバーは必ず持ち運ぶ必要があります。


バッテリー内蔵カバーを装着したまま読書をすると、しばらくするとじんわり重みを感じてきてしまいます。読書時は外しておき、持ち運ぶ時にバッテリー内蔵カバーを装着して充電するという使い方がオススメ。なお、カバーをパタっと閉めるだけで自動的にスリープ状態にすることもできるので、読み終わった時は紙の本と同じ感覚で読書を終えられるのはうれしいところ。


バッテリー残量はトップページから「設定」アイコンをタップすると……


左に本体のバッテリー残量、右にバッテリー内蔵カバーの残量が表示されます。


バッテリー内蔵カバー自体にUSBポートはなく、Kindle Oasisに装着した状態で充電することで、両方を一気に充電できるようになっています。


◆物理ボタンで搭載された「ページめくりボタン」と「上下反転機能」
Kindle Oasisの大きな特長の1つは、ページめくりボタンが物理ボタンになったところ。しっかりと押した感覚が得られて反応も良く、Kindle Voyageのソフトウェアキーのページめくりボタンよりも使い勝手は向上しています。


実際にKindle Oasisのページめくりボタンを使っている様子は以下のムービーから見ることができます。

「Kindle Oasis」のページめくりボタンはこんな感じ - YouTube


ページめくりボタンは初期設定だと上が「次ページに進む」、下が「前のページに戻る」になっていますが、割り当てを変更可能です。まずはトップページから設定アイコンをタップ。


「すべての設定」をタップ


「読書オプション」をタップ


「ページめくりボタン」をタップ


「デフォルト」か「反転」をタップして上下のボタンの割り当てを変更可能です。


なお、Kindle Voyageは両サイドのベゼルにページめくりボタンが付いていましたが、Kindle Oasisは片方に2つのボタンが設置されています。これだと左手持ちができないように見えますが……


上下をひっくり返すと画面の向きが自動的に切り替わり、左手持ちができるようになります。しばらく片手で持っていると手を変えたくなることがありますが、くるっと回転させて持ち変えるだけでOKなのは非常に便利でした。


以下のムービーを見ると、どんな風に上下反転機能を使うのかがわかります。

「Kindle Oasis」の上下を反転させて持ち手を変えられる便利機能 - YouTube


◆歴代Kindleシリーズと比較してみた
Kindle Oasisの販売ページでは、Kindle・Kindle Paperwhite・Kindle Voyageとの比較表が掲載されています。Kindle Oasisの解像度はKindle Paperwhite・Kindle Voyageと同じ300ppiで、内蔵ライトの数がKindle Voyageが6個なのに対して、Kindle Oasisは10個に増加しています。バッテリーの持ちは過去モデルだと全て「数週間」ですが、Kindle Oasisはバッテリー内蔵カバーを使うことで「数カ月」にまで拡張されています。


各種スペックは比較表から確認できるので、実際に各端末を用意していろいろ比較してみます。以下は左からKindle(2014年・第7世代)・Kindle Paperwhite(2013年・第2世代)・Kindle Voyage(2014年・第7世代)・Kindle Oasis(2016年・第8世代)です。Kindle Paperwhiteは2015年モデルの第3世代も販売されていますが、編集部にはなかったので1つ前のモデルを使用しています。ずらっと並べるだけでも、Kindle Oasisは小型化していることがわかります。


順番に重ねてみると、縦が143mmのKindle Oasisは飛び抜けてコンパクトなものの、横幅122mmは全モデル中最大なので、はみ出しています。


重ねて横から見るとKindle Oasisの最も薄い側は非常にコンパクト。Kindle Oasisの厚さはわずか3.4mmなので、厚さ7.6mmのKindle Voyageの半分以下を実現しています。


手前から見たところ。Kindle Oasis以外のモデルは全て手前側にUSBポートがありましたが、Kindle Oasisは反対側に移動されています。


Kindle Oasisの最もぶ厚い側から見るとこう。厚みは8.5mmなので、こっち側はKindle Voyageより分厚くなります。


Kindle Oasisの電源ボタンとUSBポートは、唯一奥側に設置されています。


以下はKindle Voyage(左)と、Kindle Oasis(右)にカバーを装着して畳んだ状態で並べたところ。カバーを装着するとKindle Voyageよりやや分厚くなります。


重量を比較すると、Kindleが205g。


Kindle Paperwhiteが189g


Kindle Voyageが176g


Kindle Oasisは本体のみで129g


カバー装着時だと234g。カバーがなければ全モデルの中で一番軽いのですが、カバーありだと全モデルの中で一番重くなります。


スクリーン・解像度ともに同スペックのKindle Voyageと、Kindle Oasisで同じ画面を表示したところ、特に違いはないように感じられました。ただしKindle Oasisは内蔵ライト数が多いので、暗い場所でより鮮明に読むことができます。


なお、Kindle VoyageとKindle Oasisはキーボード操作や、アイコンのタップなどがもっさりした動作で、反応しないこともしばしば。一方で、古いモデルのKindleやKindle Paperwhiteの動作はサクサクという状態であり、実際に「Kindle Oasis」と「Kindle」の操作感がどれくらい違うのかは、以下の比較ムービーを見るとよくわかります。

「Kindle Oasis」と「Kindle(2014年モデル)」のタッチ感度を比較するとKindle Oasisの惨敗 - YouTube


Kindle Oasisのページめくりは物理ボタンなのでストレスなく使用でき、本体も軽量かつ小型で持ち運びもしやすく、初めてのKindleとしてなら「アリ」だと感じました。ただしディスプレイの操作にストレスを感じることがあるので、今後のアップデートに期待したいところ。

Kindle Oasisの価格は、「Wi-Fi(キャンペーン情報つき)モデル」が3万5980円、「Wi-Fi(キャンペーン情報なし)モデル」が3万7980円。「Wi-Fi+無料3G(キャンペーン情報つき)モデル」は4万1190円、「Wi-Fi+無料3G(キャンペーン情報なし)モデル」は4万3190円となっています。バッテリー内蔵ケースのカラーは「ウォルナット」「ブラック」「メルロー」の3色から選択可能で、以下のページから購入可能です。

Kindle Oasis - 最薄・最軽量。革新的なデザイン

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