近所に迷惑なAirbnbのホストがいたら通報できる公式フォームの使い方
By Airbnb
世界最大の空き部屋シェアサイト「Airbnb」は、近所に騒音やゴミなどのトラブルを起こしている迷惑なホストがいる場合、Airbnbへ通報できる問い合わせフォームを設置しました。通報者の詳細は相手に伏せることが可能で、通報を受けたAirbnbはトラブル内容を調査した上で対処するとのことなので、実際にどのようなフォームになっているのか使ってみました。
Airbnbご近所様からのお問い合わせ
https://www.airbnb.jp/neighbors
新たに設置された「Airbnbご近所様からのお問い合わせ」のページはこんな感じ。
トラブルを送信すると、トラブル内容をAirbnbの担当者が確認し、掲載中物件であることが特定できると、近所からの苦情を伝えるとのこと。通報はリスティングのURL、または住所のみでも可能です。
というわけで、まずは「問題を選択」をクリックして「騒音・騒動・パーティー」「公共スペース(駐車場、ゴミ集積所など)」「近所のホスティング全般にまつまる懸念」「個人の安全または犯罪行為」から該当するトラブルを選択します。
トラブルを選択すると、氏名・メールアドレス・電話番号(任意)の入力欄が表示されるので、必要事項を入力し「次へ」をクリック。
入力したメールアドレスに以下のような確認メールが届きます。「Confirm email」をクリック。
問題のホストのリスティング(物件情報)がわかっている場合は、URLを入力します。「Airbnbのホストということは知っているけど、どのページかまでは知らない」という場合などは、住所を入力して通報することも可能。
スクロールして「トラブルの内容」とトラブルの発生日時を入力します。これは問題のホスト宛のメッセージで、入力内容がこのまま転送されるとのこと。
さらにスクロールすると、「Airbnbだけに伝えたいこと」の入力欄と、「連絡先情報を該当するホストに公開する」のチェックボックスがあります。チェックを外しておけば、自分の情報がホストに知られることはないとのこと。「直接言いたいけど、ホストが物件に常駐していない」などのケースではチェックを入れることも可能ですが、基本的に集合物件のトラブルは当人同士で行なわない方がベターです。「トラブル内容を送信」をクリックすると、Airbnbを通じてホストに苦情コメントを送れるようになります。
なお、この問い合わせフォームから通報を受けたホストは、ゲストに対してトラブルの内容を改善するよう対処する必要があります。それでも改善が見られない場合は、Airbnbアカウントの停止、またはアカウントの削除といった対応がとられるとのことです。
New Resource for Neighbors
http://blog.airbnb.com/new-resource-for-neighbors/
Airbnb Japanは2016年3月に「税の回収代行」「近隣住民の問い合わせ受付窓口の設置」「災害情報の提供」「警察との連携」を行なうことを明らかにしており、そのうちのひとつが実現したことになります。近隣住民の問い合わせフォームは全世界で開始されていますが、今後は日本の状況に合わせた上記のサービスも登場する予定です。
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