本当にドローンを飛ばしてスター・ウォーズの空中チェイスを再現するとこうなる

ジェダイと暗黒面の戦いやチャンバラのようなライトセーバーのバトルなど、映画「スター・ウォーズ」には一言で語れないほど魅力がたくさんありますが、同盟軍と帝国軍の宇宙船による空中バトルのシーンに釘付けになった人も多いはずです。そんな迫力満点のスター・ウォーズの空中チェイスを、何とドローンを使って再現したムービーが公開されており、一見の価値がある内容になっています。

Drone Star Wars - YouTube


TIEファイター・Xウィング・TIEアドバンスドの3機が並んでいます。

話しているストーム・トルーパーを尻目に、R2-D2がXウィングに乗り込んでいきました。

プロペラが回転してXウィングは浮かび上がり……

そのまま脱出！

帝国軍から逃げ出して大空を滑空するXウィング。

地面スレスレを飛んでいきます。

R2-D2もピポパポと脱出したことを喜んでいる様子です。

しかし、TIEインターセプターと2機のTIEファイターがXウィングを追いかけてきました。

Xウィングを視界に捉え……

ブラスターを発射！

追いかけられているXウィングは橋の下に逃げ込みます。

TIEファイターも橋の下に入り込んで逃げるXウィングを撃墜しようとしますが……

Xウィングの急旋回についていけず橋に激突。

そのまま森の中に落下しました。

何とか1機を倒したXウィングですが、後ろからはもう1機のTIEファイターが襲いかかってきます。

ブラスターを何とかよけるXウィング。

ブラスターが湖に着弾して水しぶきが舞い上がります。

上空に向かって上昇し……

そのままグルンと1回転。

TIEファイターと向かい合ったところで、ブラスターで撃墜。

残るはTIEインターセプターのみ。

Xウィングは木が生い茂る森の中へ逃げ込みます。

ものすごいスピードで木々の間を駆け抜けていくXウィング。このシーンはスター・ウォーズ エピソードIVで登場した森の惑星エンドアを思い出させます。

TIEインターセプターの後方につけたXウィングがブラスターを発射！

見事にTIEインターセプターにヒットし……

そのまま墜落。

暗黒面を思い出させる「インペリアル・マーチ」が流れ黒いフードをかぶった何者かがTIEインターセプターから出てきました。

フードをかぶったものの正体は真っ赤なR2-D2。ダークサイドに落ちてしまったような風貌のR2-D2は一点を見つめて微動だにしません。これは続編に期待がかかる展開です。

激しい空中チェイスが迫力満点のDrone Star Warsがどのように撮影されたのか、その詳細に迫ったメイキングムービーが公開されており、以下のムービーから確認可能です。

DRONE STAR WARS: The Complete Saga - YouTube


XウィングやTIEインターセプターの空中チェイスは、本物のドローンを使って撮影が行われました。

2人が操縦するドローンは恐ろしいほどのスピードで飛行。

急旋回や1回転など、複雑な動きは全てパイロットの操作によるものです。

実際に操縦しながら2機のドローンのチェイスシーンを撮影。

撮影された映像にコックピットを合わせると、画面右上のようになるというわけです。

コックピットはCGではなく、3Dプリンターを使って実際に作られています。

コックピットを板に固定して、中にGoProを入れて撮影。

上部に取り付けられたiPhoneでドローンで撮影された映像を確認しながら、コックピットを手で動かして撮影しています。

ドローンは外を飛行しているため、コックピットの撮影も外で行われました。コックピットや機体に当たる太陽の光を、ドローンに当たっている実際の太陽の光と合わせないと違和感が生じるので、体を傾けてさまざまなアングルで撮影。

すこし暗いシーンや……

太陽が光が機体に注ぐシーンという感じです。この撮影は画面に映り込むコックピットが大き過ぎるといった問題が起こり、かなり難航したとのこと。

たった1人でコックピットを持ちながら体をよじらせて撮影しているところはどこかシュール。

実際に作られたTIEファイターのモデル。

「R2-D2がXウィングに乗り込んで脱出するという」オープニングシーンのために、3機の宇宙船を作成して撮影しています。

最後はブラスターや爆発、飛行するXウィングやTIEファイターなどの特殊効果を付けて完成。

映像で見ると数分で終わりますが、実際はかなりの手間をかけて作られたことがよくわかります。