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劇場第2部「亜人-衝突-」に今からでも間に合う第1部おさらい&第2部情報


下校途中の高校3年生・永井圭は、交通事故に遭ったことから、決して死なない新種の人類・亜人であるということが判明してしまう。政府はもちろん、懸賞金目当ての人からも狙われるようになった圭は、否応なく争いの中に巻き込まれていく……というのが「亜人」序盤のあらすじです。

現在、3部作の劇場版アニメのうち、第2部「亜人-衝突-」が公開中。第1部は2015年11月に公開されましたが3週間限定公開だったため、今からでも追いつけるように情報をまとめてみました。なお、ストーリーを追いかける形なので、第2部についても多少のネタバレが含まれます。2016年1月から放送されたテレビアニメの後半のストーリーと重複する部分があるものの、気になる人は注意して下さい。

「亜人」公式サイト
http://www.ajin.net/

まずは劇場第1部「亜人-衝動-」、テレビアニメのストーリーでは第1話から第6話に相当する部分から。予告編はこんな感じです。

劇場版『亜人』本予告 - YouTube


17年前、アフリカで「神の兵」と呼ばれる不死身の兵士が見つかりました。これが「亜人」の存在が実証された瞬間です。


「亜人」の特徴は「死なない」ということ。たとえ腕がちぎれ、脚がもげ、内臓をえぐり出されたとしても、すべてが再生した状態で復活します。作品開始時点で、世界では46例、日本では2例が確認されていますが、この「死なない」という特徴からいろいろな利用価値があると考えられていて、ネット上には「亜人に対する人体実験」と称する真偽不明の映像も流れていました。

主人公の永井圭は、全国模試でいい成績を収めるレベルの優等生。


幼いころからの友達・海斗。しかし、あまりいい育ちではないことが圭の母親は気にくわないようで、圭は「海斗とは遊ぶな」と言われており、今は疎遠。


そんなある日、圭は下校途中に交通事故に遭遇します。トラックに轢かれ、誰が見ても助からないと思われた圭ですが、ボロボロの服装で立ち上がったことから、実は亜人であったということが発覚。その場を逃げ出した圭は、警察や「亜人管理委員会」に追われる立場に。


ニュースで「国内3例目の亜人を確認」と報道され、行き場を失っていく圭。


そんなときに圭の頼りになったのは、疎遠だった幼なじみの海斗でした。海斗は、圭が亜人であると知った上で、圭の助けを求める電話に応じます。


しかし、貴重な亜人である圭に対して「懸賞金がかけられた」という噂が広がり、懸賞金目当てのハンターに襲撃を受けることに……。


圭を追い詰めている存在の1人、戸崎。亜人を捕らえて研究対象としている「亜人管理委員会」の担当者です。


一方で、この報道を聞いて謎の男・佐藤も動き出します。


佐藤は「国内2例目の亜人」として知られている田中を、かつて亜人管理委員会から救い出したことがある人物。


2人は、圭の妹・慧理子が入院する病院を狙います。


事前に、慧理子の病室は警戒対象となっていて、警察官が配置されていましたが、真っ黒な包帯で全身を巻いたかのような「黒い幽霊(IBM)」によって全滅させられてしまいます。このIBMは田中が操っているもの。


しかし、田中のIBMが倒したと思っていた戸崎の部下・下村が蘇り、IBMを出したことで、前代未聞のIBM同士の戦闘が繰り広げられることに。実は下村も亜人なのですが、彼女は戸崎にその力を提供し、その代わりに戸崎の庇護を受け亜人であることを隠してもらう……という協力体制にあります。


田中と下村のIBM同士の戦いの隙に、慧理子の身柄は佐藤のもとへ。佐藤もまた、圭との接触を狙っています。


連絡を受けた圭は、海斗を置いて佐藤のもとへ。


「ただ静かに暮らしたい」という点で、佐藤と圭は考えが一致したかのように見えましたが、突然麻酔銃で撃たれて、圭は意識を失ってしまいます。


これは佐藤が田中を使って行ったもの。ここで佐藤は、あえて圭を亜人管理委員会に捕らえさせることで、人間への恨みを植え付けて、自分たちの戦力にしようと考えたわけです。狙い通りに、圭は亜人管理委員会で、筆舌に尽くしがたい「拷問」を受けることに。亜人は「死なない」、そして「殺せば元通り」ということがわかっているため、圭は拷問を受けて苦しんでは殺され、また生き返っては拷問を受け……という生き地獄にあわされます。

そのエンドレスの中で、圭に変化が生まれます。


亜人管理委員会から圭を奪還すべく現れた佐藤。


佐藤が再会した圭は、確かに以前の圭とは別人でした。


そして繰り広げられる、再びのIBM同士の戦い。圭は、佐藤とは別の、自らの道を進むことに……。


現在公開中の劇場第2部は、こうして佐藤らとは別れて「ただ静かに暮らす」ということを選んだ圭が、またも否応なく戦いの中へ引き戻されていく姿と、その一方で佐藤が本性を現し、人間との戦いに一気に舵を切っていくところが描かれています。テレビアニメのストーリーでいうと第7話から第13話にあたりますが、劇場版にしかないカットもあったりします。

劇場第2部「亜人 -衝突-」本予告 - YouTube


マスコミが集まっているタイミングを狙って、自分が亜人であること、そして国内でも亜人に対して非人道的な人体実験が行われていることを明かす佐藤。


「厚生労働省前で抗議活動をする」と予告したその日、実際に集まった人間はわずか。その狙いは、名乗り出られずにいる亜人たちとコンタクトを取ることでした。


仲間を集めて派手に動き始めた佐藤たち。


政府側も亜人の戦い方や特性を把握し、「殺し続ければよい」ということに気付きます。「国を変える」という佐藤の狙いを止めることはできるのか。


圭は、そんな佐藤たちとは完全に別行動。「静かに暮らす」を実践していましたが、同じく佐藤から逃げてきた中野攻に見つかります。攻は「佐藤を止めるべき」という積極派で、圭とは対照的。その扱いに、圭は苦労することに。


なおも佐藤との関わりを避けようとする圭でしたが、佐藤らがテロのような派手な動きをしたことによって「亜人は危険」という見方が強まり、静かな日々の終わりが見えてきます。


とうとう戸崎たちの包囲網が迫り、やむを得ず静かな暮らしを諦める圭ですが、うすうすこの日が来ること自体は予期していて準備しているという周到ぶり。匿ってくれていた女性の協力もあり、包囲網突破に成功します。


嫌々ではあるものの、攻とともに佐藤たちと戦うことを決意します。


そんな圭たちを追い詰める戸崎と下村。


圭たちはどう立ち回るのか。


一方で、海斗は圭を逃がすためにいろいろな罪を犯したために少年院の中。


塀の中での出会いは、海斗にどんな影響を与えるのか……?


テレビアニメでは描かれなかった部分まで描かれている劇場第2部「亜人-衝突-」の公開は2016年5月26日まで。平日は忙しいという人は、この週末を逃さないようにして下さい。

なお、劇場第3部「亜人-衝戟-」は2016年9月23日公開予定で、2016年10月からはテレビアニメ後半も放送されます。

◆スタッフ
原作:桜井画門(講談社『good! アフタヌーン』連載)
総監督:瀬下寛之
監督:安藤裕章
シリーズ構成:瀬古浩司
プロダクションデザイナー:田中直哉、フェルディナンド・パトゥリ
キャラクターデザイナー:森山佑樹
造形監督:片塰満則
美術監督:滝口比呂志、松本吉勝
色彩設計:野地弘納
演出:りょーちも、鹿住朗生、井手恵介、岩田健志
CGスーパーバイザー:岩田健志、菅井進、上本雅之、溝口結城
編集:肥田文、渡邊潤
音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟
音楽制作:キングレコード
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
配給:東宝映像事業部
製作:亜人管理委員会
主題歌:LAMP IN TERREN「innocence」(A-Sketch)

◆キャスト
永井圭:宮野真守
海斗:細谷佳正
中野攻:福山潤
佐藤:大塚芳忠
田中功次:平川大輔
戸崎優:櫻井孝宏
下村泉:小松未可子
オグラ・イクヤ:木下浩之
曽我部:鈴村健一
アルメイダ :森川智之
マイヤーズ:坂本真綾
琴吹武:斉藤壮馬
中村慎也: 梶裕貴

©桜井画門・講談社/亜人

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in 動画,   映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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