家庭用エスプレッソマシン「Nespresso」のカプセルを自分でリフィル&再利用できるようにする「WayCap」
ネスレが提供するエスプレッソマシン・コーヒーメーカーの「Nespresso」を使うと家庭で本格的なコーヒーが飲めるようになりますが、専用のカプセルに入ったコーヒー豆しか使えない、という点を不満に思っていた人もいるはず。そこで、自分で購入したコーヒー豆でNespressoを使えるようにしたのが「WayCap」。ドリップコーヒーを作るのと変わらない費用でNespressoを使ったコーヒーが飲めるようになり、カプセルを何度も再利用することができるのでゴミも減らせるという便利なアイテムです。
Nespresso Compatible Capsules, Refillable Capsules - WayCap
http://www.compatible-capsules.com/
WayCapの使い方は以下のムービーを見るとわかりやすいです。
ネスレのエスプレッソマシン「Nespresso」でコーヒーを飲もうとすると専用のカプセルが必要。それを、自分で購入したコーヒー豆でNespressoを使えるようにしてしまうのが「WayCap」です。
自分の好みのコーヒー豆を自由に選べるようになるのはもちろんのこと、専用のカプセルを使うとコーヒー1杯あたり75~86円ほどかかりますが、自分でコーヒー豆を調達すると750gあたり972円、つまりカプセル1つに5.5gの粉を使用するとして、1杯あたりほど7円ほどでコーヒーを飲めてしまうので、費用面でも魅力的です。
使い方は以下の通り。カプセルはスチール製で、専用のディスペンサーが付属しています。
ディスペンサーをカプセルにかぶせて……
コーヒーの粉を入れると、粉をこぼすことなく小さなカプセルをコーヒー粉で満たせます。
ぎゅっとコーヒー粉を押し込んで……
キャップを閉めます。
あとはWayCapをNespressoにセットすれば、30秒ほどでコーヒーが完成。
専用のカプセルを使っているとゴミがたくさん出てしまいますが、WayCapはスチール製で再利用可能なので、カプセルがゴミになりません。
使用後のコーヒー豆はキャップをあけて捨てればOK。ムービーでは植物にあげていました。
地球にも優しい、ということのようです。
カプセルはディスペンサーの中に入れることが可能なので、スッキリと収納することができます。
持ち運びにも便利。
これが実際のカプセル。ステンレススチールでできており、表面に鶏のロゴが描かれています。
セット内容はこんな感じ。
キャップには「く」の字型をした穴がいくつも空いており、カプセルのお尻の方から水が入り、コーヒーがこの穴から出て行くという仕組みです。
いくつものプロトタイプを作成し、2年の開発期間を経て上記の仕組みができあがったとのこと。
WayCapは100%イタリア製。
もちろん、素材は全て「食品に使用しても問題のない」という基準を満たしています。
自分好みのコーヒーが作れるだけでなく、財布にも環境にも優しい、というアイテムになっているわけです。
WayCapは現在製品化を目標にクラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで出資を募っている最中。目標額2万ユーロ(約250万円)のところ、記事作成時点で3万8800ユーロ(約480万円)以上集めている人気アイテムとなっています。WayCapのカプセル&ディスペンサーを1つゲットするには30ユーロ(約3700円)以上の出資を行う必要があり、出荷予定時期は2016年7月です。
なお、締切は日本時間で2016年5月9日の19時29分となっています。
WayCap - Refillable Coffee Capsule for Nespresso® Machines. by WayCap — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/waycap/waycap-refillable-coffee-capsule-for-nespresso-mac
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