Googleも捜査機関からの要請でAndroidのアンロックを行っていたことが判明

by Robert Bejil

2015年12月に発生したサンバーナーディーノ銃乱射事件に関連して、FBIがAppleに容疑者のiPhoneのパスワード解除を求め、Appleが拒否し続けていた問題は、FBIがApple抜きで独自にアンロックに成功したことで1つの解決を見ました。

しかし、この調査の中でAppleが過去に70回も捜査のためにパスワードを解除していたことが判明。さらに、GoogleもAndroidのアンロック要請を受けて協力していたことが明らかになりました。

Google Also Has Been Ordered to Help Unlock Phones, Records Show - WSJ
http://www.wsj.com/articles/google-has-also-been-ordered-to-help-unlock-phones-records-show-1459342847


All Writs Act Orders for Assistance From Tech Companies | American Civil Liberties Union
https://www.aclu.org/map/all-writs-act-orders-assistance-tech-companies


Feds ordered Google's help unlocking nine Android phones since 2012 | The Verge
http://www.theverge.com/2016/3/30/11330892/fbi-google-android-unlocking-phone-court-order

Feds used 1789 law to force Apple, Google to unlock phones 63 times | Ars Technica
http://arstechnica.com/tech-policy/2016/03/feds-used-1789-law-to-force-apple-google-to-unlock-phones-63-times/

アメリカ自由人権協会(ACLU)の調べによると、アメリカ政府は2008年以降、63回にわたって「All Writs Act(全令状法)」を使い、GoogleとAppleにAndroid・iPhoneの中のデータへのアクセスに協力させてきたとのこと。内訳はGoogleが9回、Appleが54回。

ACLUが州別に情報をまとめたマップがコレ。色分けはそれぞれ青がAppleへの令状を出した州、赤がGoogleへの令状を出した州、紫はAppleとGoogleに令状を出した州。


Googleによると、Appleがサンバーナーディーノ銃乱射事件のあとで依頼を受けたような、製品のセキュリティを脅かすような新しいツールの作成を求められたことはない、とのこと。

ただし、以前は「Googleがこっそりと端末のパスワード変更を行って捜査機関が内部にアクセス可能な状態にし、捜査機関がスマートフォンの完全イメージ化を実行、Googleが最後にパスワードを再び元に戻す」ということも行われていたようで、カリフォルニア州から出された捜査令状が残っており、Scribdにアップされています。

California Android unlocking order
http://ja.scribd.com/doc/306383496/California-Android-unlocking-order

なお、この手法はセキュリティが向上したAndroid 5.0 Lollipop以降は使えなくなっているとのこと。

・関連記事
iPhoneはAppleに頼らずとも独自にアンロック可能、法廷闘争は終結へ - GIGAZINE

iPhoneの暗号化をAppleの協力なしで解除する7つの方法 - GIGAZINE

ビル・ゲイツがApple対FBIの戦いでFBI支持を撤回、FBIはさらに別のiPhoneのロック解除も要求 - GIGAZINE

Appleのティム・クックCEOが社員宛にFBIとの暗号解除問題に関するメールを送信&Apple利用者向けのQ&A公開 - GIGAZINE

「iPhoneの暗号を回避できるバックドアを作れ」という政府要請をAppleが拒絶 - GIGAZINE

114

in セキュリティ, Posted by logc_nt