ペットボトルを細いヒモ状にあっという間に切断して劇的に捨てやすくできる「Plastic Bottle Cutter」
ペットボトル飲料は飲み終わった後にかさばって保管場所に困ったり、地域によっては資源ゴミに出すため分別しなくてはいけなかったりと、空になったペットボトルは扱いにくいと感じることがあります。そんな場合にペットボトルを細いヒモ状にカットしてコンパクトに捨てられるのが「Plastic Bottle Cutter」で、ペットボトルの強度を生かしてさまざまな場面でヒモを活用することもできるようになっています。
Plasticbottlecutter | Eco
http://plasticbottlecutter.com/
Plastic Bottle Cutterがどんな製品なのかは、以下のムービーなどを見るとよく分かります。
Plastic Bottle Cutter - YouTube
底を切り取ったペットボトルを、木製のPlastic Bottle Cutterにセット。
端を引っ張ると、ペットボトルがヒモ状に細く伸びていき……
あっという間に本体が長いヒモ状になっていきます。
Plastic Bottle Cutterは縦140mm×横25mm、重さは115gと軽量・コンパクトな設計。
何種類ものプロトタイプを作って使用感を試したとのこと。
構造としては、本体上部の切れ込みにカッターの刃が差し込まれていて……
上から金属製のカバーとネジで固定されています。
ネジをゆるめてカバーの位置を調整することで、ヒモの幅を変えることができるようになっています。
Plastic Bottle Cutterを使うには、まず空のペットボトルをコンロで温めます。
表面のでこぼこがなくなってツルンとした状態になればOK。
カッターで底を切り取ります。
Plastic Bottle Cutterをペットボトルの底面に差し込みます。
あとは端からペットボトルを引っ張っていけば……
かさばるペットボトルをコンパクトに分解することができます。
Plastic Bottle Cutterはさまざまな形状のペットボトルに対応しています。
2Lのペットボトルを使えば、長いロープを作ることも可能。
さまざまな色のペットボトルを加工すれば、カラフルなヒモが完成します。
ペットボトル製のロープは強度が高いので、例えば2台の自動車を結びつけると……
車を牽引することが可能なほど丈夫です。
木材をしばってドライヤーで温めれば、がっちりと固定することができます。
また、ヒモをねじりながらドライヤーで温めると、以下のようなアクセサリーが完成。
天井からつるせば、透明ですずしげな見た目ののれんに早変わり。
強度と防水性能を生かして、屋外でガーデニングなどに活用することもできそうです。
Plastic Bottle Cutterは製品化のための出資をクラウドファンディングサイトのKickstarter上で募集中。目標金額8500ユーロ(約107万円)のところ、記事作成時点では29万ユーロ(約3600万円)を超える出資金を集めることに成功しており、早期出資特典のEarly Birdプランはすべて埋まっている状態です。20ユーロ(約2500円)を出資すると、Plastic Bottle Cutterを1個ゲットすることが可能ですが、日本への発送には別途23ユーロ(約2900円)の送料が必要。出資の期限は日本時間で4月23日(土)19時59分となっています。
Plastic Bottle Cutter by Pavel & Ian - Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/910418035/plastic-bottle-cutter
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