サイコロの枠を逸脱した奇抜なデザインの金属製サイコロ「Cast Metal Gaming Dice」
自宅のガレージをサイコロ工場に変え、2年かけてジュエリー並のクオリティを追求した金属製サイコロが「Cast Metal Gaming Dice」です。全てハンドメイドで、サイコロの枠を逸脱した奇抜なデザインとメタル感が見事に融合しています。
Cast Metal Gaming Dice by Trayser Metal Works — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/837745346/cast-metal-gaming-dice
「Cast Metal Gaming Dice」にはいくつか種類があり、以下の写真に写っているのは左から、Kickstarterスペシャル、境界線シリーズ、バランスシリーズ。
これがバランスシリーズ。本来であればサイコロの角がある部分に球体がついています。
立方体以外のデザインもアリ。
もはやサイコロには到底見えないユニークな形のものもあります。
全部でデザインは7種類。
これはコンパニオンシリーズ。サイコロには見えない三角すい型のサイコロや……
SF映画に登場しそうな立方体のサイコロなど。
これもデザインは7種類。
境界線シリーズは、それぞれの面の中に数字が閉じ込められているかのようなデザイン。
数字が「9」まであるサイコロも。
境界線シリーズも全部でデザインは7種類。
Kickstarterスペシャルの1つは蜂の巣が数字を示しているかのような「Hex D6」。色はブロンズ、アルミニウム、ホワイトブロンズ、ブラスがあります。
歯車のデザインの「Planetary D6」もKickstarterスペシャルの1つ。色はホワイトブロンズ、ブラス、ブロンズの3種類です。
数字が4までしかない「Tri-Force D4」
ドクロやライオンが描かれた「Heroquest D6」
20までの数字が書かれた「Countdown D20」など。
彫刻シリーズは金属板に数字が彫られたかのようなスッキリしたデザイン。
立方体のものはこんな感じ。
デザインは全部で7種類です。
「10」「20」「30」など10ごとの数字が刻まれたサイコロもあります。
「十」「-」「○」が刻まれたファッジ・シリーズのデザインは3種類。
Kickstarterスペシャルその2は角の部分に特徴があります。
仕上げの違いで見てみます。これがイエロー・ブラス。
アンシエント・ブロンズ
アルミニウム・アロイ
ホワイト・ブロンズはこんな感じ。
Cast Metal Gaming Diceを製造している様子などは以下のムービーから見ることができます。
Cast Metal Gaming Diceの製造に使用するのはKerrのElectro-Meltという機械。
スイッチをオンにし……
機械に金属を入れていきます。
とろとろに溶けた金属で型をとっていくわけです。
「新しいタイプのサイコロを作れないか?」ということで、Besserさんがサイコロ作りに着手したのは2年前。コンピューターでCADモデルをデザインすることから仕上げまで、全てBesserさんと奥さんの2人で行っているとのこと。現在はKickstarterキャンペーン用のサイコロ作りを、週に200個ほどのペースで進めているそうです。
全て手作業で行うことにより、これまでは高価なジュエリーでしかなしえなかったクオリティーを実現しているとのこと。
これが作業場の様子。
こんな感じの型をもとに……
キノコのようにサイコロがたくさん生えた房を作ります。
上記のものを1つ1つ丁寧に仕上げていくとこうなるわけです。
なお、現在Cast Metal Gaming Diceは製品化のためにクラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで出資を募っているところ。目標額1万ドル(約120万円)のところ、記事作成時点で6万3000ドル(約740万円)以上集めている人気プロジェクトとなっています。14ドル(約1700円)の出資で好きなサイコロ1つ、28ドル(約3300円)で2つ、56ドル(約6600円)で4つ、というように出資額に合わせてゲットできるサイコロの数が増えていく仕組みで、日本への発送は送料が別途22ドル(約2600円)かかるので注意。発送は2016年8月頃の予定です。
なお、締切は2016年2月11日午前9時となっています。
Cast Metal Gaming Dice by Trayser Metal Works — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/837745346/cast-metal-gaming-dice
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