ウェブ開発者・デザイナーに朗報、ついに来週IE8・9・10が公式サポート終了
MicrosoftがブラウザInternet Explorer 8・9・10のサポートを2016年1月12日に打ち切ると発表しました。この日以降はセキュリティアップデートを含めたすべてのアップデートが行われないようになります。
Internet Explorer End of Support
https://www.microsoft.com/en-us/WindowsForBusiness/End-of-IE-support
Internet Explorer 8, 9 and 10 die on Tuesday
http://thenextweb.com/microsoft/2016/01/05/web-developers-rejoice-internet-explorer-8-9-and-10-die-on-tuesday/
Microsoftは2016年1月12日(日本時間の1月13日)に予定しているWindows Updateを最後に、Internet Explorer 8・9・10の公式サポートを終了します。これ以降は、Internet Explorer 11が唯一サポートを受けられるInternet Explorerになります。
なお、Windows Update内で配布される更新プログラム「KB3123303」にはInternet Explorerの警告メッセージ表示機能があり、サポートが終了したInternet Explorerを使用している場合に警告メッセージが出るとのこと。警告メッセージの詳細な内容は今のところ不明ですが、適宜、警告メッセージでInternet Explorer 11やMicrosoft Edgeへの移行を促すものと見られます。
警告メッセージについてはユーザー自身で消去することができ、その方法は以下のページ内の「How to disable the notification feature」という項目に明示されています。
The new "End of Life" upgrade notification for Internet Explorer
https://support.microsoft.com/en-us/kb/3123303?sd=rss&spid=14019
ただし、手順はレジストリの変更を伴うかなり面倒なものとなっています。
Internet Explorer 8・9・10を愛用する一部のユーザーからは悲鳴が上がりそうですが、ウェブ開発者・デザイナーからはそれを上回る歓喜の声が聞こえてきそうです。
◆2016/01/08 追記
Microsoft公式サイトによると、「2016年1月12日(米国時間)を過ぎると、使用しているオペレーティング システムでサポートされる、『最新バージョンのInternet Explorer』だけが、技術サポートとセキュリティ アップデートを受けられる」とのこと。裏を返せば、「最新バージョンのInternet Explorer」に限って言えば、OSのサポート期限まではサポートされるということです。
Internet Explorerサポートポリシー変更の重要なお知らせ - Microsoft
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/iesupport/
例えば、Windows Vistaの最新バージョンのInternet ExplorerはInternet Explorer 9で、Windows VistaのOSサポート期限は2017年4月12日までなので、Windows VistaではInternet Explorer 9が引き続きサポートを受けられるようです。
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