ボード1枚でMacBook Pro150台分の能力を持ち自動運転車を実現する「NVIDIA Drive PX 2」
自動運転技術開発に取り組むNVIDIAが、2016年1月6日に開幕する国際家電見本市「CES 2016」に先立ってプレスカンファレスを行い、自動運転を実現するユニット「NVIDIA Drive PX 2」を発表しました。Drive PX 2はボード1枚でMacBook Pro150台分の処理能力を持ち、ユニット全体でも自動車のトランクに楽々おさまるサイズを実現しています。
Live: NVIDIA's 2016 Las Vegas CES Press Event
http://blogs.nvidia.com/blog/2016/01/03/ces-las-vegas-event/
日本時間の2016年1月5日11時からカンファレンスがスタート。
ジェン・スン・フアンCEOが登場。
今日のテーマは自動運転。
NVIDIA Drive PXなどの自動運転技術に取り組むNVIDIAは……
最新版のシステムユニット「NVIDIA Drive PX 2」を発表しました。PX 2は水冷ユニットを搭載しており、弁当箱サイズとのこと。
自動運転の開発競争が世界中で起こっているのはご存じの通り。NVIDIAは持ち前のGPUを活かした並列計算能力で、自動運転技術を開発しています。
Drive PX 2はメインボードにPascalベースの次世代Tegraを2基搭載。ボード1枚でなんとMacBook Pro150台分の演算能力を誇るとのこと。
Drive PX 2を持つフアンCEO。
ボード下に見えるのが次世代Tegraのコア。
次世代TegraはPascal世代のGPUを採用。
より高い冷却のために水冷ユニットを採用。水冷ユニットを付けた状態でも楽々車載できるサイズに収まっています。
Drive PX 2は16nm FinFETを採用。CPUが12コア、Pascal世代のGPU採用で1秒間に2800枚の画像を処理するというTITAN Xを凌ぐ速度を誇ります。
開発ユニット「NVIDIA Drive PX 2」は、2016年第2四半期(4月から6月)に開発パートナーに提供され、2016年第4四半期(10月から12月)に一般販売が予定されています。
・つづき
自動運転車を実現する開発ユニット「NVIDIA Drive PX 2」によるディープラーニングのデモはこんな感じ - GIGAZINE
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