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トヨタの自動運転カーはNVIDIAの車載AIコンピューター「DRIVE PX」を採用

By hans-johnson

アウディ・ボルボ・テスラといった名だたる世界の自動車メーカーが自動運転カーの開発に注力していますが、日本の最大手自動車メーカーであるトヨタも、2020年ごろまでに自動運転カーを登場させる計画を持っていることがわかりました。そんなトヨタが開発する自動運転カーには、NVIDIAのスーパーコンピューターを使った自動運転プラットフォーム「DRIVE PX」が搭載されるとのことです。

Toyota is using Nvidia’s supercomputer to bring autonomous driving to the masses - The Verge
https://www.theverge.com/2017/5/10/15617554/toyota-nvidia-autonomous-car-partnership

NVIDIAは2016年に、AIスーパーコンピューターで自動運転カーのセンサーやカメラを管理する自動運転車向けAIコンピューター「NVIDIA DRIVE PX」を発表しています。そんなNVIDIAは2017年5月8日より開催されたGPU Technology Conference 2017で、トヨタとのパートナーシップ提携を発表し、DRIVE PXを搭載したトヨタの自動運転カーが、2020年ごろまでに市場へリリースされる予定であることを明らかにしました。


NVIDIA Drive PX 2のデモは以下の記事から見ることができます。

自動運転カーを実現する開発ユニット「NVIDIA Drive PX 2」によるディープラーニングのデモはこんな感じ - GIGAZINE


ただし、トヨタの自動運転カーやDRIVE PXを採用した自動運転システムの詳細については発表されておらず、トヨタもどのモデルをベースにするのかなど、開発計画を明らかにしていません。以前からトヨタは完全自律自動車を開発する上での長期目標として、2つの道筋を掲げています。1つはマニュアル運転と完全自律運転を切り替えられる自動運転カーで、もう1つは高齢者や障害のある人向けの自動運転カーです。トヨタはすでに自動運転技術の一端として、危険に応じて運転をAIに切り替える事故防止システム「Guardian Angel(守護天使)」を開発済みで、このシステムの運用にNVIDIAの技術が組み合わさるものと見られます。

また、NVIDIAは2016年に自動運転技術のAIを支えるSoC「Xavier」も発表済み。Xavierの中には1秒間に30兆回のディープラーニングの操作を実行でき、電力わずか30ワットという「Volta」と呼ばれるアーキテクチャを搭載しています。Voltaは人工知能の性能を引き出すカギとなると見られ、2017年後半にリリースされる予定です。

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