Googleがアプリを「インストール前に」プレイできる新型広告を導入

インストールされたアプリのうち4つに1つが一度も使われていない、ということがGoogleの調査によって判明しています。どんなアプリかよくわからないまま、とりあえずインストールに至ってもユーザー獲得にはつながらないケースがあるわけですが、Google AdWordsがアプリのインストールを促す広告に60秒間だけストリーミングでアプリを使用できる機能や、お買い物アプリの広告にクーポンを表示できる機能などを実装し、大幅にパワーアップしています。

Inside AdWords: Introducing new interactive ads to drive app installs
http://adwords.blogspot.jp/2015/12/trial-run-ads-interactive-interstitials-beta.html

◆ゲームアプリのトライアル機能
スマートフォンの画面にゲームアプリのインストールを促す広告が表示されています。「INSTALL」をタップすればGoogle Playに移動するわけですが、「TRY NOW」をタップすると……

その場でアプリのプレイ画面が起動し、パズルゲームをすぐさまプレイできるようになりました。画面上部には秒数が表示されており、最大で60秒間プレイ可能。気に入れば「INSTALL」をタップして実際にアプリをゲットすれば良いわけです。

◆お買い物アプリのクーポン表示機能
お買い物アプリのインストールを促す広告が表示されると、画面下部に「スワイプして提案を表示する」とあるので、スワイプすると……

100ドル(約1万2000円)が値引きになるアプリ限定クーポンが表示されました。アプリをインストールして表示されたユーザーコードを入力すれば、お買い物アプリでクーポンが使用できるようになります。なお、このアプリはZALORAというウェブサイトのお買い物アプリで、実際に使用して効果があった広告だそうです。

◆お買い物アプリのトライアル機能
同じくお買い物アプリの広告。どんな商品を取りそろえているか表示されており、左へスワイプすると……

他に扱っている商品を表示していくことが可能で、ユーザーが能動的に広告を見られるため、アプリのインストール率向上につながるとのことです。