唐揚げを激変させる「怪好ソース」をいろいろな食べ物で試してみた
NHKの朝の情報番組「あさイチ」などで取り上げられたことで、2015年に入って人気を集めているのが「怪味(ガイウェイ)ソース」。「怪」というのは、このソースが単に「辛い」や「甘い」という味ではなく、辛さ・甘さ・酸味などが同時に舌を刺激してくるから。そんな中で、ちょっとだけ名前が異なる「怪好(カイハオ)ソース」という品を見つけたので、これもきっと「怪」な味に違いないと、唐揚げなどいろいろな食べ物にかけたりつけたりして食べてみました。
製造元は岐阜食品ですが、サイトの製品情報には掲載されていません。イオンで税込312円で販売されているのを見かけましたが、品薄なため、通販ショップによっては税込598円で販売していたりもします。
岐阜食品株式会社
http://www.gifufoods.jp/index.html
正式な名前は「四川風万能調味料 怪好ソース」。
原材料はしょうゆ、練りごま、砂糖、豆板醤、還元でん粉糖化物、など。
「やみつきになる辛さ!マヨネーズと混ぜて唐揚げに!そのまま野菜スティックに付けても美味しい!」とのこと。
瓶を横から見てみると、油が分離していました。
しっかり混ぜた上で、どんなものか皿に出してみました。濃い黄土色で、ごまや唐辛子が入っているのがわかります。
まずは「怪味ソース」を使うメニューとして最もオーソドックスな唐揚げを用意。
怪好ソースにマヨネーズを適量入れて……
しっかり混ぜます。
あとは、唐揚げにかけるだけ。
もっとたっぷりかけてもよかったかも。
唐揚げというと塩コショウかレモン汁をかけて食べることが多いのですが、怪好ソースは新しい唐揚げの扉を開いたような感覚があります。口に入れてすぐは甜麺醤のような甘い味噌の味がするのですが、すぐに酸味が口の横方向へと広がり、続いてじわーっとした辛さが喉の奥の方へ向けて伸びてきます。「ぼんやりと、辛いような甘いような……」ではなく、「甘い、そして酸味がある、さらに辛い!」とそれぞれの味をはっきりと認識可能。厚みがある味が、ぐぐっと唐揚げの味わいを引き立ててくれます。
瓶の表記に従って、次はそのまま野菜スティックにつけてみることに。
先ほどはマヨネーズによってまろやかになっていた辛さがストレートに伝わってきて、何か飲み物が欲しくなります。キュウリや大根といった水分の多い野菜だと、味が口の中で適度に薄まり、唐揚げよりも相性が良いのではないかと思えます。しかし、お酒のあてとしてこの野菜スティックを用意すると、お酒が進みすぎて困りそう。
鶏肉との相性が良さそうだったので、蒸し鶏も作ってみました。
先ほどの鶏を半分使用した一皿。雰囲気も出て、いい感じ。
鶏にはわずかな塩味しかつけていないので、濃厚な味噌味が加わっても十分にそれを受け止めてくれます。これもおつまみとしてかなり向いている品です。
唐揚げ以外の揚げ物はどうだろうか、と考えてチキンカツとコロッケも用意してみました。しかし、「合わない」というほどではないものの、唐揚げや野菜スティックの時のようにぴたりとハマるとまでは至らず。もうちょっと、このソースが主役になるようなものと合わせた方が良さそうです。
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