取材

「マチ★アソビ vol.15」開幕、ufotable15周年展・ラッピングタクシー出発式・野外コンサートなど実施


徳島で行われるアニメイベント「マチ★アソビ vol.15」が9月26日(土)に開幕しました。主なイベントは10月10日(土)から10月12日(月)に集中していますが、オープニングセレモニーやラッピングタクシーの出発式、「唄の降る夜コンサート」などが、新たな会場である徳島県文化の森総合公園で行われました。

マチ★アソビ vol.15 2015.09.26~10.12開催
http://www.machiasobi.com/

オープニングセレモニー
10時から、文化の森総合公園・二十一世紀館(博物館・鳥居龍蔵記念博物館・近代美術館)でオープニングセレモニーが行われました。「まだクライマックスランのイベントが発表しきれていなくて申し訳ない」と挨拶した、マチ★アソビ総合プロデューサーの近藤光さん。


テープカットが行われて、ufotable15周年展、そしてマチ★アソビ vol.15が始まりました。


さっそくufotable15周年展に人がぞろぞろと入場開始。


15周年展は9月26日(土)から10月12日(月)まで開催されます。


黒山の人だかりができていました。


ufotable15周年展
ということで、ここからがufotable15周年展の中身。撮影OKのアイテムと撮影禁止のアイテムがあるので要注意です。


展示は大きく「原画展示」「メッセージパネル」「グッズ展示」の3つに分かれています。


入口はカーテンで仕切られています。


劇場作品の冒頭ジングル「ufoくん」がUFOに連れ去られる様子がパネル出力されて展示されています。


カーテンをくぐると「住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー」から「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」まで、歴代キャラクターたちのスタンディがお出迎え。このスタンディは撮影OKで、自由に記念撮影を楽しんで欲しいとのこと。


その奥にあるのが作画部・美術部・仕上げ部・制作部に各カフェなど、ufotableスタッフからのメッセージ色紙。


向かって左側は作画部の人の割合が多いようです。


向かって右側、いろんなキャラクターに混じって、撮影部・松田さんによる「やわらかめ」が目立っていました。なお、この部屋の左右には各種作品の原画展示が行われていますが、そちらは撮影禁止です。


次の展示室はグッズ展示がメイン。


ダイニングで用いられた、原画ランチョンマット。


バリエーションが多彩です。


手前に腰掛けている人たちは特別編集映像の上映を見ているところ。ドッコイダーからゴッドイーターまでを繋いだ、この展示のために作られたという映像です。


グッズはそれぞれ、カフェやダイニングなどで販売されてきたもの。ここではあくまで展示のみですが、外の物販スペースでは販売されているアイテムもあります。


非常に手がかかっている、各種ボックスの展示も行われています。これらは完全予約生産品だったりして、今から改めて入手するのはちょっと難しい品です。


ラッピングタクシー出発式
10時30分からはラッピングタクシーの出発式が行われました。


ラッピングタクシーは全部で8台、ボンネットとトランク部分にラッピングが行われています。これは「ニニンがシノブ伝」号。


「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」


「劇場版 空の境界」


「Fate/Zero」


「おへんろ。」


「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」


「テイルズオブゼスティリア」


「ゴッドイーター」


出発式では、1台ごとの作品について近藤プロデューサーが解説を行いました。


その様子を見守るゆるキャラたち。


希望者はタクシーに乗って周辺を短時間周遊できるのですが、そんな中、タクシーに乗り込んだ徳島とっくりんの姿が……。すだちくんも乗りたがっていましたが、頭が大きすぎて乗れなかったようです。


野外劇場
「唄が降る夜」の会場は、文化の森総合公園の野外劇場。どんなところかと思ったら、すり鉢状に窪んだこんな劇場でした。


昼には「文化の森 秋のファミリーコンサート」が行われました。夜はかがり火が焚かれます。地元の人も「この季節は虫が多いけれど、屋外でやるのはすごくいいよ」と環境を褒めていました。


「文化の森」へのアクセス
「文化の森」へ行くには自家用車・バス・鉄道・タクシーと手がありますが、公共交通機関での移動が推奨されているので、往路はバスで行くことに。


文化の森行きは徳島市バスのりば3番から発車します


文化の森まで行くのは6系統。


時刻表はこんな感じで、平日は7時45分・10時・11時15分・13時20分・14時45分・16時10分の6本。


土曜・日曜・祝日は7時40分・10時5分・11時15分・13時20分・14時50分・16時45分の6本。


初日はオープニングセレモニーに間に合うように、9時発の直通臨時バスが用意されていました。使用車両はFate/Zeroのラッピング車両。


およそ20分ほどで文化の森に到着。


ちなみに、同じ3番のりば発の「しらさぎ台」行き・「一宮」行き・「天の原(入田)」行き、4番のりば発の「仁井田西」行き・「佐那河内線 神山高校前」行きに乗車して「園瀬橋」停留所から歩くという手もあります。こちらは徒歩10分ほど。


正面の建物が三館棟、二十一世紀館と徳島県立博物館・鳥居龍蔵記念博物館・近代美術館が1つにまとまっています。


復路はJRの駅まで歩くことにしました。ルートはこんな感じ。


車なら駐車場を出てすぐ右折して国道55号方面へ向かえばOKですが、歩道がないので、ここを道なりに左へ進んで橋を渡ります。


突き当たりに県道203号の交差点があるので、右折。県道203号も右へ行くと国道55号に接続すると書かれています。


この県道はずっと川沿いを走っていて、車道は堤防上に、歩道はその外側(川と反対側)にあります。時折、堤防から住宅地へ降りる車道が横断していきますが、気にせず道なりに進んでいけばOK。


15分~20分ほど歩いて行くと、県道136号との交差点が見えてきます。


北東角にファミリーマートがあります。


信号を渡ってさらに進むと踏切が見えてきますが、その手前を左へ降りていきます。


道なりにジグザグと路地を抜けていくとこんな看板に突き当たるので右折。


すると、すぐに「文化の森」駅です。文化の森から徒歩30分はかからないぐらいの距離です。


時刻表はこんな感じ、およそ1時間に1~2本。運行頻度や歩く距離を考えると、「文化の森」行きのバスに乗れなかった時は「園瀬橋」停留所から歩くというのが正解のような気がします。


ちなみに、文化の森総合公園までの距離は1.9kmだとのこと。


津波や地震などのときの避難場所が文化の森総合公園なので、こうして地図が掲示されていました。


なお、徳島駅~文化の森駅間の運賃は210円。これはバスも同じです。


やがて2両編成の徳島行きがやってきました。


徳島駅前にあるタクシー乗り場から文化の森まで、タクシーだと小型で1680円だとのことなので、仮に4人で乗って割り勘にしたとしても、バスか鉄道の方が安いです。


徳島県立近代美術館開館25周年記念 フィギュア展―ヒトガタ、人形、海洋堂―
マチ★アソビ vol.15とのコラボ企画として、文化の森総合公園にある県立近代美術館開館25周年記念フィギュア展が10月3日(土)から11月29日(日)まで開催されています。場所はufotable15周年展をやっている会場の2階。

入場料金として一般1000円・高校生600円・小中学生400円が必要ですが、ufotable15周年展に行くとこのような割引券がもらえて、一般800円・高校生500円・小中学生300円で入場可能に。


いきなり待ち構えるゴジラ・レッドドラゴン・ケンシロウが目印。


綾波レイもいます。展示物に触れてはいけませんが、並んで写真を撮るのはOK。


今回、こうしてフィギュア展が開催されたのは、もともと徳島県立美術館が「人間像(ヒューマン・フィギュア)」を作品収集の柱としているからだそうです。


内部は日本で古来から作られてきた土偶・根付・人形などの小さな造形物の歴史を概観する「第1部 日本におけるヒトガタの造形」と、日本を代表するフィギュアメーカー・海洋堂の作品を紹介する「第2部 造形集団 海洋堂のフィギュア」の二部構成。第1部のアイテムは撮影禁止です。


海洋堂は、今ではフィギュアメーカーとして知られていますが、もともとは模型屋でした。


1970年代前半ごろ、海洋堂は子ども向けには戦車やサンダーバードなどのプラモを、青年向けにはスロットレーシングカーキットを、そして大人向けにはこのような帆船などの高級キットを販売していました。店内にはモデルファン向けのサロンを設置し、完成品がずらっと飾られていたそうです。


帆船模型と「模型の海洋堂」「作るたのしみをすべての人に」の文字。帆船模型などのキットを販売するようになり、PRに力を入れていくことに。


ここから先には数々の製品がずらりと並んでいます。たとえばコレは「カリオストロの城プレイセット」。ライバルだったゼネラルプロダクツの岡田斗司夫氏に「海洋堂には勝てない」と言わしめた代物。


海洋堂といえば美少女造型のトップランナー、原型師のBOME氏が有名。このBOMEコレクションは、氏が作ったフィギュアをダウンサイジングして、PVC製塗装済み完成品として販売したもの。


その中の1体、鬼娘はダウンサイジング前の元の大きさのものが展示されています。サイズはほぼ等身大。


その隣には「ああっ女神さまっ」の「女神様三重奏」。


さらに、「よつばと!」のよつば&ダンボーも。


トピック「おまけギャラリー」には合計3000点という食玩がずらり。1つ1つ見ていくと何時間も楽しめます。


また、田熊勝夫、寺岡邦明、谷明、香川雅彦、木下隆志、BOME、松村しのぶ、大嶋優木、榎木ともひで、山口勝久、竹谷隆之と、それぞれに得意分野を持ちカリスマとなっている人たちの作品をまとめた「原型師別作品紹介」のコーナーも。これは竹谷隆之による仏像フィギュア・自在置物シリーズ。


このほかにジオラマもかなりの点数が展示されていて、じっくり見ていくと何時間でもいられるスペースとなっていました。

ただし、土日は駐車場がこのように非常に混雑することが予想されるので、できるだけ公共交通機関を利用して下さい。


とくしまグルメハント
9月26日(土)から始まっているイベントの1つが「とくしまグルメハント」。全24店舗が参加していて、それぞれのお店で規定条件のメニューを食べると特製ポストカードがもらえるというものです。

クライマックスラン(10/10~10/12)期間は非常に混雑するufotable cafeですが、ファーストランとはいえガラガラというわけではなく、お店の前で少し並びました。現在「ゴッドイーター」とのコラボカフェを実施中で、作品にちなんだフード&ドリンクメニューがあるのですが……


マチ★アソビのグルメハントメニューは「マチアソビカレー」(900円)。ポストカードは「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」士郎&アーチャーでした。


カレーにはメンチカツが載っています。


ufotable cafeのカレーはわりと辛口寄りというイメージがありましたが、このメニューはメンチカツに合わせたのか、中辛ぐらい。平たい皿に盛られているのでボリュームが少なく見えますが、おそらくごはんは250gぐらいあるので、うまく食べないと先にルーがなくなってしまいます。


なお、グルメハントにはビンゴカードがあり、食べるとお店のスタンプがもらえて、揃えて応募することで素敵なグッズが当たったりします。行けそうな人は、ぜひあちこちのお店でグルメハントしてみてください。

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in 取材, Posted by logc_nt

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