1000円以下で具材・ご飯・ルーてんこ盛りの超デカ盛りカレーが食べられる「カレーやさん LITTLE SHOP」試食レビュー
カレーショップではとんかつ、からあげ、チーズ、ゆで卵、揚げなすなどのトッピングを選べるようになっていますが、おなかがペコペコな時ほど「アレもコレもほしい!」と思ってしまうもの。そんな「トッピング全部入り」という欲望をかなえて、さらにご飯とルーをてんこ盛りにしても1000円以下で食べられる驚異のカレーショップが「カレーやさん LITTLE SHOP」です。皿からこぼれるほどの超デカ盛りカレーを制覇できるのか、実際にお店に行って挑戦してきました。
カレーやさん LITTLE SHOP (カレーヤサン リトルショップ) - 神泉/カレーライス [食べログ]
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13008321/
カレーやさん LITTLE SHOPの住所は「東京都渋谷区円山町10-15 1F」のところにあります。井の頭線神泉駅から徒歩4分、各線渋谷駅からは徒歩10分ほどで到着できます。
ちょうどお昼の12時ごろ、カレーやさん LITTLE SHOPに到着。超デカ盛りカレーを提供するお店とは思えないほどかわいらしいウッドハウスのような店構えです。
到着時点ですでに行列ができていました。
並ぶこと30分ほどで入店できることに。
店の前にはメニューが書かれた看板が立っていますが、あるのはカレーだけです。辛口も甘口もなく、選べるのはトッピングの「かつ+ゆで玉子」「からあげ+ゆで玉子」「気まぐれ」「山盛りやさい」「とろ~りチーズ・トマト」(各税込700円)のいずれかと、全部のせの「スペシャルカレー」(税込800円)のみ。さらにご飯大盛が100円増しなので、最大でも900円という安価な値段設定となっています。
というわけでお店に入って、「スペシャルカレー大盛り」「スペシャルカレー普通盛り」を注文。すると店主から「大盛り本当に多いよ。食べられる?」と確認がありましたが、今回は2人の編集部員で訪れていたので、「最悪でも2人なら普通盛りと大盛りを完食できるはず」ということで挑戦することにしました。
店内には至るところに貼り紙で料理に関することが書かれており、からあげは鳥取県産大山鶏、とんかつは茨城・千葉県産、各種野菜も国産のものを使用するというこだわりがある様子。
待つこと5分ほどで届けられた「スペシャルカレー大盛り」がコレ。一体何が起きているのか理解できないほどの超デカ盛りです……。
お皿からは収まりきらないカレーが滝となってあふれ出ています。
トッピング全部のせの威力も半端な分量ではなく、iPhone 5sを立ててみると、トッピングされた具材の方が高く積み上げられていることがわかります。
全部のせの内容は、ひじき、ゆで玉子1つ、揚げなす2切れ、厚揚げ1切れ
からあげ6つ、キャベツのカレー炒め、ピーマンの素揚げ
さらに目玉焼き1つとその下にはとんかつ1枚
そしてスライスチーズとプチトマト1つです。
普通盛りのスペシャルカレーはこんな感じ。普通盛りでも他店でいう大盛りくらいのボリュームがあります。スペシャルカレーの普通盛りを作っている風景を見ている時、「あれが大盛りか……」と思っていたほど。
並べてみるとこんな感じで、普通盛りにわずか100円足しただけで、錬金術のごとく超爆盛りになっているのがわかります。
まずはカレーだけを食べてみると、和風な味付けでだしの味がしっかり感じられ、レトルトカレーでいうと「中辛」くらいの辛さ。カレーうどんのだしのようなシャバシャバではないので、ご飯にどろりと絡むようになっていました。
醤油で煮込まれたひじきは、和風カレーによく合います。
揚げなすはじゅわっとジューシーで、これまた和風カレーによく合うのですが、油をたっぷり吸っているので早めに食べた方がよさげ。
ゆで玉子もカレーの王道トッピングですが、黄身に水分が奪われるので早めに食べておきました。
からあげはスプーン大のものが5、6個も入っているので、定期的に1つずつ減らしていく作戦を実行。
衣はカレーの味を邪魔しない程度の味付けなので、どちらかというと鶏もも肉を具材として食べる感じ。
ご飯は大盛りにすると2kg近くあるとのこと。カレーは和風ながらスパイスの効いた独自の味わいで、ご飯とも非常に良く合うのですが、なぜか食べても食べても全くご飯が減っていないような錯覚に陥ります。
このあたりでチーズとトマトを食べたところ、チーズのまろやかさがおいしいのはもちろんのことですが、トマトのフレッシュさはこの超デカ盛りカレーの中では、砂漠の中のオアシスのような存在。半分ずつにカットされているので、もうひとつは終盤のブーストに温存することにしました。
カレーの中でも人気トッピングのとんかつ。サクサクに揚げられており、肉厚も十分。写真に写っているかつと同じ量がほかの具材の下に隠れているので、一般的なとんかつが1枚入っていると考えればOK。
適度にジューシーなとんかつは、しっかりと下味もつけられており、カレー・ご飯と食べると飛び抜けて美味。トッピングを1種類にするならとんかつがおすすめです。
ピーマンの素揚げは、ほどよく食感が残る程度に仕上げられています。
しんなりとしたキャベツはピリッとカレー粉が効いており、数少ない油で揚げていない貴重な具材のひとつ。
目玉焼きにスプーンを入れると、とろーりと黄身が流れ出る絶妙な半熟具合でした。
「カレーに厚揚げ?」と珍しいトッピングの具材を食べてみると、煮物に入っているような煮込まれた厚揚げは、予想以上に和風カレーと合っていました。冷やしたものをのせているので、のどを通るひんやりした感触が癒やしにもなりました。
味を変えたくなった時は、テーブルにスパイス・ソース・福神漬けなどがあります。
一通りの具材を食べつつ、ようやく半分まで食べ進みましたが、この時点で「なんで半分しか減っていないの?」と、おなかが質問しているかのように苦しい状態。大量のフライもののトッピングと、油分の多いカレー、そして半分量の1kgのご飯の総攻撃で胃が悲鳴をあげていました。スペシャルカレー普通盛りを頼んだ編集部員は、はるか昔に食べ終わってこちらを眺めています。
ここで謎の脂汗まで出てきたので、最後の希望であるプチトマトをぱくり。じゅわっとしたトマトの酸味が口の中をリフレッシュしてくれます。ここからなんとか、あと3口のところまで食べたのですが、突如として胃から鋭い痛みを感じ、例えや比喩ではなくおなかが破れそうだったため……
残りは2人の編集部員でなんとか完食、ギリギリのところで事なきを得ました。店主の方が「おっ、全部食べられたんだ!すごいね、相当きついでしょ」と話しており、食べ終えた後は2人ともグロッキー状態。よほど大食いに自信がなければ、下手に大盛りを頼むのはやめておいた方が良さそうです。もちろん、行列ができるほど味に定評があるカレーショップで、ご飯は少なめにもできるので、カレー好きな人は試しておいて損はありません。
なお、カレーやさん LITTLE SHOPの営業時間は月~土・祝の11時~13時頃までの2時間ほど。売り切れ次第終了で、訪れた日も12時に到着して並び始めてギリギリ食べられたくらいなので、気になる人は早めに行く必要アリです。
・関連記事
CoCo壱番屋で「カレーのトッピング全部のせ」に挑戦してみた ~注文編~ - GIGAZINE
CoCo壱番屋で「カレーのトッピング全部のせ」に挑戦してみた ~実食編~ - GIGAZINE
3.5kgのメガ盛チャーハンを食べられるという「中国名菜処 悟空」に行ってきた - GIGAZINE
朝からドカ盛りのモーニングが食べられる大阪の「喫茶Y」に行ってきた - GIGAZINE
一人では食べきれない究極のデカ盛り丼「おとんありがとん丼」を食べてきた - GIGAZINE
山盛りのローストビーフでそびえ立つ「肉の火山」を作り出したメガ盛り肉食系プレート「フジヤマボルケーノ」をボルケーノキッチンで食べてきた - GIGAZINE
・関連コンテンツ