レビュー

傘がひっくり返ったようなデザインで自立可能、開閉時に使用者をぬらさない「UnBRELLA」を使ってみた


雨が降っている時にせっかく傘をさして雨水をしのいでも、傘を閉じる時に跳ねた水で荷物や服をぬらしてしまったり、くるくる傘を巻いている時に手がぬれてしまうとやるせない気分になります。しかし、「UnBRELLA」は傘の構造を逆転させ、外側に向けて開くようにすることで開閉時に使用者をぬらさない画期的なデザインで、かつ自立してくれるので外出先で置き場に困らないというアイデア商品になっていたので、実際に購入して使用感を確かめてみました。

UnBRELLA アッシュコンセプト【オフィシャル】 デザインプロダクトshop
http://h-concept.jp/fs/hshop/c/unbrella

「UnBRELLA」を実際に畳んでいる時の様子は以下のムービーから確認できます。

傘をたたむ時に服やカバンが濡れない「UnBRELLA」 - YouTube


これがUnBRELLA。色はライトブルー・ネイビー・ターコイズの3種類があり、今回はターコイズをチョイスしました。


持ち手だけを見ると、至って普通に見えますが……


傘を開くボタンの下は、まるで石突部分のようになっています。


一方で、UnBRELLAの傘の先を見てみると、石突がなく、今にもニョキっと持ち手が生えてきそうな雰囲気です。


これがどういうことかというと、傘を持ってみるとわかるのですが、通常のものとは全く逆で、傘が外側に向けて開くようになっているわけです。


実際に傘を開いたり閉じたりしている様子は以下のムービーから確認できます。

自立可能で傘を畳む時に使用者をぬらさない「UnBRELLA」 - YouTube


開いてみるとこんな感じ。骨組みがむきだしになっています。


石突は通常の傘よりも長く、ユニークなデザイン。


普通の傘は内側が骨組みでごちゃごちゃしていて時には髪が絡んでしまうものですが、UnBRELLAの内側はものすごくシンプルです。


サイズは100×50×810mm、親骨の長さは60cmなので、市販されている60cmの傘と同じサイズ感です。なお、素材は持ち手がABS樹脂、傘骨が真ちゅうとグラスファイバー、傘部分はポリエステル100%となっています。


傘を開いてみてもほぼ同じ大きさでした。


ということで、雨の中で実際に傘をさしてみました。


後ろから見るとこんな感じ。


思わず「傘、ひっくり返っていますよ」と話しかけそうになる見た目です。


なお、閉じる方向が真逆のため、傘をとめるバンドは内側にたらりと垂れていました。


「UnBRELLA」は傘を開く時・閉じる時の両方に威力を発揮するのですが、特に優れているのは傘を閉じる時、傘についた雨粒が外側に流れていく点。内側に向けて閉じるタイプだと跳ねた水が使用者にかかってしまいますが、「UnBRELLA」の場合は衣服が跳ねた水で濡れてしまうことがありませんでした。


しかも、傘立てがなくても自立してくれるので、外出先で置き場所に困ることもナシ。


地面はぬれていますが、傘の外側には全く雨粒がついていないので……


傘をくるくる巻いてバンドで止める時でも手はぬれません。お店に入る時に傘をビニール袋に入れなくていい点も地味に便利です。


さらに、車から出る時、普通の傘なら完全に体を外に出すまで傘をさせず、その間、使用者は雨に当たってしまいますが……


「UnBRELLA」なら狭い隙間から傘を伸ばしてさせるので、体が雨にさらされてしまう瞬間が存在しないのも優れている点です。


なお、UnBRELLAは税込9720円で購入可能。

UnBRELLA アッシュコンセプト【オフィシャル】 デザインプロダクトshop
http://h-concept.jp/fs/hshop/c/unbrella

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in レビュー,   動画,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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