無料でも自転車ライドのログを取ってペース配分も確認できる「Cyclemeter」
自転車で走っているときにふと走行の記録を残したくなったり、ロードバイクで日々のトレーニングを行う際にスマートフォンのGPS機能などを使って自分の走行データを記録し、後から確認できるアプリが「Cyclemeter」です。このアプリでは、シンプルなログ取り・確認であれば無料でひととおりの機能を使うことが可能です。
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Cyclemeter GPSサイクリング、ランニング、ウォーキングやマウンテンバイク
https://itunes.apple.com/jp/app/cyclemeter-gpssaikuringu-ranningu/id330595774
CyclemeterはiOS向けにリリースされている自転車用ログ取りアプリです。従来だと自転車ライドのログを取るためには専用のサイクルコンピューターが必要でしたが、スマートフォンが普及するに従って自転車でも使えるアプリが数多く登場してきました。
この種のアプリだと「Runtastic」などのメジャーなアプリも存在していますが、Cyclemeterは無料で基本的な機能を使えるほか、有料版にグレードアップしたくなった場合でも年額600円という比較的安価な金額が設定されているのがポイントの1つです。
アプリをインストールするには、App Storeのページを訪れて「入手」をタップ。
インストールが完了したら、アイコンをタップして起動します。
アプリが起動すると年額600円の有料版である「Elite」の購入を勧めてきますが、ひとまず現段階では「スキップ」をタップしてスルーしておきます。
すでにCyclemeterを使用しているかどうかを尋ねてくるので、初めて使う場合には「いいえ」をタップ。
すると、運動カロリー量の測定のため、自身の体重を尋ねてきます。あてはまる数値と単位を選択して「完了」をタップ。
「OK」をタップ。
初期設定が完了するとマップが表示され、自分のいる位置が表示されました。マップの下には自転車をこいだ時間「バイクタイム」や走行距離、スピードなどが表示されており、実際に走行を開始するとリアルタイムに数値が表示されることになります。
画面を右にスワイプすると、現在のスピードに加えて平均スピードや最高速、そして「直前の分割」や「現在の分割」では、1kmごとに走行を分割した際の平均スピードが自動的に表示されるようになっており、自分の走行ペースを把握する際に便利な機能となっています。
もう一度スワイプすると、今度は行程の中で登り降りした高度をまとめて表示する画面になりました。
さらに右に進むと、日別、週・月別、年別の統計が表示され……
一番右の「通過点」画面では、1kmごとの所用タイムや時速、標高などが表示されます。今回はまだ走行していないので、空白の状態です。
画面下の「マップ」アイコンをタップすると、マップが画面フルサイズで表示されるようになりました。しかしここで、多くの場合は自分の位置がずれていることに気がつくことになるはず。これを避けるため、画面右上の設定アイコンをタップ。
設定画面の一番下にある「北斗GPSの修正」をオフにすると、正しい位置が表示されるようになりました。これは、中国のGPSシステムである「北斗」を使って位置を補正する機能ということなのですが、オンにしておくと逆に位置がずれることがあるので、現時点ではひとまずはオフにしておく方が良さそうです。また、無料版Cyclemeterで選択できるマップはApple純正マップのみとなっており、Googleマップを選ぶためには年額600円の利用料を払って「Elite」にグレードアップする必要があります。
設定を終えたら、さっそく実際に自転車で走ってみます。「スポーツ時計」画面で「スタート」をタップすると、走行のログ取りが開始されます。
そのまま5kmほどサクッと走ってログを取ってみました。このように、実際に走行した地点が青いルートで表示され、どこを走ったのかが一目瞭然で確認できます。ルート上には走行1kmごとにマークが表示されるので、どれだけ走ったのかをわかりやすく確認することも可能です。
「スポーツ時計」画面では、実際に走行した記録を数字で確認することも可能です。今回は約27分間走り、走行距離は5.62km。消費したカロリーは181kcalで、画面下部には速度の変化がグラフで表示されています。なお、「スピード」の項目で表示されているのは、現時点のスピードなので、統計記録の一部ではありません。
右にスワイプすると、平均スピードに加え、最高スピードや分割ごとの平均スピードなどが表示されました。
さらに右にスワイプすると、走行したルートのアップダウンがグラフで表示されました。ただし、厳密にみると誤差を感じることもあるので、参考程度にとどめておいたほうが良さそうです。
累計の走行距離では、本日分の5kmが記録されました。今後も走行を重ねると、数字がどんどん大きくなっていくはずなので楽しみです。
そして、ログ取りアプリでうれしい機能の一つがこの「通過点」の統計表示機能といえます。無料版Cyclemeterでは、1kmごとのバイクタイムや平均・最高速度、消費カロリーなどを分割して表示する機能があります。有料版だとさらに自分の任意のタイミングで分割することも可能になります。
このように、Cyclemeterは無料版でもひととおりのログを取り、確認が可能なアプリとなっていました。さらに年額600円のEliteにアップグレードすると、アプリ内の広告が非表示になったり、Apple Watch対応、Googleマップ対応、SNSへの自動投稿、Stravaへの自動アップロード、iCloudを使ったログ管理など、一気に30種類以上の機能を利用できるようになるので、1度無料版で操作感を確かめてみても損はなさそうです。
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