メモ

起業家が出資を受けるときの最終面接試験に向けてすべき7つのこと

By Oscar Rethwill

スタートアップがビジネスを拡大させるにはベンチャーキャピタルや投資家から資金を獲得していく必要があります。自らもスタートアップに投資しつつ、よりビジネスが発展するようにと他のベンチャーキャピタルから資金調達できるように指導するという異色のベンチャーキャピタルYコンビネータ(YC)から出資を受けることは、成功への登竜門と考えられ数多くのスタートアップが門をたたく狭き門になっています。そんなYCプログラムの出身者であるZen99創業者のトリスタン・ジアー氏が、YCが課す最終面接試験をパスするために起業家がやっておくべき対策と、しておくべき心構えについて語っています。

How to Prepare for the Y Combinator Interview
https://tryzen99.com/blog_posts/prepare-y-combinator-interview

◆1:あらゆる質問を事前に想定する

By rentmama

聞かれるかもしれないあらゆる質問を事前に想定すること。これが最初にするべきことです。思いつく限りの質問事項を書き出して、一つ一つを検討するべき。YCの面接官は10分以内にこれでもかという数の質問をねじ込んでくるので徹底的に準備する必要があります。

◆2:YC卒業生に助けを求める
もしもYCプログラムを経験したことのある起業家を知っているなら、ぜひとも模擬面接をしてもらうべきとジアー氏は述べています。YC卒業生以上に正確なシミュレーションを行えるインタビュアーはいないからです。さらに、運が良ければビジネスアイデアについて意見をもらえるかもしれないというのが理由です。

◆3:回答は簡潔に
回答時間が10秒を超えると間違いなくYCの面接官は回答を遮って質問をしてくるものだそうです。これは回答がつまらないからではなく、簡潔ではないから。簡潔に回答することが大切とのこと。

◆4:時間を浪費しない

By Alexander Boden

YCが設定する面接時間の10分間はあまりにも短すぎる時間です。面接室に入って握手を素早く終えたら、質問を待つことなく自分から話し出す必要があります。社交辞令は省略して、即、本題に入るべきとジアー氏はアドバイスしています。

◆5:いじわるな面接官にやられない
全ての面接官が意地悪ということはありませんが、中には厳しい質問を投げかけてくる人がいるものです。たとえハードな相手でも、自分を見失ってはいけません。

◆6:共同創業者全員が話す必要はなし
スタートアップにはたいてい共同創業メンバーがいるもので、YCの面接には共同創業者はみな参加するのが原則です。しかし、すべてのメンバーが面接で発言する必要はまったくないとのこと。実際にジアー氏の場合、98%をジアー氏が回答して、創業パートナーは一言発しただけだったそうです。ジアー氏によるとスタートアップのCEOはいわばアメリカンフットボールのクォーターバックで、他のメンバーの専門分野では回答させるなど的確な差配が求められるとのこと。

◆7:武器は使えるとは限らない

By Joe Loong

プレゼンテーションを成功させるために、さまざまなツールを持ち込むことは自由ですが、面接官がそれを見てくれるとは限らないとのこと。備えあれば憂いなしですが、想定外の事態を「想定」しておくことも大切です。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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