メモ

日中に仮眠を取る効果や最良の仮眠時間帯・仮眠時間など「仮眠」に関するあれこれ

by Chris Goldberg

普段生活をしていると、日中に眠くなることがあります。そんなときに仮眠を取った方がいいのか、仮眠を取るとしてもどれぐらいの時間仮眠を取った方がいいのか、そんな疑問を解消する「仮眠」に関する研究結果などをBBCがまとめています。

BBC - Future - Sleep: How to nap like a pro
http://www.bbc.com/future/story/20150106-how-to-nap-like-a-pro

職場などで仮眠を取ることはあまり良いイメージに受け取られることはありませんが、仮眠を取ることで運動能力、認識力、記憶力などを向上させられることがわかっています。2014年の研究によると夜と昼の睡眠は無関係な単語同士の組み合わせを記憶しておく力を向上させ、北京大学で行われた研究では、トレーニング後の仮眠は脳機能と視覚機能を向上させ、肉体と精神の回復を促進させることが判明。

by Chris Hunkeler

また、2008年カルフォルニア大学のメドニックさんによる研究では、カフェイン200mgと60分から90分の仮眠の効果を比較した結果、仮眠は記憶力を向上させましたが、カフェインには効果がないか記憶力が悪化することがわかりました。さまざまな仮眠の結果から、企業の中には仮眠の効果に目を付け仮眠室を設けて仮眠を推奨することで生産性がアップした会社がありますが、一方で生産性が落ちた会社もあります。トロントのスタートアップは約30%生産性が落ち、プロジェクトの遅延が生じてしまったとのこと。

by waferboard

最良の仮眠方法は、メドニックさんの研究によると、仮眠を取る自然な時間は14時から16時ぐらいとのこと。また仮眠の時間によって効果が異なることも分かっています。2009年に行われた研究では、身体が眠っているのに脳が活動している状態である「レム睡眠」と脳が休息状態になる「ノンレム睡眠」と「起きたまま休んだ状態」を比較しました。研究内容はテスト実施の朝に、1つの言葉に対して3つの無関係な言葉を思い浮かべるという簡単なテストを行ってもらい、午後の初めに「レム睡眠」「ノンレム睡眠」で仮眠を取ってもらうか「起きたまま休んだ状態」になってもらって、夜に再び朝と同じテストをするというもの。結果は「レム睡眠」が最も創造的問題解決力を向上させることが分かりました。ただし、レム睡眠の効果を得るには60分から90分の長い仮眠時間が必要になることが問題です。

by Asim Bharwani

一方、短い仮眠でも効果があります。オーストラリアの研究では、10分程度の仮眠を取ると155分の長い仮眠を取ったときよりも眠気が少なく、活力を感じ、認識能力が向上することがわかっています。20分から30分の仮眠も効果がありますが、認識能力が向上するまで時間がかかるとのこと。なお、仮眠から起きた直後は、複雑な仕事はしない方がよく、脳が完全な状態に戻るまで仮眠後1時間から2時間が必要になるとのことです。また、カルフォルニア大学の睡眠と認知の研究を行っているエリザベスさんによると、「特に仮眠の必要性を感じなければ、仮眠の効果はない」とも話しています。

なお、完全な睡眠を実現するための脳波・眼球運動・筋肉の緊張・心拍数などをチェックし、起床直後のボーっとした状態を最小限に抑える安眠マスクNeuroonといったものがすでに開発されています。

・関連記事
より良い睡眠をとるための「10のゴールデンルール」とは? - GIGAZINE

軽い運動でも睡眠の質を劇的に改善することが判明 - GIGAZINE

睡眠の質を高める3つのシンプルな方法 - GIGAZINE

睡眠中にビクっとしてしまう行動はどうして起こるのか - GIGAZINE

睡眠時間が短くても健康的な人は一体どういう生活をしているのか? - GIGAZINE

世界初の睡眠コントロールで1日2時間睡眠を可能にする「Neuroon」 - GIGAZINE

in サイエンス,   メモ, Posted by darkhorse_log