車載スマートシステム「Android Auto」が正式リリース、ドライブシーンが一変する様子はこんな感じ

Googleが開発を進める自動車用スマート端末用のアプリ「Android Auto」がついに公開され、いち早くPioneer(パイオニア)が車載端末「AVH-4100NEX」でのAndroid Auto対応を発表、ドライブが劇的に快適になる様子を公開しています。

Android Auto
http://www.pioneer-carglobal.com/en/AndroidAuto/

Android Auto - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.projection.gearhead

Android Autoでドライブスタイルがどのように変化するのかは、以下のムービーを見れば一発で分かります。

Pioneer Android Auto Demo - YouTube

車載用ユニット「AVH-4100NEX」はAndroidスマートフォンと接続することで、情報端末に変身します。

ドライブ中の女性。

Android Auto対応端末にタッチして音声入力モードを起動。

「今日、何かアポイントメントあったかしら？」と問いかけます。

Android Autoは「午後7時にダイアナさんと夕食の予定があります」と音声で回答。Android Autoでスケジュール管理が可能です。

対応する地図はもちろんGoogleマップ。一般的なナビのように地図情報の更新は一切不要。

場面が切り替わると、ドライブ中の男性は……

「近くにコーヒーショップない？」と質問。

Android Autoは「こちらが付近のコーヒーショップリストです」と、ショップの一覧を表示。好きなお店をタップすると……

ナビゲーションがスタート。

続いて男性が「LAXまで道案内して」と話しかけると、Android Autoは「ロサンゼルス国際空港までの道順はこちらです」と空港までの経路を表示。Android AutoはIATAコード(空港コード)も識別できます。

先ほどの女性が「サンディエゴの天気はどう？」と質問。するとAndroid Autoは「サンディエゴは華氏55度(約13℃)で天候はくもりです」と返答。続けて女性が「傘は要るかしら？」と話しかけると……

「いいえ。サンディエゴで雨は降らないでしょう」とAndroid Auto。

Android Autoにはミュージックプレイヤー機能もあります。

「『Home』をかけて」と男性。

すぐに注文どおりの音楽を再生してくれます。

音声はコマンド入力以外にも利用可能。

Android Autoに向かって「ペギー・ジョーダンに電話をかけて」と話しかけると……

ペギーにコールしてくれます。

「ハイ、ペギー。ミーティングはどうだった？」とハンズフリーで会話が可能。

ディスプレイ上に着信案内が表示されました。

電話に出るときは案内をタップ。

するとハンズフリーで通話できます。運転中に着信があっても取り逃す心配はありません。

ディスプレイに「2件の新着メッセージがあります」の表示。

タップすると……

「メッセージはこちらです。ペギーさんがあとでお茶をしたいそうです」

女性は「何時？」

「『何時？』と承りました。メッセージを送信しますか？」とAndroid Auto。

「ええ。送って」と返答。Android Autoではメールを音声で入力して送信することも可能です。

「日没は何時？」とたずねる男性。「午後4時40分です」とAndroid Auto。

「ここから月までどれくらい？」

「23万8000マイル（約38万キロメートル）です」とAndroid Autoは答えました。

PioneerのAndroid Autoは現在のところ、アメリカ、イギリス、オーストラリアで利用可能となっています。Googleによると、すぐに新しいメーカーからAndroid Auto対応ナビが登場してくる予定とのことです。