取材

日本全国の漁場から集められた新鮮な魚介類が食べられる「中之島漁港」


阿久根岩屋明石浦豊後水道/日向灘網代網走など、全国各地の漁港から届けられる新鮮な魚介類を、活きたまま購入したりその場で食べたりできるのが「中之島漁港」です。ここはJR大阪駅から3km程度の距離という都会の中にある漁港で、2015年の2月18日にオープンしたばかりとのことなので、実際にどんな施設になっていてどんなものが食べられるのかを確かめてきました。

中之島漁港
http://www.nakanoshima-gyoko.jp/

「中之島漁港」は、大阪市中央卸売市場の対岸に位置しており、大阪市営地下鉄の阿波座駅から徒歩約11分、京阪電鉄中之島駅から徒歩約17分の位置にあります。


中之島漁港の入り口はこんな感じ。


奥には大阪市中央卸売市場の巨大な建物が見え隠れしています。


「魚」という漢字から作られたロゴが目印で、中には新鮮な魚介類が購入できる中之島漁港と、新鮮な魚介類をその場で食べられる中之島みなと食堂があります。


さっそく中に入ってみます。


入り口側から中の様子を見るとこんな感じで、左手の白色の大きなテントが中之島漁港で、右手のウッドデッキ上に中之島みなと食堂があります。


まずは大きなテントの中で魚介類を卸売りしている「中之島漁港」の方に入ってみます。


中には発泡スチロール製の水槽が複数並んでおり、店員さんに言えばそのまま水槽内を泳いでいる魚が購入できます。


小さな子どもにとっては水族館のように見えなくもないのかも……。


鳥取県の網代漁港直送の若松葉ガニ。もちろん活きたままの状態です。


ホタテにカキ、さざえなど大量の貝類も販売されていました。


こちらの水槽には活きたままのはまち。中之島漁港の中には大きな水槽が片手では数えられないくらいの数置いてあるので、いろんな種類の魚介類が購入可能。


丸々一匹購入せずとも、切り身にされたものやナマコ、伊勢エビなども販売されていました。


中之島みなと食堂で食べられる「ぶっかけ漁師丼」も販売中。


奥では実際に魚をさばいている調理人さんの姿も見られます。


また、活きたままの魚が丸々一匹販売されているところにも遭遇しました。

活きたまま販売される恵比寿さば - YouTube


この中之島漁港前には小さなテントが出ていることもあります。この日は中之島みなと食堂で食べられるぶっかけ漁師丼や、さざえのつぼ焼き、漁師汁などが販売されていました。


続いて階段を上り……


ウッドデッキへ移動。中之島みなと食堂はこのウッドデッキで飲み食いできるのですが、雨の日はびしょ濡れになってしまうのでここで飲食することはできません。


雨にも関わらず待ち時間は60分。


それでもめげずに名前を書いて待機します。


周囲を見回してみると、いろんな場所で雨宿りしながら名前が呼ばれるのを今か今かと待っている人たちを多数発見。


そんなわけで、時間待ちの間に中之島漁港前のテントに並んでみることにしました。


目の前でジュージュー焼かれるさんまやさざえ。


空腹に耐えきれずに購入したのは、ぶっかけ漁師丼、漁師汁、さんまの3つ。中之島みなと食堂は長時間待つ必要がありますが、テントではすぐに食べ物を購入できるので、「海鮮丼が食べたい!」という場合はここで購入して食べてしまう方が良さそう。


ぶっかけ漁師丼は、中之島漁港の中で販売されているものや、中之島みなと食堂で食べられるものと同じもの。


テーブルの上に置いてある醤油をかけて……


いただきます。


丼の具材はその日によって変わってくるそうで、食べた際に載っていたのはマグロ・カンパチ・サーモン・ぶりの4種類。実際に食べてみると、魚の身がプリプリで歯ごたえが良く、とても新鮮なものであることがよく実感できます。


漁師汁の中には……


焼いたしめさばがゴロッと入っており、寒い日には体が温まって非常にウマウマ。


最後に焼きさんまを食べてみます。


さんまはよく脂が乗っており、ジューシー。大根おろしがあればもっとおいしく食べられそう。


そうこうしている間に待ち時間が経過して、中之島みなと食堂の屋根付き飲食スペースに入ることができました。中はこんな感じで、ひとりで食べに来ているお客さんもチラホラ。


メニューはこんな感じ。中之島みなと食堂では新鮮な魚介類を使った丼ものや、刺身、浜焼きなどが食べられ、浜焼きメニューを注文する場合は炭代として1テーブル300円を支払う必要アリ。


テーブル中央にはコンロがあるのでここで浜焼きが食べられます。


机の上には中之島漁港のロゴ。


そんなわけで、注文したのは殻付きカキ2個、若鶏もも肉、海老串2本、焼き野菜盛り合わせ、イカの一夜干しがセットになった「中之島セット(2000円)」と「恵比寿さばのお造り(800円)」。

最初に殻付きカキと野菜が到着。


早速ジュージュー焼いていきます。


そうこうしているうちに、若鶏もも肉と海老……


イカの一夜干しも到着。


全部まとめて焼きまくります。


圧倒的存在感のイカの一夜干し。


もも肉にはあらかじめ下味がつけられています。


パカリと開いたカキからいただきます。


身はとてもジューシーで旨味がぎっちり詰まっており、何個でも食べられそう。


焼き野菜はすぐに焦げるので早めにパクパク。


イカの一夜干しや海老も良い感じに焼き色がついてきて、食欲をそそる見た目になってきました。


イカはチョキチョキハサミで切って食べます。


イカも非常に新鮮で、「イカなんてどれも同じようなもんだろ」と思っていた自分を殴りたいレベルでいつものものとは味がかけ離れていました。


野菜や魚介類が多めなので、時たま食べるお肉がとてもジューシーでグッド。


なお、メニューにはお肉類も複数用意されています。


おいしそうな見た目になってきた海老も食べます。


身はプリプリで食べ応え抜群でした。


一緒に頼んだ恵比寿さばのお造りも食べてみます。


さばの身もプリッとしまって新鮮なのですが、魚臭さとは少し異なる特有のニオイが強かったです。ただし、わさびやしそと一緒に食べればニオイを感じることなくおいしく食べられました。


天気が良ければこのウッドデッキでも食事できるようになるので、回転率ももう少し良くなるかも。


なお、帰り際に中之島漁港の水槽をのぞいてみると、たくさん泳いでいた魚たちがこぞって完売になっていました。


時間も16時を過ぎていたせいか、カットされた魚の切り身などはたたき売り状態。


記事執筆中の段階で、中之島漁港と中之島みなと食堂には公式ページ上で謝罪文を掲載するくらいに多くの人が詰めかけているよう。2015年2月18日にオープンしたばかりなので、お店側のオペレーションもまだまだつたないところが散見でき、天気の悪い日にはウッドデッキが使用できなくなるので席数が一気に減ってしまうという欠点もあります。それでも「新鮮な魚介類が食べたい!」という人がたくさん訪れているようなので、「自分も中之島漁港に行ってみたい!」という場合は、天気の良い日の朝早くの時間帯を狙うと良さそうです。

なお、中之島漁港の営業時間は6時から17時、中之島みなと食堂は11時から22時までとなっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
マンボウ丸1匹が3980円だったので実際に買ってマンボウ三昧してみました - GIGAZINE

スシローの回らないすしダイニング「ツマミグイ」は自己流アレンジの寿司から握り・ローストビーフまで注文可能 - GIGAZINE

悪魔のような形相の深海魚「ブラックシーデビル」の撮影に成功、その正体は? - GIGAZINE

オムライス化した巨大子アヒル「ラバーダック」につぶらな瞳で見つめられつつ「ラバーダックプレート」を食べてきました - GIGAZINE

松阪牛100%使用の豪華ハンバーガー「中之島バーガー」試食レビュー - GIGAZINE

in 取材,   試食,   動画,   , Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.