Windows 7の無償サポートや仕様変更リクエスト受付が終了
Microsoftはアメリカ時間の1月13日、Windows 7に関する無償サポートや仕様変更のリクエスト受付などを含んだ「メインストリーム サポート」を終了したことを発表しました。一方でセキュリティに関する重要なサポートなどは継続されます。
Windows 7 メイン ストリーム サポート終了のお知らせ - Microsoft
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/eos/consumer/default.aspx
Microsoftでは各世代のOS発売後10年間にわたってセキュリティや仕様変更に関するサポートを提供していますが、特に最初の5年間には無償でのサポートやOSの仕様変更や新機能に関する受付サービスなどを含む「メインストリーム サポート」が提供されています。しかし、2009年10月22日に発売されたWindows 7は発売から5年が経過したので、2015年1月13日をもってメインストリーム サポートが終了しました。メインストリームサポート終了後は、最低5年間にわたってセキュリティ更新プログラムの提供や有償でのサポートを含む「延長サポート」が継続されることになります。
1月13日で終了したサポートと、今後5年間にわたって提供が続くサポート内容は以下のとおり。Windows 7の登場からはすでに5年が経過していることもあり、実際に無償サポートや仕様変更リクエストが必要な場面は限られると思われるので、一般的なユーザーが受ける影響は限定的とみられます。
とはいえ、あと5年でWindows 7のサポートが完全に終了する日がやってくるのはまず間違いないため、Windows 7ユーザーはどこかのタイミングで乗り換えを検討する必要が出てきそうです。特に、セキュリティ更新プログラムの提供が終了後も古いOSを使い続けると、自身に対する被害はもちろんのこと、ネットワークを通じてつながる不特定多数のPCに対する被害を助長しかねないので対策は必須といえます。
人気の高かったWindows XPの直系であるWindows 7は今でも人気が高く、後継のWindows 8がUIを大きく変更したことへの反動もあって特にビジネスの場面では今でもWindows 7を使い続けているケースが多いとみられています。Windows 7のサポートが完全に終了するであろう2020年ごろには、Windows XPのサポートが切れた際に起こった「2014年問題」が再燃することもあり得ないケースではないので、スムーズな移行のためにはこれから数年かけて注意しておいたほうがいいのかもしれません。
その意味でも、2015年1月中に発表とみられる「Windows 10」がどんなOSなのかは、現時点で使用する予定がない人もチェックしておいた方がよさそうです。
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