取材

テスラ「モデルS」に試乗ができる期間限定のショールーム「大阪 Temporary Store」に行ってきました


2014年9月にいよいよ日本でも正式なデリバリーがスタートしたテスラモーターズの電気自動車「モデルS」。そのモデルSをじっくりたっぷり思う存分まじまじと見られ、予約すれば試乗することもできるショールーム「大阪 Temporary Store」が期間限定でオープンしたと聞き、さっそくモデルSを体験しにショールームに行ってきました。

大阪 Model S 展示・試乗受付中 | Events | Tesla Motors
http://www.teslamotors.com/jp/event/kiosk_osaka

大阪にオープンした期間限定のテスラ・ショールーム「大阪 Temporary Store」に到着。


精悍(せいかん)なマスクのテスラ・モデルSが駐めてあるのでショールームの場所はすぐに分かりました。


なお、このモデルSは予約すれば試乗できます。


ショールームの中にもモデルS


中に入るとこんな感じ。コンクリート打ちっ放しのショールームは、落ち着いた雰囲気で、テスラのイメージ通りスタイリッシュ。


こんな席でモデルSを眺めながら商談できるというわけです。


Macが置かれたテーブル。


このMacを使ってモデルSのプランを練ることができ、さらにポチッとクリックすることで正式注文すらできるとのこと。


◆モデルS
ショールーム内に展示されたモデルS。


自動車にあまり詳しくない人でも一発で分かる高級感を漂わせています。


フロントマスクはこんな感じ。


フェンダーにはテスラのエンブレム


寒冷地モデルには、ワイパーの凍結を防止するワイパーブレードデアイサーやウォッシャーノズルヒーターも用意されているとのこと。


モデルSはオプションで全面ガラスの「パノラミックルーフ」もあり。


モデルSは流れるようなラインの4ドアセダン。


走行中・停車中にはノブはドアの中に収められており……


キーを所持した状態で手をかざすと自動的に飛び出てきます。


リアのトランクは……


ハッチバック仕様なので、正確には5ドアハッチバック。


リアシートは2:1に分割でき前に倒すことができるので……


すべて倒せばかなり大きな荷物でも積み込めます。


さらにトランクフロア下には……


子ども二人が乗れる「後ろ向きシート」をオプションで搭載可能です。


トランクを閉めた状態のリアビューはこんな感じ。


カーボンファイバーのリアスポイラーもオプションで用意されています。


モデルSはEV(電気自動車)なので、当然、動力源はガソリンではなく電気。


家庭用の100V/200Vのコンセントで充電可能です。


車体後方から見ると、流れるようなボディラインはさまざまな曲線で表情豊かに形づくられている様子がよく分かります。


なお、日本国内販売のモデルSはすべて右ハンドル仕様です。


ドアを開けると窓枠はなし。


ドアの内側は未来的なデザイン


この部分がドアノブ


電動ミラーや窓を操作するボタン類


モデルSに乗り込むとまず目に飛び込んでくるのがセンターコンソールに設置された巨大なディスプレイ


サイズはなんと17インチ


革製のシート


シートポジションを変更するボタンはもちろん電動


運転席・助手席の間にはカップホルダー


カーボン調の素材


クッションをスライドさせると肘掛けにもなります。


なお、シガーソケットやUSBポートも用意されていました。


センターコンソールには大きな収納スペース。スマートフォンはもちろんカメラや小さなバッグなどがたっぷり入るスペースで使い勝手が良さそう。


電動のパノラミックルーフは中から見るとこんな感じ。


リアシートは3座


カップホルダーは、リアシートに座る人用のエアコンにもなっています。


リヤドア開口部の上部分には丸いボタンのようなもの。


押すと……


光るLEDでした。このLEDライトはドアを開けたときも自動点灯します。


運転席でエンジンON……ではなく、電源ON。


モデルSのハンドルには、中央のホーンボタンを挟んで左右にオーディオの音量など自由に設定できるボタンが搭載されています。


左がウィンカー。輸入車と同じく右ハンドルとはいえ国産車とは逆。


右がシフトレバー


先が電源ON(モーターON)のボタンになっています。


メーターパネルは液晶ディスプレイになっていて、スピードだけでなく再生中の楽曲やクルマの状態などさまざまな情報を表示できます。


ペダルはアクセルとブレーキだけの2ペダル式。モデルSはEVなので当然ながらクラッチペダルはありません。


バックミラーは小さめ。


エアコンの吹き出し口


助手席側のダッシュボード


カーボン調で近未来的なイメージ。


運転席・助手席用にもLEDライト


あらためてモデルSの運転席部分はこんな感じ。


17インチディスプレイはモデルSに関するあらゆる操作が可能。


サスペンションやステアリングをセッティングしたり、トラクションコントロールや回生ブレーキのON/OFFなどを設定できます。


電動ルーフを開閉したり……


シートヒーターは全ての座席を個別に設定可能。


ドアが開いていたりライトやウィンカーランプの点灯具合がディスプレイに表示されます。おかげで半ドアやウィンカーの消し忘れなどを防げるというわけです。


エアコンの調整


走行データ


スクリーン(ディスプレイ表示)のコントロール


バッテリーの状態を表示可能。


さらにハンズフリー状態で携帯電話と接続したり……


iPodやiPhoneなどの音楽プレイヤーと連携させたりもできます。


そしてモデルSには標準でモバイル通信環境が無料で提供されているため、巨大なディスプレイでGoogleマップを表示させればカーナビゲーションに早変わり。


インターネットラジオを楽しむことも可能。


リアカメラ用のバックビュー画面にもなります。


◆シャシー
展示車のとなりにはモデルSのシャシー部分が展示されていました。


フロントには当然ながらエンジンはありません。


座席の下にあたる部分にはバッテリーがフラットに並べられているとのこと。EVの重量の大部分を占めるバッテリーを低く並べることで低重心化に成功。スポーツカー顔負けの走行性能に一役買っているというわけです。


リアには大きなサスペンションとモーターやインバーターを搭載。


モデルSの中身を惜しげもなく披露しており、EVの最先端技術をじっくり見ることができます。


◆デザインスタジオ
ショールーム奥には「DESIGN STUDIO(デザインスタジオ)」という車体や内装のカラーサンプルが展示されていました。


木目調やカーボン調などの質感を確かめつつ……


車体の色と内装を組み合わせてコーディネートできるというわけです。


◆試乗
大阪 Temporary Storeでは、事前にインターネットサイトから予約することでモデルSを試乗できます。


というわけで、モデルSの上位モデル「85」に試乗させてもらいました。EVらしくエンジン音なしでスイスイ走るモデルSの様子は、以下のムービーで確認できます。

テスラ・モデルSで大阪の街をスイスイ・グイグイ走るとこんな感じ - YouTube


試乗してみて感じたのは、とにかく力強いということ。0-100km/h加速が5.6秒という強烈なスペックを持つモデルS 85は、いきなりトルクがモリモリのモーターの特性のおかげで大きな車体をグイグイ加速させ、ガソリン車とはまったく違う乗り味。アクセルを踏めば圧倒的過ぎる加速に驚かされます。低速でもトルクが太いのでストップアンドゴーの多い都会の道路でも、ストレスなくドライブを楽しめました。


さらに、タイヤノイズ以外に聞こえる音はないため、音楽をかければまさに「走るオーディオルーム」という感じ。車内の「音」にこだわりたい人にはこれ以上ないくらいの音響空間が広がっていました。

テスラ・モデルSは航続距離345kmのスタンダードモデル「60」モデルが823万円(税別)、航続距離460kmの上級モデル「85」が933万円(税別)。さらに2015年夏以降にはデュアルモーターAWDの四輪駆動モデル「(PDFファイル)P85D」が登場予定。すべてのモデルSが正式注文後に1台1台製造される完全オーダーメードモデルとなっています。

Model S | テスラモーターズ


なお、モデルSをじっくり見ることができるショールーム「大阪 Temporary Store」は、平日は11時から19時まで、土日祝日は10時から18時まで営業で、2015年2月28日までの期間限定オープンです。

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in 取材,   乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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