取材

ゲームが実車になった「ビジョングランツーリスモ」や自動運転車両など個性的に未来を提案する東京モーターショー2015の日産ブース


2015年10月30日(金)から一般公開が始まる東京モーターショー2015の日産ブースでは、次世代に向けたEVやクルマのあり方を提案するコンセプトカーが展示されているとのこと。そしてさらにドライブシミュレーションゲームの最新作「グランツーリスモ6」にも登場する「ニッサン コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」が展示されているとのことだったので、実車を見にいってきました。

TOKYO MOTOR SHOW WEB SITE
http://www.tokyo-motorshow.com/

日産のブースに到着。日産らしい赤をモチーフにしたデザインになっています。


「NISSAN Concept 2020 Vision GranTrismo」は、ブースの端に置かれていました。「ゲームの世界から飛び出してきた」という表現がピッタリな、非っ常に特徴的なデザインになっています。


ドアウィンドウの形状やボンネットからリヤにかけてのラインは、現行のGT-Rをほうふつとさせるイメージになっています。


レーシングカーのような、でもよく考えたらこんなレーシングカーはない、というやはり特徴的なテールエンドのデザイン。丸目2灯のテールライトも、やはりGT-Rをイメージさせるもの。ドアからタイヤ、リヤエンドにかけての面の流れ方がものすごいことになっています。


空力でダウンフォースを生むリヤウィングとディフューザーもド迫力。よく見ると、テールランプはウィング状のパーツで浮いた構造となっており、前方からの空気をうまく流すようなボディワークになっています。


凹凸に富んだドア周りのデザイン処理もド迫力。リヤタイヤの前が大きなエアスクープ(空気取り入れ口)になっていないのは、エンジンをフロントに積むコンセプトが現れているのかも。


宇宙船のような見た目の正面からのカット。ライトの下には、空気を取り入れるための大きなスリットが開けられています。


やはりどこか現行GT-Rを感じさせるフロント周り。


クルマというより、まるで生き物のようなデザインのクルマとなっていました。


次に見にいったのは、「クルマの新たな可能性、未来の軽自動車EV」というコンセプトのTeatro for Dayz


ドアの下部には、LEDマトリクスの表示部がレイアウトされています。これは音楽にあわせて動くグライコ(グラフィックイコライザー)表示の模様。


コンセプトモデルにしては常識的なライト周りのデザインですが、バンパーの下部にもLEDマトリクスが埋め込まれています。ここには「Charging」や「Full」といった充電状況や、さまざまな情報を表示できるようになっています。


ドアは前後にバカッと開く観音扉タイプ。


シートはポップな編み物模様だな、と思っていると……


水玉模様に変化し、思わず「!?」。


皮のソファーのようなデザインになったり……


海の中のような風景が表示されたり。天井に埋め込まれたプロジェクターから映像を投影するプロジェクションマッピングを取り入れているようです。


これはダッシュボード部分にも取り入れられており、このように天気予報を表示したり……


大画面のナビにもなったり。


音楽のプレイヤーにもなります。


そして、友人から届いたメッセージを表示することも可能。この車両は、デジタルガジェットに囲まれて育ってきた若い世代とクルマのあり方を模索するコンセプトを表現したモデルとなっており、大容量バッテリーを搭載することで電気自動車がいつでも遊べて、いつでも自由につながれる「デジタルガジェット」としてのクルマのあり方を提案するコンセプトカーとなっているのでした。


ブース中央のステージには、日産の自動運転コンセプトを表現したコンセプトカー「IDSコンセプト」が展示されています。


コンセプトカーですが、あまり奇をてらった感じのない、市販車にも通ずるものを感じさせるデザイン処理。


グリル周りも、これが市販車だと言ったら思わず信じてしまいそうな雰囲気。


ドアはこちらもガバッと開く観音扉タイプ。かつてはボディ剛性が確保できないとして実現が難しかった観音扉も、すっかり普通に見かけるようになりました。


このクルマのポイントは、ドライバーの意思に応じて空間全体がトランスフォームする仕組みとのこと。ハンドルが出てくる「マニュアルドライブモード」から、以下の画像のような「パイロットドライブモード(自動運転モード)」に変化する事で、ドライバーの状況に応じてクルマのほうが変化するようになっています。


このクルマは、明日(29日)にじっくり内装を見ることにしているのでお楽しみに。

開場を見渡すと、インタビューを受けるゴーン社長の姿も。


オレンジと黒のボディが鮮やかなコンセプトモデル「NISSAN GRIPZ CONCEPT」。パワートレインにLEAFのEV技術をベースにしたシリーズ・ハイブリッドEVシステム「Pure Drive e-Power」を搭載するモデルで、駆動方式はFFが想定されています。


ボンネットなどの黒い部分には、カーボン模様が浮き出ていました。


マッスル感を感じるテールビュー。後端がぴょんと跳ね上がった「ダックテール」が思いのほかかわいらしく目に飛び込んできます。このモデルは「全く新しいクロスオーバーモデル」を提案するクルマとなっています。


ドアは斜め前方に跳ね上がるタイプ。


この写真では前方ドアのみが開いていますが、後方ドアも後ろ向きに開くタイプで、やはりこちらも観音開きタイプ。


インテリアはこんな感じ。オレンジの差し色が鮮やかな色使いです。


シートはセミバケットタイプで、センターコンソールには脚を当てて踏ん張るためのニーパッドを装備。


何かに似ているハンドルだな……と思っていると、ロードバイクのホイールのデザインにそっくりであることに気がつきました。それもそのはず、このクルマには自転車をモチーフにしたデザインが多く取り入れられているとのこと。


ペダルもこのとおり、自転車のペダルとうり二つ。


リヤシートの形状も、ロードバイクのサドルを思い起こさせるもの。


リヤシートの間には、2本のステーが配置されています。これを車体外側の後部から見ると……


自転車のヘルメットのイメージが取り入れられていることがわかる、というものでした。


ドアのパッドにも自転車のサドルっぽさが。


タイヤにも、自転車のホイールメーカー「フルクラム」や「Fast Forward」のようなデザインが施されていました。


こんな感じで非常にアクティブさを感じさせるGRIPZ CONCEPTは、日欧のデザイナーが共同して日産のラリー活動にインスパイアされて生みだされたデザインで、未来のコンパクトクロスオーバーのあり方を予感させるコンセプトカーに仕上げられています。


この他にも日産のブースでは自動ブレーキなどの新技術を搭載する「LEAF」などが展示されていました。

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