紅葉のシーズンのみに販売するカラフルな葉っぱを使った「紅葉柿の葉すし」試食レビュー
柿の葉寿司は奈良・和歌山・石川の郷土料理で、柿の生産がさかんな奈良県の柿の葉寿司は新大阪駅や京都駅などでも購入ができ、新幹線の中で食べている人もいます。奈良県の桜井市にある「柿の葉すし 山の辺」では柿の葉っぱが緑から赤やオレンジ色に変わる紅葉のシーズンに合わせ「紅葉柿の葉すし」を販売しています。残念ながらすでにオンライン注文分は売り切れてしまっていますが、桜井市のお店では購入ができるのでお店に行ってきました。
柿の葉すし 山の辺
http://www.kakinohasushi.net/
お店の所在地は、奈良県桜井市山田676-2。隣にある「飛鳥資料館」が目印です。
「山の辺 桜井本店」に到着。お店のオープンは10時からでしたが、15分前にもなると長い列ができはじめていました。お客さんの目当ては「紅葉柿の葉すし」の様子。
窓口で注文を伝えると、お店の人が柿の葉すしを箱に詰めてくれます。
完全予約制の「柿の葉寿司 体験道場」では、実際に自分で柿の葉すしづくりを体験することが可能。25個の柿の葉寿司作りに昼食がつき、料金は税別5000円。
全て手作りということで、箱詰めも手作り感が満点。さっそく鮭と鯖のミックスの30個入り(税込4750円)を買ってみます。
持ち帰りの箱は白い紙袋でいたってシンプル。
紙袋の中には柿の葉寿司の説明と、柿の葉寿司 体験道場の案内が入っていました。
柿の葉寿司の葉っぱは6月頃から10月頃までは新葉、11月から12月頃までは紅葉の葉っぱ、1月から5月頃までは塩漬けのものを使用しています。
30個入りは薄い青の風呂敷が使われていました。
開くとさらに青い紙に包まれています。
ミックスを注文したので、黄色いシールが貼ってありました。
包装紙を剥がすと木箱に入った柿の葉寿司が登場。
様々な柿の葉色がキレイな紙が貼られていました。
パッケージの裏には、赤い柿の葉寿司の説明や、保存方法が書かれています。
木箱を開けると緑色一色ではなく、カラフルな秋色の葉っぱが登場。
原材料は米・鯖・鮭・酢・砂糖・食塩・調味料(アミノ酸等)が使われており、消費期限は3日間。
紅葉柿の葉すしは様々な色がとてもキレイで、食べる前からテンションが上がる作り。
柿の葉は緑色やオレンジ
オレンジと黄色が混ざった色
濃い緑色の葉っぱも入っています。
色によって鮭・鯖と分かれているわけではありませんが、横から見れば入っている魚が確認できます。どうやら今回は上が鯖、下が鮭になっていたようです。
葉っぱは見事なグラデーションを作り出しています。
葉っぱを剥がしてみるとこんな感じ。
鮭は北海道産の高タンパク質で低脂肪の天然の鮭を使用しており、灰色っぽい皮が付いているのが確認できます。
お米はやや潰れていますが柿の葉寿司はコレが普通。
食べてみると、秋が旬なので鮭にしっかりと脂が載っていますが、酢が入ることとにより脂っぽさが抑えられており、旨味・酸味・塩気がちょうどいいバランス。柿の葉の風味も多少は付いていますが、作りたてのものを買ってから5時間ほどしかたっていないのでそこまで風味は強くはありませんでした。時間を置くとより柿の葉の風味が強いものが食べられるので、好み次第で1日~2日寝かせて良さそう。
鯖は焼津産のものを使用しており、銀色に光る皮が付いています。
食べてみると、鮭よりも脂が強く、酢の味も強い印象ですが、旨味・酸味・甘味などどれも突出することがなくキレイにまとまった作り。鮭の柿の葉寿司同様に葉っぱに包んだり酢を多めに使うことで生臭さが抑えられているので、生魚が苦手な人も食べやすいかもしれません。
柿の葉寿司は基本的には葉っぱを付けて食べる物ではないのですが、葉っぱを付けた状態で食べるという方法もあるとのことで試してみます。
葉っぱを付けて食べるとあまりにも風味や青々しさが強すぎて、魚の旨味がほとんど味わえなくなってしまいました。健康にはいいらしいのですが、やはり葉っぱは外して食べるのが正解です。
紅葉柿の葉すしは12月末頃までの販売で10時から17時までの営業で火曜日と水曜日が定休日ですが、紅葉柿の葉寿司のシーズンは午前中に売り切れてしまうことも多い様子。柿の葉すし 山の辺では通信販売も行っていますが、11月から12月の通販は好評につき既に売り切れてしまっているので、どうしても食べたい人は奈良に行くしかない状況になっています。
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