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Twitpicが再びサービスの継続を発表、しかしこれで本当の最終章へ


Twitterからの圧力をきっかけにサービス提供の終了にまつわる騒動を巻き起こしていた「Twitpic(ツイピク)」ですが、サービス停止が予定されていた当日の25日になって突然、Twitterとの合意のもとでサービスが継続されることを発表しました。

Twitpic’s Future | Twitpic Blog
http://blog.twitpic.com/2014/10/twitpics-future/

ここ数か月でのTwitpicをめぐる状況はまさに乱高下を繰り返し、9月にはいったん閉鎖を回避して存続が決定したものの、10月半ばには再び閉鎖が決定という状況に陥っていましたが、同社のノア・エヴェレットCEOは閉鎖予定日となっていた10月25日に突然Twitterによる買収を発表し、ユーザーはサービスを継続して利用できることを発表しました。


しかしこれは、同サービスの継続を意味するものではなく、あくまで同ドメインとユーザーデータがTwitterの所有に移動するというもの。つまり、Twitpicそのものは継続した形を取るものの新規投稿のできない「リード・オンリー・モード」という状況になります。

今回の件についてエヴェレットCEOは「Twitpicを継続するための方策を見いだすことはできませんでしたが、Twitpicのドメインと写真データを譲渡することについてTwitterと合意に達し、当面の間は過去の写真とリンクが継続して利用できる状態になったことを発表します」と声明を発表し、暫定的である空気は醸し出しながらも、とりあえずはサービス終了という状況を回避したことを明らかにしています。


また、今回の合意によってTwitpicのサービスには以下のような変更が行われます。

・Twitpicへの写真やデータを新規投稿することは不可
・iOS版、Android版のアプリは各ストアから削除され、サポートは終了
・アカウントのプロファイルにログインしてデータの削除およびアカウントの削除を行うことは可能
・自分のデータをエクスポートしてダウンロードすることも可能

最後にエヴェレットCEOは「これは私にとってTwitpicでの最終章となりました。これまでほぼ7年にわたってユーザーのみなさんが写真をシェアする記憶の一翼を担えたことに感謝し、光栄に思っています」とのコメントで声明を締めくくっています。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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