空中に浮かびながら音を奏でるBluetoothスピーカー「OM/ONE」

Bluetoothを内蔵して手軽にスマートフォンなどから音楽を再生できるスピーカーを目にすることが多くなりましたが、Om Audioの「OM/ONE」はおそらく誰も見たことがないと思われる宙に浮遊するスピーカーです。

Om Audio
https://omone.tilt.com/om-one

OM/ONEがどんな製品でどのように浮遊するのかは、以下のムービーなどを見ればわかるようになっています。

OM/ONE: The world's first levitating bluetooth speaker


「OM/ONE」はスピーカー部分となるSpeaker Orbと土台のBaseからなる浮遊Bluetoothスピーカーです。

スピーカーの直径は約9cm、Baseを含めた最大の高さは約16cmとなっており、デスクトップでの利用にピッタリなサイズとなっています。なお、スピーカーの重量は340グラムと軽量。

スピーカーが浮遊する仕組みは大方の予想どおりマグネットを使ったものとなっており、BaseとSpeaker Orbの両方に内蔵されるマグネットの反発力を利用したものになっています。

Baseから浮き上がる高さは3cm。

Speaker Orbはリチウムイオンバッテリーを内蔵しているので、どこにでも持ち運びが可能。最長で15時間の連続再生が可能となっています。

Speaker Orbに設けられたネット部分から音が再生されるようになっています。また、本体にはマイクを内蔵しているので、電話がかかってきた際にスピーカーフォンとして使うことも可能となっています。

Baseを含めた本体の構造は以下の図のような感じとなっており、Speaker Orbには小型のユニットが1台収められているのがわかります。オーディオ的にいうとスピーカーユニットを収めた筐体が浮いている(＝フラフラしている)のは音質的に大きな影響を与えるはずですが、どのように処理されているのかが気になるところです。

OM/ONEは2台をリンクさせてステレオスピーカーとして利用することも可能。2台の連結はもちろんワイヤレスで行われるようになっているとのこと。

そのほか気になる仕様は以下の通りとなっています。

OM/ONE・Speaker Orb
【本体寸法】
サイズ：直径9.1cm
重量：340グラム

【オーディオ】
ドライバ：75mmフルレンジユニット
マイク:通話用マイク内蔵(IEEE 1329 Type 1準拠スピーカーフォン)

【電源・バッテリー】
・タッチセンサー式ON/OFFボタン
・リチウムイオンバッテリー内蔵
・最長再生時間：15時間(音量により変化あり)

【Bluetooth】
・Bluetooth 4.0準拠
・EDRサポート
・通信可能距離：10メートルまで

OM/ONE・Base
・マグネットを内蔵してSpeaker Orbを浮揚
・Speaker Orb充電用USB端子を装備

【本体寸法】
サイズ：16×4cm
重量：590グラム
Speaker Orb浮揚高さ：3cm
合計高さ：16.2cm
合計重量：約950グラム

このOM/ONEは、メーカー系では珍しく独自のクラウドファンディングを通じて販売されることになっており、サイトでは出資を募集中。179ドル(約1万8000円)の出資でOM/ONEを1セットと特製Tシャツをゲットすることが可能となっています。また、299ドル(約3万円)を出資すると、ミラーボールのようなデザインをまとったOM/ONEを1セットと同じ特製Tシャツのセットをゲットすることが可能。送料はアメリカ国内の場合は10ドル(約1000円)、アメリカ以外の場合は20ドル(約2000円)となっています。

2個のOM/ONEをゲットしたい場合は329ドル(約3万3000円)となっています。ミラーボールバージョンがほしい場合は529ドル(約5万3000円)。送料はアメリカ国内で20ドル(約2000円)、アメリカ以外の場合は40ドル(約4000円)となっています。

さらに、1000ドル(約10万円)を出資すると本体色を自分の好きな色に変更したOM/ONEを2セットゲットすることが可能。3000ドル(約30万円)の場合は、好きな色のOM/ONEを2セットに加えて開発陣と食事できる権利をゲットすることができます。

出資の期限は明記されていませんが、記事執筆時点の8月13日での残り日数が49日なので、計算上は9月30日あたりが募集期限となっているようです。出荷時期は2014年12月の予定となっています。