無料で新メンバー加入のオンボーディング・オリエンテーションをオンラインでスムーズに実行できる「ChiefOnboarding」

企業や団体、プロジェクトなどの組織において新しく参加するメンバーに対して、ルールやシステムの使い方などを伝えるにはマニュアルを配布したり、上司や担当者が個別に説明する方法が一般的です。そのようなオンボーディング・オリエンテーションを効率よく実施するためのツールとして、無料でセルフホストで運用するオープンソースシステムChiefOnboardingが公開されています。
ChiefOnboarding – Employee onboarding done right.
https://chiefonboarding.com/

chiefonboarding/ChiefOnboarding: Free and open-source employee onboarding platform. Onboard new hires through Slack or the web portal.
https://github.com/chiefonboarding/ChiefOnboarding/
◆ChiefOnboardingの利用方法
・シーケンスによるタスクの管理
シーケンスはオンボーディングの流れを定義するためのもので、新メンバーが加入した際に行うべきタスクを管理します。

・ブロック
「タスクをいつ表示するか」を条件単位で整理するためのもので、「加入〇日前」「加入〇日後」「指定されたタスクが完了」などの条件が設定できます。

・テンプレート
作成したブロックに「ToDo Items」や「Resources」など作業の種類によって分けられたタスクを、事前に用意したテンプレートから選択して登録、もしくは新しく作成して追加します。

・バッジアイテム
新メンバーのモチベーションを維持するためのバッジを進捗段階により付与する機能もあります。

・管理者タスク
システムのアカウント発行や機材の調達など担当者が新メンバーに対して行うべきタスクを登録できます。

7日前に管理者が準備作業を行い、1日前に担当者に連絡するなど、ブロックが時系列で表示されるのでタスクの流れを把握しやすくなっています。

・新メンバーの登録
新メンバーの登録方法として「フォームを利用する」「Slackから登録」「API」の3つの登録方法を用意。

・新メンバー向けポータルサイト
新メンバーがログインすると専用のダッシュボードが表示され、メッセージやタスクを確認・進捗を報告できます。

・質問
登録できるタスクの中には「質問」も含まれており、新メンバーの理解度確認や制服のサイズなどの情報収集にも活用可能。

・プロフィール一覧
既存のメンバーのプロフィールを表示する機能があり、顔写真と名前や連絡先、所属部署などを確認できます。

・日本語対応について
システム全体および個人それぞれに言語が選択でき「Japanese」も選択できますが、UIは英語のままで一部機能を表示する際にエラーが発生します。ただし、タスクの登録欄や内容などのテキストに日本語を入力し表示することは可能です。

◆ChiefOnboardingの構築方法
今回はWindowsにDocker DesktopとGit for WindowsのGit Bashを用意した環境で構築します。リポジトリをクローンしてChiefOnboardingに移動します。
git clone https://github.com/chiefonboarding/ChiefOnboarding.git cd ChiefOnboarding
環境変数ファイルをサンプルからコピーして作成します。
cp .example_env .env
デモ用に設定を変更します。
BASE_URL=http://127.0.0.1:8000
2026年4月現在、PostgreSQLのバージョン18では動作しないためdocker-compose.ymlを修正し、PostgreSQLのバージョンを17に固定します。
services:
db:
restart: always
image: postgres:17
コンテナを起動します。
docker compose up -d
ブラウザで「http://localhost:8000/」にアクセスすると、管理者登録フォームが表示されるので「Name」に組織の名前、「Timezone」に「Asia/Tokyo」を選択、「Language」に「Japanese」を選択、「First name」「Last name」に任意の名前、「Email」にメールアドレス、「Password」「Password confirmation」にパスワードを入力し「Submit」をクリック。

ログイン画面にリダイレクトされるので、「Email」にメールアドレス、「Password」にパスワードを入力し「Log in」をクリック。

初期画面が表示されれば構築完了です。

オンボーディングにおける「誰が何をいつやるか」を明確にし、不要な準備や抜け漏れを防げるのがChiefOnboardingの強みです。タスクと条件を組み合わせることで、実務に即したフローを構築でき、人的リソースの削減にもつながります。
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in ソフトウェア, レビュー, Posted by darkhorse_logmk
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