レビュー

複数人でのプロジェクトマネジメントに速攻で同期できる「かんばん」を使えるサービス「Taiga」


トヨタが考案した「かんばん方式」は、生産計画に応じて必要なものを必要なときに必要なだけ供給でき生産効率が向上するため自動車の製造に限らず製造業一般に普及し、現在ではプログラムマネジメントの手法の一つとして広く採り入れられています。そのかんばん方式を使って複数人で取り組むプロジェクトをオンライン上でマネジメントできるサービスが「Taiga」です。

Taiga.Io | Agile, Open Source, Free Project Management System
https://taiga.io/

◆アカウント登録
上記サイトページの下にある「SIGN UP」をクリック。


TAIGAのアカウント登録画面になるので、ユーザーネーム・公開ネーム・メールアドレス・パスワードを入力したら「SIGN UP」をクリック。


無事、サインアップが終わるとこのようなサインイン画面になります。なお、複数のプロジェクトに参加している場合は、この画面上に参加中のプロジェクトがグリッド表示されるので、適宜、プロジェクトを切り替えることが可能です。


◆プロジェクトの作成
新しくプロジェクトを作成するには「CREATE PROJECT」をクリック。


かんばん方式(KANBAN)かスクラム方式(SCRUM)を選べます。今回は「KANBAN」を選択して、「NEXT」をクリック。


プロジェクトの名前(今回はGIGAOプロジェクト)と簡単な説明を入力したら「CREATE」をクリック。


すると、こんな感じでかんばん方式の工程表が現れました。デフォルト設定では作業内容が書かれた「かんばん」は、「NEW」→「READY」→「IN PROGRESS」→「READY FOR TEST」→「DONE」の順に各ステージを流れていくようです。


◆作業工程を変更する
英語では分かりづらいのでまず最初に作業工程(ステージ)の名前を変更しておきます。画面左の「ADMIN」をクリック。


「CUSTOM ATTRIBUTES」→「US STATUSES」をクリックすると、デフォルトのステージが現れました。変更したいステージの「Edit Value」アイコンをクリック。


好きな名前に変更して「保存」アイコンをクリックすればステージ名が変更されます。


なお、かんばん方式ではステージごとにかんばんを貼れる枚数を制限する「WIP制限」を設定することで、特定のステージがボトルネックになることを防止して作業効率を高められます。WIP制限を設ける場合は、ステージの「WIP Limit」に制限したい数を設定すればOK。


今回はこんな風に各ステージを設定しました。


◆メンバーをプロジェクトに参加させる
かんばん方式は個人的なTo Doリストと違って、複数人で作業を分担するプロジェクトツールなので、当然ながらプロジェクトに参加するメンバー同士でかんばんを共有できる必要があります。メンバーにプロジェクトへの参加を促すには、「Admin」→「MANAGE MEMBERS」→「NEW MEMBER」をクリック。


メンバーのメールアドレスを入力して、ROLES(役割)を選んだら「CREATE」をクリック。


すると入力したメールアドレス宛に参加を促すメールが届くので、参加を求められたメンバーは、メール本文の「this link」をクリックすると……


GIGAOプロジェクトへの参加画面になりました。アカウントがある場合は左からサインイン、アカウントがない場合は右から新規作成すればOK。


こんな感じでメンバーが追加されていき、メンバーが参加を受諾すると右端の「Status」が「Active」に変わります。


なお、プロジェクト管理者は「ADMIN」→「ROLES&PERMISSIONS」でメンバーの役割や権限を細かく設定することができます。


◆かんばんの追加
かんばんを追加するにはステージ右の「+」アイコンをクリック。


カンバンの名前(ここでは「A」)を入力して、必要であればROLESとその数・タグ・説明を入力して「SAVE」をクリック。なお、ROLESやタグは後から変更できるので、プロジェクトマネージャーとしては、手当たり次第に必要となるかんばんを名前だけでどんどん追加していく方が効率的かもしれません。


「A」から「E」までかんばんを追加するとこんな感じ。


かんばんの数が増えすぎて見にくくなったときは、ステージ左のアイコンをクリックすれば……


こんな感じでかんばんを小さくできます。


なお、かんばんに説明を書き込んでおくと後から検索可能です。


画面左の「SEARCH」をクリック。


検索したいフレーズを入力して「SEARCH」をクリックすると……


こんな感じでかんばんを検索できました。


◆かんばんの移動
かんばん方式では作業の進行具合に応じてかんばんのステージを移動させることで、そのかんばんの作業がどの段階にあるのかを把握できるようになっています。かんばんは、ドラッグ&ドロップで自由に移動させられます。


「やること」ステージにかんばん「A」「B」を移動させました。当然、プロジェクトメンバーもこれらの変更をリアルタイムで確認できます。


試しにWIP制限を超えてかんばんを追加すると赤いラインが表示されました。WIP制限を超えていることを赤いラインで知らせてくれる仕組みです。もっとも、赤いラインが表示されてもかんばんの追加自体は可能なので、この状態ならボトルネックになっている工程が一目瞭然で、プロジェクトマネージャーはメンバーに無言の圧力をかけられる仕様となっています。


なお、各かんばんには「責任者」を指名することができます。かんばんの「Unassigned」をクリックして……


指名したいメンバーを選ぶと……


こんな風にメンバーの名前がかんばんに表示されました。かんばんに責任をもつメンバーや、かんばんの移動を最後にしたメンバーなど表示のルールを事前に決めておけばプロジェクト進行が捗りそうです。


こんな感じでプロジェクトが進行していき「完成」したかんばんは、そのまま表示させておくのもOK。


もちろん削除することもできます。プロジェクトの名前をクリック。


「EDIT」をクリック。


画面右下の「DELETE」→「SAVE」とクリックすればかんばんの削除は完了です。


TAIGAは「速度」と「軽さ」に重点を置いて開発されたサービスで、プログラムコードは全てオープンソースとして公開されておりプログラムの自由な改良が認められています。また、TAIGAはかんばん方式以外にもSCRUMモードが選択でき、プロジェクトメンバーで共有できるWikiの作成やビデオ会議などの各種機能も用意されています。

なおTAIGAはまだベータ版段階で、現在のところは無料で利用可能です。製品版ではプロジェクト規模に応じて月額3ドル(約320円)から40ドル(約4300円)の利用料金が予定されています。

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