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世界で29%の人が体重過多か肥満であることが判明、国別トップ10はこの国

By Malingering

「富の象徴」といわれることもある肥満は、さまざまな病気を引き起こすリスクが高いことが知られており、全世界的に肥満を解消して健康な生活を実現しようとする試みも行われています。しかし、アメリカの研究チームが実施した調査によると、過去30年において全世界的の肥満人口は明らかに増加してきたという結果が明らかになりました。

Nearly 29% of World Population Is Overweight - WSJ
http://online.wsj.com/articles/nearly-30-of-world-population-is-overweight-1401365395

この結果はアメリカ・ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)による研究で明らかにされたもの。研究チームでは188か国を対象に1980年から2013年のデータを調査して国別の統計を発表しました。

2013年時点での調査結果からは、全世界人口の29%にあたる21億人が過体重および肥満の状態にあることが明らかにされています。その中でも肥満状態にある人口は成人で12%、子どもを含む未成年者では4.9%となっており、これは1980年から一貫して増加する傾向にあることも明らかにされました。また、世界で6億7100万人という肥満人口の半数以上は、アメリカ、中国、インド、ロシア、ブラジル、メキシコ、エジプト、ドイツ、パキスタン、インドネシアの上位10か国に暮らしているということもわかっています。


上位10か国の肥満人口は以下のとおりとなっています。
・アメリカ:8690万人
・中国:6200万人
・インド:4040万人
・ロシア:2920万人
・ブラジル:2620万人
・メキシコ:2490万人
・エジプト:2180万人
・ドイツ:1710万人
・パキスタン:1670万人
・インドネシア:1510万人

1980年時点での肥満人口は全世界で8億5700万人でしたが、33年後となる2013年の時点には21億人にまで増加しており、その増加率は成人では27.5%、未成年者の場合だと47.1%にも達しています。この中でアメリカは依然として世界で最も肥満人口が多い国となっていますが、研究チームでは世界的に見ればそれ以外の国々における肥満人口の増加が顕著に目立っていることを指摘しています。

なお、報告書によると、日本人の性別・世代別による体重過多および肥満率は以下のとおりとなっています。
・男性・20歳未満:15.3%
・男性・20歳以上:28.9%
・女性・20歳未満:12.4%
・女性・20歳以上:17.6%

調査による結果では世界のどの国でも肥満の割合が顕著に減少した国はみられず、各国が進める健康増進計画が効果的に機能しているとは言いがたい現状であることも明らかにされています。世界保健機関(WHO)は2025年までに全世界の肥満の増加を止める目標を掲げていますが、研究チームは「この目標は非常に野心的なものであり、世界的に強調した取り組みが行われない限りは達成は難しい」と指摘しています。

研究チームを率いたマーレー博士によると、肥満は人びとの健康を脅かすリスク要因の上位に挙げられていますが、同様の喫煙、アルコール摂取や高血圧の中でも肥満の割合だけが増加傾向を示しており、懸念材料として認識していることを明らかにしています。

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