メモ

アメリカの広大な国土の約50%には誰も住んでいないことがよくわかる地図


アメリカは人口が約3億1700万人で世界第3位、領海を除く国土の面積が約916万平方キロメートルで、こちらも世界第3位の大国です。広大な国土を調査するアメリカ合衆国国勢調査局が統計を作成する際に用いる地理的単位「国勢調査細分区」というものがあり、その中で住人が確認されている区と人口がゼロの区を色分けして、アメリカのどこに人が住んでいないのかが一目で分かる地図が公開されています。

mapsbynik: Nobody lives here: The nearly 5 million Census...
http://mapsbynik.tumblr.com/post/82791188950/nobody-lives-here-the-nearly-5-million-census

アメリカ合衆国本土の国勢調査細分区における人口の有無を表わしたのが下記の地図になります。白色が人が多少なりとも住んでいる区分、緑色が人口ゼロの区分に該当。地図からはっきりとわかるのは、アメリカ本土の西側半分は人口ゼロの区が多くを占め、全く反対の現象が東側半分で起こっているということ。また、地図の作成者によって、アメリカの領海を除く国土の47%にしか人が住んでいないことがわかっています。


Googleマップでアメリカ本土を確認すると分かるのですが、本土の西半分は砂漠や荒野、山脈など人の住めない地域がほとんどで、反対に東半分は緑が多く人の住みやすい地域が広がっています。


本土の西側半分に注目すると、カリフォルニア周辺や西海岸沿岸部などに多くの人が住んでいますが、中央の内陸部は緑色がほとんど。


Googleマップで見てみると、人口の少ないネバダ州やユタ州周辺は砂漠や荒涼地帯が多くを占めているのがわかります。また、西側半分には厳しい自然地帯に加えて、人が住むことが許可されていない国立公園が多く存在するため、極端に人口が少ないとのこと。


本土の東半分は人口が確認されている白色で埋め尽くされています。下記の地図の右上のメイン州に当たる場所は人口がゼロの地域が多め。


人口が特に密集していると思われる、ニューヨークやフィラデルフィア、ワシントンD.C.が集まる東海岸はこんな感じです。



アメリカとカナダの国境付近に連なる五大湖にクローズアップしてみると……


一番西側にあるスペリオル湖周辺にこそ人口ゼロの地域が多いものの、五大湖周辺には人が集まっていると言えそうです。


アメリカ最北端にあるアラスカ州には、想像通りとなんというか、その厳しい寒さに耐えながら住んでいる人はあまり多くいません。アラスカ州の人口密度はアメリカ全州の中でも最小であるとのこと。


ミッドウェー環礁を除いた、8つの島と100以上の小島からなるハワイ諸島はアメリカのハワイ州に属しています。日本でも人気の高い旅行先の1つ。


画像右下のハワイ島には、マウナ・ロアやキラウエアといった活火山があり、人口ゼロの区がかなり多めですが、その他の島々は、人口ゼロとそうでない区が半々くらいです。


地図の作成者は、さまざまなデータを統計ではなく色や形で分け、分かりやすい地図を作成しているので、日本の統計を反映した地図も作成して欲しいものです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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