無料で図書館の蔵書検索・予約&返却期限の前日に通知してくれるアプリ「図書館日和」
by QQ Li
書籍検索や図書館の蔵書検索・予約ができるだけではなく、読みたい本をリスト化したり、借りた本を管理して返却期限の前日に通知してくれたり、図書館に返した本を簡単操作で読んだものリストに入れたりできるアプリが「図書館日和」です。どんな使い勝手になっているのか、実際に使って確かめてみました。
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 図書館日和
https://itunes.apple.com/jp/app/tu-shu-guan-ri-he/id402215845
まずはアプリをインストール。
アプリを起動します。
ホーム画面はシンプルなインターフェース。「キーワードで検索」をタップして、さっそく蔵書を検索してみます。
検索欄に「GIGAZINE」と入力して検索してみると……
「GIGAZINE 未来への暴言」という検索結果が現れたのでタップ。
タイトル・著者・説明・出版情報・価格・ISBNが記載されています。なお、タイトルや著者名をクリックするとWikipediaに飛ぶので、さらに詳しい情報を得ることも可能です。
「さっそく図書館で貸出状況を見てみよう」と思ったら、書籍情報の一番下に「図書館が指定されていません」の文字。
ということでホーム画面に戻り、画面右下の「図書館」ボタンから図書館を登録していきます。
図書館は「都道府県から」と「現在地から」探せるようになっているので、都道府県から探していきます。
地方を選択。
都道府県も選択。
区や市町村を選んでいきます。
するとずらっと図書館リストが現れるので、「武蔵野市立武蔵野プレイス」をタップ。
住所や電話番号など詳細が表示されました。画面右上の「+」をタップ。
任意でメモをとることもできますが、特に何もなければ画面右上の「完了」を押して図書館登録を完了させます。
なお、施設一覧の中には大学の図書館や図書室もありました。
「農林水産省図書館」など、ちょっとディープな図書館もあります。
ということで再び蔵書検索。1度検索したワードは履歴として記録されます。
詳細を表示。
さきほど「図書館が指定されていません」とあった場所には登録した図書館の貸出状況が表示されていました。
実際に各図書館のウェブサイトに飛んで書籍の予約を行うことも可能です。
また「バーコードを読み取り」機能もアリ。タップして……
バーコードにカメラをかざすと情報が読み取られ、本の詳細が表示されるので、図書館に行ったものの貸し出し中で本棚に表紙だけが残っている……という時は、さっと読み取って、他の図書館で借りられることができないか調べることが可能。
さらに、「人気の本」「新刊」「ジャンル別」という3つの方法で本を探すこともできます。
「人気の本」の画面はこんな感じ。画像がないものもちょこちょこありました。
各書籍の詳細ページ右上にある「+」マークをタップします。
すると、「ステータス」「予約日」「受取日」「受取図書館」「返却期限」「返却期限通知」「延長有無」「読了日/返却日」「レート」「タグ」という項目が現れました。
例えば、ステータスからは「読みたい」「予約した」「借りた」「読んだ」という本を借りている状況を登録可能。
受取図書館を登録図書館から選択して……
返却前日や数日前の指定時間に通知を送るよう設定。
本を借りている状況を忘れないようにいちいちメモしたり、うっかり返却期間を過ぎてしまった、という事態を回避したりできるというわけです。
また、以下は「新刊」に絞って本を検索。
「ジャンル別」には「和書」「雑誌」「洋書」の項目が並んでいます。
「洋書」を選択すると、以下のように洋書の中でもさらにジャンル分け。
「Fiction&Literature」を見てみると、さらにジャンルが細分化されていました。
これが最終的にたどり着いた「Fiction」の本の人気リスト。
さらに、「ツイートされた本」という検索方法もあります。「『図書館日和』はTwitterアカウントへのアクセスを求めています」と言われるので「OK」をタップ。
図書館日和を使ってツイートされた本が表示されました。
読みたい本をいろいろ登録していると、画面下の「読みたいリスト」に「2」というマークが。
タップして中を見てみると、「読みたい」「予約した」「借りた」「読んだ」「すべて」というステータスごとに本が仕分けられていました。読みたいリストの上に出ていた「2」という数字はこのうちの「借りた」ステータス、つまり、「現在借りている最中の本がありますよ」という印。
アプリアイコンにも「2」という表示が出ているので、借りている本があることを忘れずに済みます。
「借りた」のステータスをすべて「読んだ」に変更すると……
アイコンの数字も消えました。
また、リストに載っている本のISBNをすべてコピーすることも可能なので、実際に図書館に行った時、ウェブサイトなどで検索して本が図書館のどこにあるかを調べるのも簡単。
アプリの設定画面はこんな感じ。さきほどの「借りた本のバッジ表示」も不要ならオフにすることが可能で、その他、本を「借りた」のステータスに変更すると自動的に受取日や返却期限が設定される「日付の自動入力」や「返却期限通知の自動入力」なども機能を切り替えられます。
また、読みたいリストはDropboxに送ったり、メールで送信したりすることが可能。
送信すると以下のように、Zipファイルが送られてきました。
かなり細かい設定まででき、読みたいものリストに始まり蔵書検索や借りた本の管理まで、図書館ユーザーの一連の行動をまるっと包括したアプリとなっているので、図書館で本をよく借りる人であればかなり便利なはず。メモ機能も備わっているので、感想をメモしたり、さらに表紙画像や自分で撮影した画像付きでサクッとツイート&メールすることもできるので、本の情報を共有して広めたい人にもオススメです。
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