肉なしでマクドナルドのハンバーガーを作ったらこうなった、という「Spicy Double Decker Veg」レビュー

宗教上の理由から牛を食べることがタブーとなっているインドでは、マクドナルドにおいて牛肉を使った「ハンバーガー」は販売されておらず「チキンマハラジャバーガー」が人気商品となっています。しかし、2006年に発表された調査によると、インドでは人口の31%が肉を食べないベジタリアンのため、マクドナルドにはチキンマハラジャバーガーだけではなく一切肉を使っていないメニューも販売されていました。
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http://www.mcdonaldsindia.net/mcspicy-festival.aspx
ということで、ニューデリーのコンノートプレイスにあるマクドナルドに到着。

店内の様子は日本のマクドナルドとほぼ同じです。

インドのマクドナルドのメニューを見てみると、商品の右上に緑と赤の日本国旗っぽいマークがついていることが分かります。

これは肉を使っていないベジタリアンメニューと肉を使っているメニューを見分けるためのもので、緑がベジタリアンフード、赤がノンベジフードを表す印。インドにはベジタリアンが多いため、レストランや食料品店ではこのマークをよく目にします。

今回注文したのは「McSpicy Festival」というシリーズのうち緑色のマークがついている「Spicy Double Decker Veg」

これがSpicy Double Decker Veg。一見普通のハンバーガーです。

厚さはこのくらい。バンズに挟まれているのはチキンクリスプやチキンフィレオっぽく見えます。

1枚目のバンズの下には丸い形のパティとスライスオニオン、ソースの姿。ソースはクリーミータンドリーソースとチポトレという香辛料のソースの2種類が使ってあるとのこと。

2枚目のバンズの下には四角い形のフライ、その下にレタスが敷いてありました。

ということで早速試食します。

ガブっと一口。かなり分厚いハンバーガーなのでちょっと食べにくいです。

上段に挟まれているのはもちろんチキンなどではなく、「マサラグリルベジ」というハンバーガーで使われているのと同じ肉なしのパティ。食べてみると、マッシュしたジャガイモや野菜に香辛料を混ぜ込んだような味で、かなりスパイシー。

下段に挟んであったのはスターバックスのフードメニューにも使われていたパニールというチーズのフライ。ちょっと水分が少なくて固めのモツァレラチーズのような食感というか、はんぺんっぽいというか、水分のなくなった焼き豆腐っぽい食感で、柔らかいチーズとサクサクの衣がマッチ。

……が、難点は、なぜかソースがパティの上ではなく下に敷いてあるので、パンがぐずぐずになって非常に食べづらいということ。

もちろん目で見て分かるのですが、ポテトの入れ物にも「肉が使われていない」ということを示すベジタリアンマークが入っていました。

「肉なしでハンバーガーを作って果たしておいしいのだろうか?」と思っていたのですが、全体的に香辛料がしっかり使ってあるのとフライにしてあるのとで、肉なしとは思えないほどの食べ応えと満足感。ただしジャンク感は健在なので、肉が使われていないといってもヘルシーフードとは言いがたい商品でした。

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