マクドナルドがフライドポテトを作る収穫・加工・調理の3つのプロセスを公開したムービー

マクドナルドのハンバーガーのレシピは一般に公開されたことがあり、ビッグマックの作り方を解説したムービーなどもあるのですが、今度は「マクドナルドのフライドポテトは本当にジャガイモから作られているの？」、「加工する時にはカットとは別に整形を行っているの？」、「なんであんに塩をたくさん使っているの？」というマクドナルドのフライドポテトに関する質問を実際の収穫・加工・調理というプロセスを見ながら解説したムービーがYouTubeに公開されています。

How McDonald's Canada Makes their World Famous Fries - YouTube

フライドポテトの舞台裏をリポートしてくれるのはマクドナルド・カナダのマネージャーSCOTT GIBSONさん。

マクドナルドのフライドポテトは定番にして人気メニューのため、どうやって作っているのか気になっている人も多いはず。

ということで、カスタマーからの質問を受けつつ進めていきます。

まず初めの質問は「ポテトはどこから来てるの？『そのフライドポテトは本物のジャガイモじゃないんだよ』って言われたのですが」というもの。

タイミングのいいことに、ちょうど収穫の時期なので、実際にジャガイモ農家であるANGELO LEVESQUEさんに収穫の様子を説明してもらいましょう。

機械は合計3台。そのうち2台は同じものを使っています。

ジャガイモの収穫は、2台の機械のすぐ後ろにある機械で行います。

前から見るとこんな感じ。

土の中からジャガイモを掘り起こします。

土を払い、雑草や石の中から選別したジャガイモを……

機械の横にあるトラックの荷台へと積んでいきます。

ゴロゴロゴロゴロ

ジャガイモを積んだトラックはそのまま荷さばき場へと運ばれます。

トラックからコンベアーへと移されるジャガイモ。

コンベアーの中にジャガイモと一緒に混じっている石などは人の手によって除かれます。

そして再びトラックの荷台に積まれ工場へと運ばれる、というわけ。

ということで、これが「ポテトはどこからやって来ているのか？」という質問の答えです。

場所を移動して今度はジャガイモの加工工場に。

次の質問は……

「ジャガイモはカットされ、加工され、その後に整形されているの？」というもの。

マクドナルドのフライドポテトは一度も整形というプロセスを踏んでいません。今回は加工のプロセスをプロダクション・マネージャーのMARIO DUPUISさんに教えてもらいつつ舞台裏を見ていきます。

マクドナルドのフライドポテトの加工は非常にシンプルです。

運ばれてきたジャガイモは工場のラインに乗せられ……

水で洗われ……

皮むきシステムの中へと放り込まれます。

そしてツルンと皮が剥けると……

カッティングシステムの中を通されます。

網の目状になった刃を通り抜けると……

この通り、見覚えのある形状のポテトができ上がります。

どんどんライン上を流されていき……

水気をしっかり切ることによってお店で45～60秒揚げるだけでフライドポテトが完成するようになります。

ポテトを凍らせ……

袋詰めに。

箱に入れられて……

マクドナルドの店舗へと輸送されます。

加工の終わったジャガイモは最後に店舗でフライされますが、ここでも質問が。

まず一つは「マクドナルドはフライにどんな油を使っているの？」というものですが……

答えは「100％植物油を使用している」とのこと。

続いての質問は「フライドポテトにはどうしてあんなにたくさんの塩がかかっているの？」

「非常にいい質問です」ということで、塩が多いと感じるか少ないと感じるかはその人の感覚によって異なるため、実際にどのくらいの量の塩が使われているのかを示してみることに。

SCOTTさんが手に持っているのは店舗で使われている塩をふるための道具。

バスケットの中でひっくり返すと一定量の塩が出てきます。

これがフライドポテト1バスケットにつき使用する塩の量。

塩をバスケットからコップに移し……

さらにコップからスプーンに移し替えます。

ちょうどスプーン一杯分の塩になりました。

これはミディアムサイズのポテト4つ分に相当する量です。

「これが答えになればいいのですが」ということでフライドポテトの舞台裏はここで終了。マクドナルドはこの他にも家庭でもできるビッグマックの作り方を解説していたり、パテがどこから来ているのかや商品写真の撮影手順などをムービーで公開しており、その際に使われる質問を現在も受け付けています。