メモ

iPhoneのUIデザイナーがAppleを今年中に退社、原因はジョニー・アイブとの衝突か?


Appleの主要製品の1つiPhoneのUIをデザインし、2012年まで同社のソフトウェアデザインの統括責任者、それ以降はヒューマンインターフェイスデザインの統括責任者を務めていたグレッグ・クリスティー氏が今年いっぱいでAppleを退社することを同社のスポークスマンが明らかにしました。クリスティー氏がAppleを離れることになった主な原因は「デザイン統括責任者のジョニー・アイブ氏ともめていたことにある」と、9to5Macが報じています。

Apple confirms departure of prominent designer Greg Christie | Tech blog
http://blogs.ft.com/tech-blog/2014/04/apple-confirms-departure-of-prominent-designer-greg-christie/?Authorised=false

Jony Ive shakes up Apple’s software design group, iPhone interface creator Greg Christie departing | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2014/04/09/jony-ive-shakes-up-apples-software-design-group-iphone-interface-creator-greg-christie-departing/

信頼のおける情報筋から9to5Macが入手した情報によると、事のいきさつは2012年にソフトウェアデザインの全指揮権がグレッグ氏からアイブ氏に移ったことにさかのぼります。ソフトウェアデザインを任されたアイブ氏は、グレッグ氏率いるヒューマンインターフェイスデザインチームにiOS 7のUIデザインの全やり直しを命じました。

By Marco Paköeningrat

デザインの見直しを命じられたグレッグ氏は、UIデザインの方向性についてアイブ氏と衝突。2人は全く違うデザインアイデアを持っており、それ以来2人の仲は険悪になったそうです。9to5Macは、この衝突が原因でグレッグ氏はAppleから身を引くことを決意、さらには、現在アイブ氏の下で働くグレッグ氏の元部下たちも、グレッグ氏と共にAppleを辞める可能性があるとのこと。

グレッグ氏はヒューマンインターフェイスだけではなくApp Storeのソフトウェアクリエイターも兼任。もし、グレッグ氏が元部下を連れて退職することになれば、Appleのデザインチームには大きな衝撃がもたらされます。

グレッグ氏はiPhoneのUIをデザインし、18年に渡ってAppleに貢献してきた人物。グレッグ氏が考案した中でも有名なものの1つが、iPhoneのスライド式のアンロック画面です。アンロック画面を含む多くのUIデザインの著作権はグレッグ氏に属しており、今後グレッグ氏が別の会社に入るのか、それとも、デザイン業から完全に引退するのか、注目が集まります。

By Travis Isaacs

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
AppleがiOS 7向けアプリのUIデザインで「すべきこと」や「してはいけないこと」などをまとめたサイトをオープン - GIGAZINE

Apple.comのデザインの変遷を15年分140枚の画像を使ってまとめたスライド「15 Years of Apple’s Homepage」 - GIGAZINE

Appleのデザインの秘密と根本原理が豊富な写真やデータではっきりわかる「Apple Design 1997-2011 日本語版」 - GIGAZINE

ジョブズ亡き後のAppleを担うデザイン統括責任者ジョニー・アイブの考え方 - GIGAZINE

Appleが開発中の「カーナビiOS」最新画面デザイン、公式マップアプリ騒動のリベンジなるか? - GIGAZINE

Appleとアイコンの未来を切り開いたグラフィックデザイナーとは? - GIGAZINE

これが「iPad 2」のパッケージングデザインの秘密、徹底的な合理化とシンプルさを解説&フォトレビュー - GIGAZINE

in メモ,   ソフトウェア,   デザイン, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.