ものすごく透明で溶けにくい球状の氷を作ることができる「Ice Baller」

普通の氷よりも溶けにくく、中に気泡や不純物が入っていないため、長い間冷たさを保てるだけではなく、見た目も美しい氷を作ることができるのがWintersmithsの「Ice Baller」です。クラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで1700万円以上の出資を集めて商品化したIce Ballerは一体どんな商品なのか、実際に使って確かめてみました。

Wintersmiths - Makers of the Ice Baller for Crystal Clear Ice Spheres
http://www.wintersmiths.com/

Ice Ballerが到着。

箱の中にはIce Baller本体が2つと氷を置くためのIce Baller Holderが2つ入っていました。

さらにIce Baller本体の箱を開けてみると、中にはIce Ballerと説明書。

Ice Ballerは以下のように複数のパーツから構成されています。

氷の型は半分がプラスチック、半分がシリコンでできていました。

ということで、さっそく氷を作成。まずはシリコン型とプラスチック型を組み合わせて、1つにしていきます。

組み合わせるとこんな感じ。

さらにそれをコップ状の外型に入れ……

ステンレスのカップにイン。

見た目はタンブラーのようです。

型の上部には穴が開いているので、上から水を注いでいきます。型の下部にも穴が開いているので、ステンレスのカップから型の中へと徐々に水が流れ込んでいき、上の穴から空気が押し出される、という構造です。

余分な空気を抜くため、円を描くように軽くカップを振ります。

最後に穴の上4分の1インチ(6.35mm)程度まで水を注げばOK。

今回はIce Ballerを2つゲットしたので、もう2つ目のIce Ballerには花を入れてみます。

こちらも1つ目と同様に水を注ぎ……

2つのカップを冷凍庫に入れます。なお、氷はマイナス17.7度で約24時間放置することでキレイに完成するとのこと。

ということで、24時間後のIce Ballerはこれ。

キャップがカップから飛び出して、少し隙間ができている状態が完成している印です。

まずはカップから型を取り出します。

カップの中は半分が氷、半分が水の状態になっていました。

取り出した型にぬるま湯をかけて……

タオルで回りについた水を拭き取り、型をねじって分解していきます。

取り出した内側の型に、もう一度お湯をかけて……

シリコンの型をゆっくりと外します。

不純物の入っていない、透明でまん丸の氷が現れました。

型と型の間に少しラインが入っていますが、氷の中にほとんど空気は入っておらず、白く濁っていません。

手に持ってみるとこんな感じ。

コップに入れてみます。

実際に飲み物を入れてみると、ゆっくりと飲んでも飲み終わった時に氷が溶けてなくなっている、ということはありませんでした。Wintersmithsの実験によると、通常の氷が1時間12分程度で溶けきってしまうところ、Ice Ballerで作った氷は1時間54分も形を保つことができたとのこと。

今度は、もう1つの花入り氷を出していきます。

先ほどと同様にぬるま湯を回しかけて……

型を分解していくわけですが、なぜか今回はものすごく硬く、なかなか分解できませんでした。何度もお湯をかけたり、編集部員の何人かに試してもらったり、共同作業してみたりして……

ようやく分解。

シリコン型をはずしてみると、花が氷の中に見事に閉じ込められていました。

手に持ってみるとこんな感じ。

飲み物の中に入れると、かなり幻想的。

グラスを横から見た様子。

こちらは時間がたつと、閉じ込められていた花が外に出てきました。

Ice Baller Holderを使えばこんな感じで完成した氷をストックしておくことも可能です。

なお、Ice Ballerは85ドル(約8700円)、Ice Baller Holderは20ドル(約2000円)となっています。

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