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「iOS 8」のマップは公共交通機関の乗換案内機能が実装される見込み

By R Sameer

Appleは新しい機能が追加された「iOS 7.1」を2014年3月11日にリリースした一方、「iOS 8」の発表に向けて準備を整えています。そのiOS 8に搭載されるAppleのアプリの1つ「マップ」はデータが強化されているほか、鉄道・地下鉄・バスなどを含んだ乗換案内機能が追加される予定であることが、9to5Macによって明らかにされています。

iOS 8: Apple polishes Maps data, adds public transit directions service | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2014/03/11/ios-8-apple-polishes-maps-data-adds-public-transit-directions-service/

AppleはGoogleマップではなく自家製の地図アプリ「マップ」を搭載したiOS 6を2012年に発表しましたが、iOS 6のマップが全く使い物にならなかったため、最終的にはAppleのティム・クックCEOがユーザーに向けて謝罪を表明する事態にまで発展。その後、iOS用「Googleマップ」が復活し、Appleのマップも何とか使用できるレベルにまで改善されました。

2013年にiOS 7がリリースされた時にはフラットデザインの採用に伴い、マップのユーザーインターフェイスが変更されましたが、iOS 8に搭載されるマップは大きな変化がもたらされるようです。

9to5Macによると、BroadMap・Embark・HopStopといった地図専門企業を買収したことでAppleのデータベースは強化され、現在のバージョンよりも正確性が大きく向上し、空港・公園・鉄道やバスの駅・高速道路といった公共交通機関の情報がより詳細になっているとのこと。また、地図の表示デザインも向上する予定です。

By Mike Lau

大きな変更点の1つが、iOS 7には非搭載であった公共交通機関の乗換案内機能です。乗換案内が追加されることで、ユーザーは鉄道・地下鉄・バスなどを含めた経路検索が可能。乗換案内はサンフランシスコやロサンゼルス、ニューヨークといったアメリカ国内の主要都市から徐々に対応していき、iOS 8がリリースされる時にはアメリカ以外の国にも対応することになる、と9to5Macは報じています。

以下の画像は9to5Macが乗換案内の実装されたマップのユーザーインターフェイスを予想したもので、乗換情報は画面の下部に表示されています。また、ユーザーは乗換案内情報をSNSで共有したり、そのままメールで転送することも可能になるそうです。


iOS 8に搭載されるマップは地図サービスの頂点に君臨するGoogleマップに取って代わるものに仕上がるのかどうか、iOS 8の発表に注目です。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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