リアリティにこだわりぬいた中世ヨーロッパが舞台のオープンワールドRPG「Kingdom Come: Deliverance」

巨大なドラゴンやモンスターが登場し、魔法を使って敵を攻撃できるなど、非現実的な世界を冒険するという設定はRPGの魅力の1つでもあります。しかしながら、そんなファンタジーの世界観を排除し、できる限り現実に沿って開発されたオープンワールドRPGが「Kingdom Come: Deliverance」です。Kingdom Come: Deliveranceは、「Arma」シリーズや「Mafia: The City of Lost Heaven」の開発者が集まったWarhorse Studiosによって開発されており、ゲーム性だけではなく戦闘や映像など細部に至るまで洗練された内容になっています。

Kingdom Come: Deliverance by Warhorse Studios — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1294225970/kingdom-come-deliverance

Kingdom Come: Deliveranceがどんなゲームなのかは下記のムービーから確認可能です。


Kingdom Come: Deliveranceは15世紀の中世ヨーロッパを舞台に描かれるオープンワールド型のシングルプレイ専用RPG。

約9平方キロメートルもあるというマップには古城や森など、探検できそうな場所が山ほど隠されており、プレイヤーは核となるメインストーリーを進めるのもよし、広大なマップをサイドクエストをしながら探検するといったプレイスタイルにも対応。

メインクエストは3章で構成されており、1章に約30時間かかるとのこと。サイドクエストも一般的なRPGとは一線を画していて「A地点からB地点までものを届ける」「地下水路のネズミを退治する」といった、よくあるお使い的なものではないそうです。

また、オープンワールドRPG特有の自由度はかなり高く、大盗賊を目指したり、軍隊の将軍になったり、交易を行いながら資産を運用する、といった遊び方もできるとのこと。

Kingdom Come: Deliveranceのグラフィックスは、美しい田園風景から壮大な戦争まで中世ヨーロッパの魅力を最大限に引き出すためにCryENGINE 3.0を使用して作成されています。

リアリティにこだわりぬいているため、ドラゴンやモンスターなどは登場しませんが、山に生息している動物を狩ったり……

薬を調合することができます。また、時間が経過すると空腹になるシステムを導入しているので、食糧を調達して料理するといったことも可能。

薬の調合や料理は本作のミニゲームに当たり、その他にも武器や防具を鍛える・カギがかけられた扉を解錠するという要素もあります。

戦闘は1人称視点によるメレーアクションで、開発者によると「以前のゲーム機では再現できなかったこと」が取り入れられているとのこと。

ゲーム内で不法行為を犯すと評判が下がり、反対に人助けをすると評判が上がるシステムを採用。キャラクターにはStrength・Speed・Agility・Vitality・Speechという5種類のパラメータがあり、戦士・盗賊・吟遊詩人などのスタイルに分類されたスキルを習得しながら成長していきます。

リリース予定のプラットフォームはPC・Mac・Linux・PS4・Xbox One・PlayStation 4で、発売予定日は2015年第4四半期を目指しています。

Kingdom Come: DeliveranceはKickstarterで出資を募っている最中ですが、目標である30万ポンド(約5100万円)を大きく突破し、記事執筆現在100万ポンド(約1億7000万円)の出資金を集めており製品化はほぼ確実。出資にはさまざまな種類があり、20ポンド(約3400円)のKnightと呼ばれるものはベータ版のKingdom Come: Deliverance第1章およびゲームマニュアルのデジタルコピー・MP3形式のサウンドトラック・メイキングムービー・フォーラムへのアクセス権・特製のバッジをゲット可能です。なお、出資締切は2月21日(金)午前6時となっています。