iPadを取り付けられてすべての赤ちゃんがおまる好きになりそうな「iPotty」

赤ちゃんや小さな子どもは親の手を焼かせるもので、おまるを使わせるのも一苦労です。そんなおまるトレーニングがうまくいきそうなアイテムが、ハンドル部分にiPadを取り付けることができるおまる「iPotty」です。

iPotty Wins Dreaded TOADY Award for Worst Toy of the Year | Campaign for a Commercial Free Childhood
http://www.commercialfreechildhood.org/ipotty-wins-dreaded-toady-award-worst-toy-year

iPottyがどのような商品かがわかるムービーは以下から確認できます。

2-In-1 iPotty with Activity Seat for iPad - YouTube


「トイレの時間よ！」と呼びかけるママ。

すると赤ちゃんの泣き声とともに、オモチャを投げられてしまいます。

オモチャを投げた張本人は知らぬ顔。

「いい子にしてたら、後でおやつを食べられるのよ！」と、めげずに呼びかけるママ。

すると、やはり泣き声とともにボールが投げつけられました。

「ハニー、お願いだからママのためにトイレしましょう」と呼びかけます。おまるに座らせるだけでかなり苦労しています。

しかし、そんな気も知らない子どもは、ママにスナックのようなものを投げつけてしまいます。

そこで、「おまるに乗ったら、iPadで遊べるのよ」と、ママが優しく話しかけると……

子どもはすぐにおまるに乗ってiPadで遊び始めました。

「私たちは、子どものおまるトレーニングの大変さを知っています」と、話す先ほどのママ。そんな時、iPottyを使えば安全かつ、効果的に子どもをおまるへ向かわせることができるのとのこと。

おまるに座りながら、iPadアプリで本を読んだり、ビデオを見ることができます。

また、おまるトレーニング用のアプリもたくさんリリースされています。

向きは縦・横どちらでも使用可能。

また、iPadは透明のタッチスクリーンカバーのケースに収納するため……

水分でiPadが壊れたり、おまるトレーニング中に汚してしまうこともなくクリーン。

角度は3段階まで調節できます。

そして、このようにプラスチックのネジを外すと……

バラバラにできるのでコンパクトに収納可能。

組み立て方も簡単で、本体におまるボールを取り付けます。

次に座る部分をセット。

スプラッシュガード(飛散防止パーツ)を装着。

このようにフタをつけておけば、目を離したすきの赤ちゃんの事故を防ぐことができるほか……

トイレの時でなくても、このように安全に座ることができるので、自らおまるに座りたくなるという仕組み。

iPadを装着できるおまる「iPotty」は、現在、アメリカのAmazonで31ドル99セント(約3200円)で販売中です。

Amazon.com: CTA Digital 2-in-1 iPotty with Activity Seat for iPad: Baby

なお、レビュー欄を見てみると、「こんな素晴らしい発明は初めてだ！」と星5つで絶賛する人と、「素晴らしいアイデアだと思った。しかし息子は、自分でYouTubeの『おまるで用を足す方法』を見ているため、私と話すのも忙しくなり、コミュニケーションをとれなくなってしまった。先ほどようやくSkypeで息子と話をすることができたくらいだ。私は間違っていた」と星1つでレビューする人もおり、賛否両論に分かれているようです。

ちなみに、iPottyは、12月9日にアメリカ・ボストンで行われたオモチャコンテスト「2013 TOADY Awards」の「Worst Toy of the Year(今年最悪のオモチャ)」部門で、最終候補の5作品の中に残り、さらにその中でも45％と過半数に迫る勢いの票を得て優勝しています。

iPottyは販売からすでに1年以上経過しており、売れ行きも好調とのことですが、コンテストを行ったThe Campaign for a Commercial-Free Childhoodは、この商品を販売するCTA Digitalに対して、「幼い子どもに圧制的な悪影響を及ぼす商品である」と記された抗議の手紙を書くキャンペーンを始めているとのことです。