上野の森美術館にやってきた「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」では初公開アイテムも展示されていました
2012年に岡山県の「備前長船刀剣博物館」を皮切りにスタートして全国各地のみならずフランスとスペインでも開催されることが決定している「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」が、11月23日(土)から12月23日(月)まで東京・上野の森美術館にて開催されるということなので、同時開催される「海洋堂 エヴァンゲリオン フィギュアワールド」とあわせて一足先にその様子を見てきました。
ヱヴァンゲリヲンと日本刀展 公式ホームページ | 上野の森美術館
http://www.eva-and-swords.com/
上野の森美術館に到着しました
壁面には展示会のポスター
会期中は海洋堂が作成したフィギュアによるジオラマ展「海洋堂 エヴァンゲリオン フィギュアワールド」が同時開催されています。
会場前では式波・アスカ・ラングレー、綾波レイ、真希波・マリ・イラストリアスがお出迎えしてくれています。
取材当日は、それぞれキャラクターのコスチュームをまとったレースクイーンたちもお出迎えでした。
会場でひときわ目を引くのが、長さ3メートルを超える「ロンギヌスの槍」です。材料となる複数の金属を層状に重ねる技法で作られた「ダマスカス鋼」という特殊な素材を使って作製されています。
ダマスカス鋼が生みだす「綾杉肌」と呼ばれる地肌模様。ニッケルやコバルトなどのレアメタルがふんだんに使用されているそうです。
ロンギヌスの槍と一緒にポージング
会場通路では初号機がお出迎えです
「エヴァンゲリオン ANIMA」に登場するマゴロク・エクスターミネート・ソードを再現したものがこちら。
刀を握る「柄(つか)」の部分にはNERVのマークが入っています。
こちらも「エヴァンゲリオン ANIMA」に登場するカウンターソードを再現したもの
日本刀とエヴァンゲリオンの世界観が融合しています。
弐号機II式のために開発されたビゼンオサフネを再現したものがこちら。実は法律の関係で制作にも制約がある中、刀匠による懸命の取り組みにより再現されています。
弐号機F型装備向けに開発されたナタのような曲刀から発想を得た作品「ATF曲刀」
こちらは初号機が覚醒した時のイメージで作り上げた「覚醒烈勢面」。なんと、ほぼすべて部位を1枚の鉄板からたたき出して作っているそうです。
セカンドインパクトをイメージに作られた短刀
表面に現れる微細な文様により、セカンドインパクトが与えた混乱の様子を再現しています。
渚カヲルをイメージして作り上げられた作品
普通の刀では見られない仕上げでカヲルのイメージを表現
そしてこちらが初公開となった綾波レイ仕様の刀
初号機イメージの短刀や……
2号機イメージのこちらも短刀
鞘(さや)にはNERVのマークが入っています。とても小さなマークですが、なんと職人さんが漆をつかって手作業で描いたものだとか。実物を見ると、その細かさに驚きます。
刀身にはアスカが浮き彫りになっています。
零号機仕様の短刀
こちらの刀身には、ロンギヌスの槍に竜が絡みついている浮き彫りが。
マリをイメージした短刀
初号機をイメージした兜(かぶと)
プログレッシブナイフもこんな風に
これらの作品は、全国から16名の刀匠の方たちが本気でエヴァンゲリオンの世界観を再現するために立ち上がったプロジェクトによるものです。それぞれの作品からは、職人が込めたこだわりや思いが伝わってくるようでした。
会場では、職人さんによる彫金の実演も行われており、名前入りのキーホルダーを作ってもらうこともできます。
次に、「海洋堂 エヴァンゲリオン フィギュアワールド」に移動。
キャラクターたちのお出迎え
こちらでは、作品に登場する有名シーンをフィギュアを使ったジオラマで再現したものがたくさん展示されています。
レイを載せて零号機から緊急脱出したエントリープラグも再現
「もういっちょ~!!」
「お先に~」
人間大の初号機フィギュアも展示されています。
ヱヴァンゲリヲンと日本刀展の会場では、日本刀の歴史などをわかりやすく解説したコーナーも設置されています。
また、会場近くにあるL'UENO(ルエノ)内のロッテリアでは、ここでしか買えない限定デザインのタンブラーが販売されています。
好きなドリンクとのセットにして500円で購入することが可能
アスカとレイの2種類のデザインが用意されています。数に限りがあるということなので、気になる人は展示会を訪れた帰りにお店に寄ってみるといいかもしれません。
ヱヴァンゲリヲンと日本刀展は、11月23日(土)から12月23日(月)まで東京・上野の森美術館にて開催されます。
ヱヴァンゲリヲンと日本刀展 公式ホームページ | 上野の森美術館
http://www.eva-and-swords.com/
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