ハードウェア

約3万円でシンプルな操作性の3Dスキャナー「Rubicon 3D scanner」


4万5000円で購入できる3Dプリンタが登場するなど、3Dプリンタの価格は少しずつですが下がってきており、一般の人にも買いやすい値段になってきています。一方、立体物をスキャンしてPCに読み込むためのスキャナーにはなかなか安価なものがありませんでしたが、約3万円という値段で、操作もシンプルで使いやすい3Dスキャナー「Rubicon 3D scanner」が登場しました。

Rubicon 3D scanner by Robert Mikelson and Grant Cox — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/568411200/rubicon-3d-scanner

Rubicon 3D scannerがどのようなものなのかは、以下のムービーから確認できます。




こちらがRubicon 3D scannerの開発者Robert Mikelson氏。Mikelson氏の前のノートPCの隣にあるのがRubicon 3D scannerで、それほど大きなサイズでないことがわかります。


Rubicon 3D scannerは直径160mm・高さ250mmまでの大きさなら何でもスキャン可能。


スキャンするにはオブジェクトを台座の上にセットするだけでOK。


スキャン中は、まず数枚の写真をPCから手動で撮影。次に台座が0.45度ずつ回転しながら800枚の写真を自動で撮影してオブジェクトをスキャンします。


対象物は回転しながらカメラの両サイドから出ている赤いレーザーライトの前を通過。


スキャンした対象物をPCに取り込むとこんな感じです。スキャンしたものはstl・obj・3dsのファイル形式で保存可能。


チップなどかなり小さいサイズのオブジェクトでもスキャンできるとのことです。


Rubicon 3D scannerの値段は199ポンド(約3万2000円)で、1400ドル(約14万円)であるMakerBotのDigitizerと比べると、かなり値段が安価。Digitizerは130万画素のカメラを搭載していますが、Rubicon 3D scannerは1500万画素のカメラを採用。スキャンスピードもDigitizerより約9分早いとのことです。


Rubicon 3D scannerは現在商品化のためにKickstarterで出資を募っている最中ですが、2013年11月20日現在、目標額である5000ポンド(約80万円)を達成しており、製品化はほぼ確実。199ポンド(約3万2000円)以上の出資でRubicon 3D scannerを1台と専用のソフトウェアをゲット可能、日本への郵送にも対応しており、送料は15ポンド(約2400円)となっています。なお、締め切りは日本時間の12月9日午前4時57分です。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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