AppleのApp Storeに開発者の氏名・住所・電話番号を登録する欄が出現、韓国ではユーザー向けに公開される予定
by bfishadow
App Storeでアプリを公開するための必須情報は今のところ「開発者名」ですが、新たに「氏名・住所・メールアドレス・電話番号」の登録欄が作られた事が明らかになりました。欄は選択式で、埋めていなくても問題はありませんが、記載しない場合は韓国のApp Storeでアプリの取り扱いが行われなくなるようです。
Apple now requires developers’ full contact details to be shown in Korean App Store | ReignDesign
http://www.reigndesign.com/blog/apple-now-requires-developers-full-contact-details-to-be-shown-in-korean-app-store/
App Storeにアプリを登録しているMatt Mayerさんは、新しいバージョンのアプリを登録しようとして「Contact Details(連絡先詳細)」という項目が増えている事に気付きました。登録する項目は「氏名・住所・メールアドレス・電話番号」の4つで、Appleの説明によると韓国のApp Storeで開発者名とともに表示するものだとのこと。
アプリを最初に登録した時点で開発者名は入れていますが、ここで必要だとされている「氏名」というのは会社名ではなく、その会社のCEOやアプリの制作担当者など、連絡のつく人間のもの。
以前、App Storeでは電話番号登録が必須だった事がありますが、このときは登録した番号はアップルにのみ伝えられ、サイト上での表示はなかったのですが、今回は「韓国のApp Storeで表示する」ことが明記されているため、Mayerさんはかなりの懸念を抱いています。
これを逆に考えると、韓国のApp Storeで公開する必要のないアプリであれば入力せずともよいとも取れますが、これが「全ての国で必須」ということになると世界中から開発者に向かってクレームが直接殺到する事態になりかねず、そうならないことを願うばかりです。
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