思わず目頭が熱くなるファン自作のタイムマシン「デロリアン」(1985年仕様)

TVドラマ「ナイトライダー」に登場するナイト2000や、超音速攻撃ヘリ「エアーウルフ」、そして映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作に登場するタイムマシン「デロリアン」に胸躍らせた人も少なくないと思います。以前の記事でナイト2000を自作するという人がいましたが、こんどはデロリアンを自作してしまった人がYouTubeで紹介されています。
1981 Delorean - TIME MACHINE - YouTube

このデロリアンを作成したレニー・ホックテイルさん。それまでクルマには興味のなかったレニーさんですが、映画で目にしたデロリアンに一目ぼれしたそうです。

デロリアンといえばコレ、タイムスリップに必要な「1.21ジゴワット」の電力をプルトニウムから作り出す「フラックス・キャパシター(次元転移装置)」も再現。なお、「ジゴ(jigo)」は現在では一般的に使われている「ギガ(giga)」のことで、映画が作られた1980年代にはあまり使われていなかったので、脚本家が発音を元に間違えて書いてしまったものだとか。翻訳時にも「ジゴワット」のまま残されました。

時間旅行先を設定するタイムサーキットもこんな感じでした。

電力を生み出すための「プルトニウム・チェンバー」と、そのメーターもこのとおり。


コクピット周りの配線や…

シート裏の装置類もきちんと再現。2015年にマーティの息子「マーティ・マクフライJr.」がかぶっていた未来感あふれる帽子もさりげなく置かれています。

ショッピングモール「ツイン・パイン・モール」での実験シーンに登場したJVC社製のビデオカメラも当然完備。

当然のように、注目を集めまくるデロリアン。子供たちも大喜びです。

写真ぜめにあっています。



デロリアンがカッコよく見えるアングルのひとつ、リアクオーターからの一枚。ナンバープレートもちゃんと「OUTATIME」を再現しているあたりがニクい。

このムービーを作成したのは、YouTubeチャンネル「the AFICIONAUTO」を立ち上げたクリストファー・ラコウスキーさん。「クルマ愛好家」を意味するチャンネル名のとおり、クルマ好きならではの番組を作っていくそうです。

デロリアンの再現度の高さに「このクルマに座ると、まるで自分がマーティになってテロリストに追いかけられるような気がする」と語るクリスさん。

じつはレニーさん、なんとデロリアンを2台持ちで、かなりのお気に入りぶりです。

このデロリアンの所有者であるレニーさんには息子がおり、なんと映画と同じ1985年生まれだそうです。息子もこの映画のことが好きで「まるで、親子の夢がかなったようなものです」と優しい笑みを浮かべるレニーさん。

日本でもユニバーサル・スタジオ・ジャパンのバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドで本物に近いデロリアンを見ることができますが、こちらは親子の思いがつまったステキなデロリアンですね。

映画の中でマイケル・J・フォックス扮するマーティが訪れた(戻った?)未来というのは、現実世界ではあと1年強でやってくる2015年。映画の中の2015年は、生ゴミから発電を行う家庭用核融合発電装置「Mr.Fusion」や空を飛ぶクルマと空中ハイウェイ、子供が遊ぶスケートボードは宙に浮かぶ「ホバーボード」、そして最新映画として「ジョーズ19」が公開されるという世の中になっていましたが、はたしてそんな日が来ることはあるのでしょうか。
映画公開25周年の2010年には、当時の出演キャストやロバート・ゼメキス監督、主題歌を歌ったヒューイ・ルイスさんたちが再集結してテレビに出演し、当時の様子を振り返っています。
'Back to the Future' cast reunites on TODAY - YouTube

また、作品のファンが作ったwikiを訪れて、ディープな情報に触れるのも楽しいかもしれません。
Futurepedia - The Back to the Future Wiki
http://backtothefuture.wikia.com/wiki/Main_Page

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in 乗り物, 動画, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Unexpectedly overwhelming fan's own time….