Appleの「iPhone 6」用チップ生産でSamsungへの割り当ては少なめに
by Sam Lionheart
iPhoneのプロセッサは、スマートフォン市場でAppleのライバルであるSamsungが大多数を生産しています。しかし、2014年に発売されるとみられている「iPhone 6」に搭載されるプロセッサの生産において、Samsungの生産担当量が減少することが判明しました。
[단독] 삼성, 아이폰6 '두뇌' 만든다…애플, 특허분쟁 '앙금' 에도 30~40% 물량 주문
http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php?aid=2013092986421
韓国経済新聞(The Korea Economic Daily)によると、iPhone 6のアプリケーション・プロセッサ「A8」の生産についてAppleとSamsungが契約を締結、Samsungが全体量の30~40%を生産することになったとのこと。残る60~70%については台湾積体電路製造(TSMC)が生産することになります。
AppleとSamsungといえば、それぞれiPhoneとGalaxyというスマートフォンを代表する機種を持つメーカーで、見た目がそっくりというわけではないものの、スマートフォンやタブレットを巡っては特許戦争を繰り広げた関係。しかし、プロセッサ生産においてはAppleはSamsungに頼る部分があり、たとえば9月下旬に発売されたiPhone 5sに搭載されているA7プロセッサもSamsungが製造しています。
Appleは2014年に「iPhone 6」、ないし「iPhone 6c」と呼ばれる端末をリリースするとみられていて、ここに搭載されるA8についてもSamsungが製造することになるかと思われていましたが、6月にTSMCとチップ生産の契約を締結していました。すでに、新しいiPad miniからはディスプレイ発注をSamsung以外にすることとしており、既定の方針通りに進んでいっているといえます。
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