Intelが独自のスマートフォンUI「Obsidian」を開発、TizenやAndroid上で動作か
スマートフォンのOSとしてはAppleの「iOS」とGoogleの「Android」という2強のほかに、Firefox OSやTizen、Ubuntu Touchなどが出てきていますが、Intelでは独自OSではないものの、AndroidとTizenで動作する独自のユーザーインターフェイス「Obsidian(オブシディアン:黒曜石)」の開発を進めているようです。
Exclusive: an early look at Intel’s own phone UI, “Obsidian” | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2013/06/exclusive-an-early-look-at-intels-own-phone-ui-obsidian/
これはIT系ニュースサイトのArs Technicaがスクープとして伝えたもので、Intelで働いている人からスクリーンショットや映像が送られてきたそうです。記事中にはスマートフォンを一度シャットダウンして再起動するムービーが掲載されています。
ホーム画面、ここから一度終了させて……
再起動。まずはIntelのロゴが登場。
起動中……
Tizenのロゴが表示されて……
ロック画面、画面下部のロックをスライドさせて解除し……
ホーム画面まで戻ってきました。
以下はスクリーンショットの一部。これは連絡先リスト(アドレス帳)。
登録されている名前を選ぶと「電話をかける」「メッセージを送る」「設定」のアイコンが表示されます。
「Test」からの不在着信を示すメッセージ。
ホーム画面のアイコンは角のある四角いものがデフォルトのようで、横4×縦5の20個並べられるようになっているほか、このようにウィジェットを置くこともできます。
Ars Technicaへのタレコミで使われている端末のOSはTizenで、Linux・Samsung・Intelが展開していく予定のもので、日本ではNTTドコモが対応機種をリリースする予定ですが、今のところまだ出荷された端末はありません。スクリーンショットを見たところ、まだまだObsidianの開発は途上にあるようで、特徴的なのはホーム画面下部に通話・メッセージ・人の3つのアイコンが並んでいるところ。
また、Androidだと画面上部にバーで表示される「通知」ですが、このUIではアイコンを45度傾けてその下の端を赤くすることで区別できるようになっています。下のスクリーンショットでいうと「Phone」のアイコンだけ斜めになっているので、何かがあったということがわかります。
連絡先リストを開くと「Test2」「Test contact」から連絡があった、ということがアイコンを見るだけでわかるようになっています。
このObsidian UIはTizen 2.0上で動くことになる、と情報元は言っているとのことですが、IntelがTizenのリリース時期を公式発表していないため、いつになるのかは不明です。
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