デザイン

10~15倍も高速にエアーマットレスや空気枕へ空気を入れることができる「Windcatcher」


既存の空気調節弁の不便な点、例えば息を吹き込むのにかなりの労力が必要で、空気を抜くのにも苦労し、なおかつ不衛生……というような問題点を解決したのが「Windcatcher」です。圧倒的なスピードで空気を入れることが可能となっています。

Windcatcher: Inflates in seconds with NO power or pumping by Ryan Frayne - Kickstarter

Amazing Air Pad Inflates in Seconds w/ NO power or pumping - YouTube


通常のエアーマットを膨らますには、かなりの労力が必要です。


空気を抜くのも面倒。


マットは地面や床に置いて使用するので、息を吹き込む部分は衛生的にもよろしくないです。


開発者のライアン・フレインさんは、既存の空気調節弁の不便な点をWindcatcherで解決しました。


普通の空気枕だと何度も息を吹き込んで……


やっと完成。


次はWindcatcherの付いた空気枕を膨らませてみます。1度息を吹き込めば……


一気に空気でいっぱいになります。


口を閉じればすぐに使用可能。


この画期的な空気調節弁の仕組みは科学的に設計されたもので、空気の2つの特性である速く動いている空気は遅く動いている空気よりも気圧が低くなるという特性と、高い気圧の空気は気圧の低い空気の方へ引き寄せられるという特性を生かしています。

この2つの空気の特性を生かして、Windcatcherに息を吹き込む場合、吹き込んだ息は周りの空気よりも速くて気圧の低い空気となり、周りの気圧の高い空気が吹き込んだ息の流れに引き寄せられるので、それらの空気をまるごとWindcatcherが取り込むことで、肺から出された空気の量の10~15倍の量を取り込むことが可能になるということです。


実際にWindcatcherの付いたエアーマットレス「Air Pad」でどれだけ簡単に膨らますことができるのか見てみましょう。


Air Padに空気を入れます。


ここに向かって息を吹きかけるだけ。


たった5回息を吹きかけるだけで、マットに十分な量の空気が入りました。


口を閉じればすぐに使用可能。口をどこかにくっつけたりする必要はないので自分の口が汚れる心配はありません。


空気を抜く際の収縮性能も非常に優れた物になっています。空気が逆流するのを防ぐためにワンウェイバルブが使用されていますが、このワンウェイバルブ以外の部分に空気を排出する抜け道を設けることで収縮性能にも優れた物に作り上げられているようです。


栓を抜けば……


自然にしぼむので後片付けが楽ちんです。


Air Padはアウトドア時のマットレスや、屋内でのクッション代わりとしても活躍します。膨らませたときのサイズが横幅50.8センチメートル、縦約1.8メートル、厚さ約8.3センチメートル。空気を抜いて畳んだ際には縦約23センチメートル、幅約8.9センチメートル、重さは約680グラムです。


夜通し使用していても、空気の漏れが少ないのもWindcatcherの特長の1つ。


実際にAir Padを膨らませたり畳んだりしているデモムービーは以下から。

Windcatcher Air Pad Demo - Inflation and Deflation from start to finish - YouTube


こちらのムービーではAir BAGの使用例を見ることができます。

The Windcatcher Air BAG - YouTube


Windcatcherの付いた製品には「Air BAG」と「Air Pad」があり、40ドル(約4100円)の出資でAir BAGが1つ、80ドル(約8200円)の出資でAir Padが1つ、99ドル(約1万円)の出資でAir BAGとAir Padが1つずつ手に入ります。


なおこのWindcatcherはKickstarter上で出資を募っており、締め切りは日本時間で6月13日(木)の午後20時32分です。

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in 動画,   デザイン, Posted by logu_ii

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