レビュー

パタパタ時計と電波時計が合体した大人の科学マガジン「パタパタ電波時計」を作ってみました


学研から発売されている大人の科学マガジンに新たに「パタパタ電波時計」が加わりました。昔懐かしいパタパタ時計を自分で作成することができるということなので、実際に作ってみました。

パタパタ電波時計 | 大人の科学マガジン | 大人の科学.net
http://otonanokagaku.net/magazine/vol38/index.html


このキットでどのようなパタパタ電波時計が完成し、どのような動きをするのかかというのは、以下のムービーを見ればわかります。

パタパタ電波時計が完成したので電池を入れてみた - YouTube


この大人の科学マガジンのふろくにパタパタ電波時計がついています。


本とふろくが一緒になっていますというか、ふろくが圧倒的に本体を上回る分厚さ。


箱を外そうと思ったら……


雑誌の方が外れるようです。


箱の中には組み立て前のパタパタ電波時計。


裏面にはパタパタ部分がびっしり入っています。


開封してパーツを並べてみるとこんな感じ。


最初に組み立てるのはこの白い背板パーツとプリント基板。


プリント基板とアンテナは赤いナイロンプチプチにくるまれています。銅のアンテナ線は弱いので、作業中に切ってしまわないように要注意。


基板を背板の差し込み部分に取り付けます。


基板の向きは、赤色のランプが付いている方を外側に向けて、コード類が上にくるように背板にはめ込みます。


次はこの留め具で……


基板と背板を固定します。このとき、わざと青色コードを基板と留め具の間に挟み込むのがポイント。


電池ボックスに電池接点金具を差し込みます。


同じように黒色コードを背板外側、赤色コードを背板内側の電池ボックス端に差し込みます。黒のコードは2本ありますが、コードがねじれていない、短い方のコードを電池ボックスに差します。


次はモーターの取り付け。


モーターに付いているコードの先っぽにはコネクタが付いており、銀色金具が見える方が上です。


プリント基板の左側に赤黒コードのモーター、右側に赤青コードのモーターのコネクタを差します。


このパーツはパタパタ電波時計の側面部分になります。


近くでみると「R」「L」と書いてあり、それぞれ「R」が右側用側板、「L」が左側用側板です。


側板と背板をつなげる「ピン」と「ガイド」があるのでそこにはめ込みます。ちなみにこのときはめ込んでいるのは左側板。


はめ込むとこんな感じに、ガイド部分にピンが入ります。


モータは、コードが基板側を向くようにモーターホルダーに固定。


裏から見るとモーターの歯車部分が側板の歯車とうまくかみ合っています。モーターがうまく入らない場合は側板の歯車を少し回してあげるとはまります。


側板の穴から青色のリーフスイッチコードを外側に出します。


同じ要領で右側板をくみ上げるとこんな感じに。


次は底板とつば付きネジ。


底板の4つのネジ穴に、つば付きネジを完全に止めるのではなく5mmくらい頭が出た状態で止めます。


ネジを外してから……


先ほどまで組み上げていたパーツをモーターの付いている部分から底板に乗せます。するとモーターが底板の突起部分で固定されます。


底板と側板を、先ほどのつば付きネジで止めます。


これは天板部分。


天板中央の穴にアンテナホルダーを入れて……


反時計回りに180度回します。


天板の端には2つ穴があるので、白いスイッチパーツをはめ込みます。


スイッチは裏から見るとこんな感じ。ツメ部分がしっかりとひっかかっていることを確認しましょう。


天板を本体上に乗せます。


スイッチを押すと「カチッ」と音が鳴るか確認して下さい。


スイッチがしっかり鳴ったなら、天板と側板をつば付きネジで固定します。ただし、組み上げた本体の大きく開いている面から見て右手前のネジ穴だけはまだ固定しません。


天板の穴にアンテナを通します。


固定して……


ふたをすればアンテナの配置完了。これでアンテナの銅線を気にしながら作業する必要がなくなります。


今の状態はこんな感じ。側板からリーフスイッチのコードがひょろひょろと出てきている状態です。


次はパタパタ部分の軸になるドラムを組み立てます。


ドラム部分の大きな凹凸のあるギアパーツにも、近くで見ると「R」「L」の表記。


これを組み上げると……


こうなります。ギアパーツのギアが外向きになるようにネジを止めます。


ネジの頭が出てこないようにネジはしっかりと締め、平らな円盤パーツは小さな突起部分が外に出るようにネジ止めしましょう。


本体を左側面が下になるように倒し……


左ドラムをギア部分が下になるように置きます。


右手前のネジは止めていないので、本体の右側面を持ち上げながら、右ドラムのギア部分が上になるようにドラムを設置。


右側面から銀色のシャフトを通します。


シャフトを通したら通した穴にセロテープで栓をして、右手前のネジをしていなかった部分を固定。


リーフスイッチを側面に固定、固定の際は頭の丸い銀色のなべネジを使用します。


これはリーフスイッチの先端部分。先端の金属板が平行になっているか確認し、平行で無い場合は平行になるように指で曲げて直してください。


リーフスイッチの動作確認をします。


ドラムを回した際に金属板部分が接触すればOK。


これで単三電池2本を入れるとドラムが決められた位置まで回転して止まります。実際に回転して止まる際の様子を映したムービーは以下から。

パタパタ電波時計に電池を入れて動作確認 - YouTube


電池を1度入れると、ドラムが回転してドラム端のギア部分に少しくぼみがある箇所が全面中央にきて止まります。へこみ部分はかなり分かりづらいのでペンで印を付けると良いです。


印を付けるとこんな感じ。印を付けたら電池は外します。


最後は本体に外側のフレーム部分を取り付ける作業。


この突起が本体側を向くように外側フレームを取り付けます。


つば付きネジで片側4カ所、両側合わせて8カ所を固定。


最後にウレタンクッションを……


各足部分にぺたり。


これで本体は完成です。


次はこのフリップを取り付ける作業。


「Minutes」の「A」と書かれたシートを、「Minutes」と「A」が書かれている面を上にして置きます。


シートの1番左上にある「00」のフリップをシートからはがし、右ドラムの印を付けた場所のすぐ上の穴にはめます。


はめるとこんな感じ。


ドラムを少しだけ回して……


「00」のフリップの下にある「01」のフリップをはがして、「00」を取り付けた部分の1つ上の穴にはめます。


近くで見るとこんな感じ。


同じ要領で「02」「03」「04」「05」……とフリップを取り付けていきます。


シート1枚目が終了。細かい作業なので意外と疲れます。


「Minutes」シートは「A」「B」「C」の順番に、フリップは「Minutes」とアルファベットが書かれている面を上にして、左上から下に向かって順番にはめこんでいきます。「C」のシート途中から「Hours」のフリップになりますが、「Hours」のフリップは左ドラムの印を付けた箇所すぐ上の穴から同じ手順ではめていきます。


フリップ全てのはめ込み作業終了。初めは「こんな感じでパタパタ部分ができるのか~」という感じですが、フリップは左右のドラム合わせて120枚もあるので途中からは無言の戦いになります。


というわけで、完成したパタパタ電波時計に電池を入れると、最初のムービーのようになるわけです。

パタパタ電波時計が完成したので電池を入れてみた - YouTube


電池を入れて約10分すると、パタパタ電波時計が現在時刻を表示してくれます。


電波受信に失敗するとこのLEDライトが5秒間隔で点滅するので、電波の良い場所に時計を置き直してから、電池を外して30秒程度待ち、ボタンを10回以上押してから電池を入れて下さい。


なお、このパタパタ電波時計がつくれる大人の科学マガジンはAmazonだと税込3500円で入手可能です。

Amazon.co.jp: 大人の科学マガジン パタパタ電波時計 (学研ムック 大人の科学マガジンシリーズ): 大人の科学マガジン編集部: 本


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in レビュー,   動画, Posted by logu_ii

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