スタートアップ資金をすべて無くしてしまったらどのような世界が見えるのかという体験談
By Tax Credits
「最悪のウェブサイト5つ」に選ばれてしまったMeez.comは800万分の1にまで資金が縮小してしまい、結果、Meez.comのプログラマーとして働いていたこの人物が自分のスタートアップ起業に使おうと思っていたMeez.comからもらった株はただの紙切れになってしまい、お先真っ暗となっています。
This Is What It Looks Like When You Lose All of Your Startup Money
http://valleywag.gawker.com/this-is-what-it-looks-like-when-you-lose-all-of-your-st-486071125
オンラインゲームコミュニティであるMeez.comは革新的なアイディアがあるだとか、斬新なサービスであったというわけではないようです。マンガ風の3Dアバターを現実のお金を使って購入し、アバターをカスタマイズするコミュニケーションサービスでした。開発者たちには、より良いサービスにするアイディアもあったのですが、利益優先路線であったためそういったアイディアたちはないがしろにされていきます。
By googlisti
Meez.comはSan Francisco ChronicleやForbesから好評価をされたあとに、Timeから「最悪のウェブサイト5つ」に選ばれます。その後は次第に人気が下降していき、銀行口座の中身もそれに伴い減っていきました。
2012年の末にはMeez.comを運営する「donnerwood」は、約束手形を持つ人々から1600万ドル(約15億8000万円)もの負債を抱えていました。donnerwoodはこの負債を返すことができなかったのでパートナー企業と資本提携し、負債を株式に変換して新しく資金調達を行うことになり、株式併合比率が800万:1の比率で行われ、この株式併合により1株62ドル(約6100円)から0.56ドル(約55円)にまで株価が暴落し、情報提供者が気づいたころには何もかも遅すぎたというわけです。
情報提供者は「みなさん失敗したことについてはあまり話したがらないですが、自社製品を最高のものだと思わせるように社員を洗脳することは、結局企業をdonnerwoodのようにまずい状況に追い込みます」と言っています。
By carlosgmt
こうして資産が簡単に紙切れになってしまい、情報提供者の新規事業への準備資金は泡となってしまいました。
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in メモ, Posted by logu_ii
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